
少しブログ更新の間隔が開きました。
世間ではお盆休みだったようですが、急性期医療現場はそういう話とは無縁の世界です。
コロナの第7波が猛威を奮っていますが、新規感染者数は頭打ちになり、重症患者数も昨年のデルタ株流行期に比べれば半数未満の水準で推移しています。
発熱外来には患者さんが殺到して賑わっていますが、医療現場の状況は昨年の同時期と比べればまだマシな印象です。
でも絶対的な感染者数の増加に応じて医療関係者の感染も増え、その結果としてマンパワー不足に陥る事態がどうしても発生してしまいます。
政府としてはこれまでのような行動制限は実施されない方針のようですし、私個人的にもそのような政策には反対である旨このブログでも書いてきました。
部署内での飲み会が原因の「宴会クラスター」でも発生しようものなら、その部署で深刻な人員不足を来たし現場が大混乱してしまうのは医療現場に限った話ではないでしょう。
自分の職場でも「会食の自粛」等の通達が出されています。こういう通達自体に強制力を持たすのは法的に困難ですし、そのような事をすべきではありません。プライベートでの行動に対して職場から干渉されるのは心外ですし、人権侵害でもあります。
一方で社会人として自分に課せられている社会的責任を自覚し、プライベートでの行動に関しても自覚ある行動が求められるのは当然の話です。
これだけの流行になればコロナに感染するリスクをゼロにするのは困難ではあります。
医療従事者で「身の守り方」を知っているはずであっても、家庭内感染など防ぎようがない事案もあり得ます。
職場内でのコロナ陽性者の発生が孤発例にとどまれば人員のやりくりでどうにか対応できるにしても、同一部署内でクラスターとなれば業務に悪影響は避けられません。
そこを理解出来ていれば今各自が何を我慢しなければならないのか?何をしなければならないのか?いちいち上から指示されなくてもわかる話だと思っていたのですが、どうやら今の時代はそうでもないようで…
なんだかなぁ~って思う真夏の日々であります
Posted at 2022/08/18 11:47:04 | |
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