
どぅりんりです乁( ˙ω˙ 乁)
今回は、近年では混在している燃料噴射システムのメリットデメリットをご紹介します。
燃料を噴射する方法の主流は大きく分けて二つです。ポート噴射方式と直接噴射方式です。
これには明確なメリットデメリットが存在しており、知らずに乗られてる方も多いのかなぁという印象を持っています。
ポート噴射方式
メリット
・空気とよく混ざりやすい
・燃え残りの混合気が出にくい
・マニホールド〜吸気バルブのカーボンを燃料が洗浄することができるので蓄積量が一定以上増えにくい
・フューエルポンプの構造がシンプルで安価
・フューエルラインの耐久度が極めて高い
・直接噴射よりNOx量が少ない
・故障率が低い
デメリット
・吸気管に燃料が付着するため、滴下した燃料がいつ燃焼されるか吸気温度などに左右されるため予測が難しい
・精密制御が苦手な為、圧縮比が一定以上上げられない
直接噴射方式
メリット
・点火プラグ周辺に高濃度の燃料噴射が可能な為、希薄燃焼が得意
・燃料の気化熱吸収によってシリンダの温度を下げ、酸素充填効率が良くなり、高出力化ができる
・ノッキングが発生しにくい
・パワー、燃費という点でポート噴射より優位
デメリット
・NOxが劇的が増加してしまう
・NOx吸蔵還元型の触媒が必要になりコストが増加する
・希薄制御が多様されるため、着火性が低く、煤がインジェクターを詰まらせやすい
・吸気バルブは空気しか通らない為、オーバーラップによる吹き返しなどでマニホールド~吸気バルブ間に堆積したカーボンを燃料添加剤やハイオクガソリンで
謳われる吸気マニホールド~バルブ間の洗浄作用も、期待する事はできない
・ポート噴射の40倍以上の燃料圧力がフューエルラインにかかっており、フューエルポンプの故障率が高い
といった特徴があります。高性能、高出力は自動車が高価になっていく上での上等文句です。
フューエルポンプのリコールも最近ありましたが、インペラが膨潤するのを早めていたり、要求基準が高いのは高圧化されているからとも言えます。
車種によってはポート噴射仕様と直接噴射仕様があって10馬力〜20馬力違う車も存在するわけですが、その高性能はあなたに必要ですか?
といま一度考えてみても面白いかもしれません。
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車だいすき
Posted at
2023/02/04 13:53:13