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TKG4410のブログ一覧

2023年02月06日 イイね!

日経新聞のモラルを問う

日経新聞のモラルを問う日本時間の6日未明、日経新聞がやらかしました。
この記事です。

日銀次期総裁、雨宮正佳副総裁に打診 政府・与党が最終調整: 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB10CBV0Q3A110C2000000/


次期総裁として有力視されている人物の中で、黒田総裁と共にこの10年間の日銀を支えてきた雨宮氏は、他の候補者と比べてハト派…比較的黒田路線を継承する政策を取るのではと目されています。

世の中が黒田路線からの「正常化」だの「転換」だのと騒いでる最中ですので、雨宮氏が次期総裁となれば円安・株高方向に相場が動くと見込まれていました。

欧米がまだ日曜日・休日で、日本人が就眠中のタイミングでのこのニュースは、話の真偽は別として相場操縦の意図があったのではないかと疑われかねません。

実際にオセアニア市場から始まった週明けのマーケットではそのように動きました。





事前に株やFXでポジションを張っていて、この記事を出してから上手く売り抜けて利益を得ていたとしたら犯罪です。

その後鈴木財務大臣がその報道を否定するコメントを発し、その後は一進一退の値動きになっています。
ドル円、132円付近まで伸び悩み 鈴木財務相は日銀総裁報道「何も聞いていない」|FXニュース - ザイFX!
https://zai.diamond.jp/list/fxnews/detail?id=413323


財務大臣としてはそうコメントするしかありません。

この記事が飛ばし記事だったとして実際にはもっとタカ派の人物が選ばれれば、ここから今度は円高・株安に動きますし、仮に雨宮氏が後継総裁に選ばれたとしても副総裁人事でタカ派の人物が選ばれれば同様です。

本当に「雨宮氏に打診した」ことを知る人物であれば、副総裁人事に関する情報も握っている可能性が高いです。

日経新聞にそのような悪意がなかったとしても、相場操縦ではないかと疑われても仕方のない話になりかねないということがわかっていなかったとしたら、それはそれで「経済新聞」としていかがなものかと思います。

このタイミングでのリーク記事は日経新聞のモラルを疑います。
Posted at 2023/02/06 09:25:04 | コメント(0) | トラックバック(0)
2023年02月01日 イイね!

次期日銀執行部人事を控えて…

次期日銀執行部人事を控えて…黒田日銀総裁の任期切れが間近に迫り次期総裁・副総裁候補の名前が色々と上がってますが、正直首を傾げたくなる名前がズラ〜っと並んでいます。

なお冒頭画像はBloombergのこの記事から拝借してます。

決定迫るポスト黒田人事、日銀出身の雨宮・中曽両氏が引き続き有力 - Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-01-30/RPANLXDWRGG401


関連した記事も含めケチをつけ始めたらきりがないので、このところTwitterで愚痴ってました。

正直よくわからない人物名も上がってますが、ここまで見聞きした総裁・副総裁候補に対する私の暫定的な支持・不支持をここでも晒しておきます。


https://twitter.com/tkg4410/status/1620179171401154562



このところ黒田総裁の10年間の実績をディスるという理解に苦しむ報道が目に付き憤慨してました。何かがおかしいです。

次期日銀総裁・副総裁候補と報じられている人の中には「金融政策正常化」を口にする人物も多数並んでいます。

ここ何回かのこのブログ記事で東洋経済の特集を批判させていただきました。

自分が信頼を寄せるエコノミストの村上尚己氏も私と同意見なのか、東洋経済オンラインにもコラムを寄せているにも関わらずその特集を批判するコラムを現代ビジネスに寄せていました。

マスコミはほとんど報じない…この10年の金融緩和が「失業率」「成長率」を改善してきたという「圧倒的な成果」(村上 尚己) | 現代ビジネス | 講談社
https://gendai.media/articles/-/105209


村上氏のようなプロの目にも、私のようなド素人の目にも、黒田総裁の功績は讃えられるべき実績です。

この10年間の日本の株価の推移を見ただけでも明らかです。



それなのに昨今の「アンチ黒田」の論調は一体何なのか?

田中秀臣氏の見解がZAKZAKに掲載されました。

【ニュース裏表 田中秀臣】「日銀ムラ」が待ち焦がれる総裁人事、独自理論とリーク体質に逆戻りか お気楽仕事で「アベノミクス」捨て去るチャンス - zakzak:夕刊フジ公式サイト
https://www.zakzak.co.jp/article/20230131-L4BULJKMQ5LPXAJRO4RTLFLVJQ/


何らかの「陰謀」の存在を疑わざるを得ないのは確かです。

世界各国の経済がこの先失速していくのが明らかな状況で、しかも国内のインフレは未だ深刻な水準に達していない状況で金融政策を引き締めに転じるなどクレイジーだとしか言いようがありません。



1929年秋にウォール街で株価の大暴落が発生し既に世界恐慌が始まっていたにも関わらず、1930年1月に金融引締政策である金本位制復帰を強行してしまった濱口雄幸内閣、井上準之助蔵相と同じ過ちを岸田政権は犯そうとするのでしょうか?

昭和初期、大日本帝国はその翌年の満洲事変を経て破滅の道を歩み始めました。

令和初期の日本国はこの後どうなってしまうのか?

「歴史は繰り返す」などと言いますが、こんな歴史は繰り返してはいけません。
Posted at 2023/02/01 03:54:55 | コメント(0) | トラックバック(0)
2023年01月24日 イイね!

金融政策正常化という違和感…その4

金融政策正常化という違和感…その4さて、昨今の経済報道で「金融政策正常化」というフレーズが使われる事に違和感があると書きました。

黒田日銀総裁が実施してきた「異次元の量的緩和」政策が「異次元」であり、過去に例を見ない金融政策だったのは確かでしょう。

これを「異常」と言うのなら、10年間に渡ってこの「異常」な金融政策を続けなければならなかった日本の経済状況が異常だったのであり、そうなってしまった原因である経済・財政政策やそれ以前の金融政策の異常性を問題にすべきです。

インフレ目標を設定し、実際のインフレ率や雇用情勢等の指標を見ながら金融政策を緩和的にしたり引締め的にしたりするというのは、日銀だけでなくFRBやECBその他の世界の中央銀行も当たり前に実施している政策です。

日本が長期に渡ってデフレが続いてきたから緩和的な政策が長期化してしまったのであり、そうせざるを得なかった原因は黒田総裁ではなく別のところにあります。黒田総裁だって別に「金融緩和原理主義者」なわけではないでしょう。

批判されるべきなのは
黒田総裁ではありません。


それなのに昨今の黒田総裁に対する批判的な論調は一体何なんでしょうか?



リーマン・ショックにより世界経済が急失速した際に世界各国が大幅な金融緩和政策を取る中、日銀だけがその動きから出遅れました。

その結果が¥80/$を下回るという超絶円高と民主党政権の経済無策による日本経済の低迷でした。世界各国が積極的緩和政策を取っているところで日本だけが無策だったのでそういう結果になってしまいました。このような政策こそが「異常」です。

その時の日銀総裁が白川方明 前総裁です。
前回話題にした東洋経済の特集で、この人が黒田総裁の金融政策を論評しているようですが噴飯物です。



そしてその後世界的に低インフレ経済が続き、世界各国の金融政策が緩和的な状態が続いていた中でコロナ禍に見舞われました。

欧米各国はここでさらに財政政策で大盤振る舞いをしました。そこに発生したのがロシアによるウクライナ侵攻です。

緩和的な金融政策と大盤振る舞いの財政政策という状況でコロナ禍によるロックダウンやウクライナ紛争等の原因でエネルギー資源や食料品、半導体等の供給不足が発生した結果、世界各国はインフレに見舞われました。



インフレ率が8〜10%超という状況です。これでは金融政策は引き締めに向かわなければなりません。



慢性的に需要不足の日本では、異次元の金融緩和政策を実施しているにもかかわらず「41年ぶりの物価上昇」と言いながらインフレ率はまだ4%です。





先日、恐ろしいニュースが流れました。


財政と金融、異常な状態長く続いてきた=諮問会議で有識者 | ロイター
https://jp.reuters.com/article/japan-economy-idJPKBN2TY0HW


これ、政府が16日に開いた経済財政諮問会議での「有識者」の発言です。後継日銀総裁が黒田日銀の政策を「修正」という名の「改悪」の方向へと仕向けさせるための布石としか思えません。

もちろんこのような雑音に対して黒田さんがブレることはありません。

黒田日銀総裁、政策変更なしと示唆-41年ぶり高インフレ後も - Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-01-20/ROS8KMDWLU6A01


黒田さんが常々お話されてる日本の今後の物価見通しに関して、IMFからも同様の見解が伝えられていますし、私のような素人目にも(素人だからこそ?)今年半ばからは物価の下押し圧力が強まるのは明らかなように見えます。

日本のインフレ鈍化のリスク高い-ゴピナートIMF筆頭副専務理事 - Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-01-18/ROO7W8DWLU6901


インフレ目標が2%に設定され、直近のインフレ率がその倍の4%に達してるとはいえ、まだ金融政策を引き締めに転じる状況にないというのが常識的な判断です。にもかかわらず各方面から黒田さんの10年間の功績を称えるではなく、現在の金融政策をネガティブに報じる話が伝えられてきます。

このような「空気」を醸成した上で岸田総理が国会に提示する日銀の次期執行部人事案がどうなってしまうのか?現在まで流れている噂を聞く限り絶望感しかありません。

そして次期日銀執行部がホントに「金融政策の正常化」をしてしまったら何が起こるのか?

金融政策のレジーム転換の影響は最初に株や為替等の資産市場に現れ、その後実体経済に時間をかけて影響を及ぼしていきます。

株価の下落と円高がまず起こり、その後雇用や景気が悪化していく流れになるでしょう。

このような近未来を誰が望んでいるのでしょうか?そして「金融政策の正常化」などと口にしてる人々は、「有識者」と呼ばれる方も含めて、過去数十年の日本経済の低迷から何を学んだのでしょうか?

本来なら世界各国がインフレに悩まされている中で日本が独り勝ちできる絶好のチャンスです。そのことは既に昨夏このブログでも書きました。

「苦悩する5大国〜「天佑だ!」#井上馨 #バイデン #インフレ #岸田政権」
https://minkara.carview.co.jp/userid/3311343/blog/46301450/


今、そのチャンスをミスミス取り逃がそうとしています。
Posted at 2023/01/24 22:28:34 | コメント(0) | トラックバック(0)
2023年01月22日 イイね!

金融政策正常化という違和感…その3

金融政策正常化という違和感…その3自分が色々と大いに参考にさせていただいてるエコノミストに村上尚己さんという方がいます。

Youtubeのチャンネルくららさんで「村上尚己のマーケットニュース」という経済解説番組をほぼ毎週発信されている他、東洋経済オンラインに定期的にコラムを寄せています。

村上尚己のマーケットニュース 
https://youtube.com/playlist?list=PLRaNqHpjzx_f0nW1ChAbrVl09zjRAAD5p


村上 尚己 | 著者ページ | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース
https://toyokeizai.net/list/author/%E6%9D%91%E4%B8%8A+%E5%B0%9A%E5%B7%B1


これだけ内容の濃い的確な解説に無料でアクセス出来るというのはなかなかないかと思います。

某新聞社のように有料なのにトンデモ記事の羅列だったりするところもありますので、情報の取捨選択は大切です。



自分の祖父がかつて石橋湛山と親交があり、東洋経済新報社にも出入りしていたらしいという話を以前書きました。

そういう縁のあるメディアに村上尚己氏のコラムも掲載されているということもあって、贔屓にしたいメディアではあるんですが…

やっぱり変な人達もいるようです(´・ω・`)

日銀 宴の終焉の記事一覧 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース
https://toyokeizai.net/list/member-features/63bf6f51b576223644000000


冒頭画像は前回も貼った物ですが、そこに並ぶフレーズはというと…目を覆うばかりです。

リンク先にはこのような記載があります。

黒田総裁が推し進めた「異次元緩和」という10年の宴は終わり、金融政策は正常化へ舵を切ろうとしている。この壮大な社会実験は何をもたらしたのか。

「金融政策正常化」


というフレーズは、昨年末あたりから各種メディアでよく目にするようになりましたが…

すごく
違和感があります


黒田総裁の政策が「異常」だとでも言いたいのでしょうか?

自分に言わせれば
白川前総裁の政策こそ異常で
黒田さんがそれを
正常化しただけです


非常に悪意のある表現と思います。
つづく…
Posted at 2023/01/22 21:57:17 | コメント(0) | トラックバック(0)
2023年01月21日 イイね!

金融政策「正常化」という違和感…その2

金融政策「正常化」という違和感…その219日の日銀政策決定会合に続き、20日は12月の消費者物価指数が発表されました。

総合指数で前年同月比+4.0%、コア指数も+4.0%、コアコア指数が+3.0%でした。

2020年基準 消費者物価指数 全国 2022年(令和4年)12月分(2023年1月20日公表)
https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/index-z.html

(冒頭画像)

12月の日銀金融政策決定会合でいわゆるイールドカーブコントロール(YCC)の「修正」がアナウンスされた際も、そして今回も日銀の黒田総裁は記者会見で一貫して「金融緩和政策の継続」を述べています。

会見の内容、特にYCCのオペレーションの実務的な話は私のような素人には難解過ぎますが、黒田総裁は常に緩和政策の継続を言い続けてきました。

消費者物価指数が日銀のインフレ目標である2%を越える水準に達してはいますが、言うまでもなく原油や食料品の市場価格高騰と円安の影響によるものです。需要の加熱によるものではありません。

原油価格もドル高も小麦や大豆等の食料品価格もピークアウトし、また欧米各国の利上げによる景気減速が懸念される中、日本ではもう少し緩和政策を継続しなければ賃金の上昇も景気も失速し、インフレ水準が腰折れしてしまうであろうことは黒田さんが一貫して言い続けてきたことです。



日銀に限らず世界各国の中央銀行は物価を安定させるべく金融政策を行使します
その「安定した物価」というのは毎年2%程度の緩やかなインフレが続く状況がベストであるというのが世界共通のコンセンサスです。

前にも書きましたが、物価が上がって喜ぶ消費者はいません。安い方が良いに決まってます。

物価が上がってしまった場合、消費者が取る行動は次の3択です。

・消費を控えて出費を抑える
・出費が増えるのを容認して消費行動を変えない
・更なる値上げの前に買ってしまおうと消費を増やす


消費を控えてしまって需要が縮小すれば、物価上昇は鎮静化します。2%程度の物価上昇が毎年続くためには、その物価上昇を受け入れるだけの安定した需要が必要です。

毎年安定して2%上昇する物価を容認するだけの消費意欲、需要がはたして今の日本人にあるでしょうか?

日銀の今年のインフレ見通しは+1.6%程度とされています。若干の上ブレはあり得るでしょうが、賃上げが追従したり減税とか財政出動などの財政政策の後押しがなければ「安定的な2%程度の物価上昇」を維持できないのは明らかです。

その目標が達成できる目処がつくまで金融政策を緩和的にしておかなければならないと、黒田さんは10年間一貫して主張し続けてきました。

この主張に対するまともな具体的反論を未だ目にしたことはないのですが、黒田さんの任期切れが近づく中、特にここ最近黒田日銀の金融政策に対する根拠なき批判などが目につくようになってきました。

その一例がこれです。



…つづく
Posted at 2023/01/21 07:02:04 | コメント(0) | トラックバック(0)

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