
円安が更に進んでしまいました。
7/16の記事で
「今後¥140/$代に一時的にタッチすることはあっても、それ以上円安が進む事はないように思います」なんて、何の根拠もないのに予言してみましたが、やっぱりハズレました。・゚・(ノД`)
それでもこの記事の後1ヶ月以上は良い線行ってたんですけどね…
8/25〜27の三日間、米国ワイオミング州ジャクソンホールでいわゆる「ジャクソンホールシンポジウム」が開催され、その際に注目されていたFRBパウエル議長の講演で、市場関係者の予想を上回る「タカ派」発言がなされ、相場がドル高、米国長期金利上昇に舵を切りました。
個人的にはパウエル議長の発言が急にタカ派的になったようには思えなかったのですが、マーケットはそう受け取ったようです。
米国のインフレ率が高い水準を維持しちゃってますので、中央銀行総裁としては利上げ打ち止めとか利下げに転じるなんて発言できません。
トルコのエルドアン大統領みたいに「インフレ?関係ねー!!トルコには利上げは必要ない!!!利下げだー!!!!」なんていうワイルドな中央銀行総裁はいないでしょう。
マーケットは
利上げ
→景気後退
→利上げから利下げへ
→景気回復というシナリオまで織り込み、米株高、ドル安、米金利安の方向まで先走っていたのが、パウエル議長の発言を受けて失速しました。
景気後退リスクがあってもインフレ対策する旨発言されましたので、現在は来年利下げに転じるかどうかまでは織り込まれてないように感じます。
13日に米国の8月の消費者物価指数(CPI)が発表され、20〜21日に連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されますが、その結果をマーケットがどう受け取るかでまた動きがあるかもしれません。
結局相場なんて「一寸先は闇」なわけですが、世の中には私のように将来を予言してことごとくハズす人もいます。自分のように個人ブログでテキトーな事を無責任に書いているだけならまだマシですが、立派な肩書・経歴でメディアにテキトーなコメントを寄せてことごとくハズす人はどうなんでしょうか?
ジャクソンホールシンポジウムの直後に出た記事で円高を予想していた人がいます。
日本経済の強さから次第に円高に "地方への人の流れ"国も支援を 元大蔵省財務官・榊原英資 氏に聞く|JAcom 農業協同組合新聞 2022年8月29日
https://www.jacom.or.jp/nousei/closeup/2022/220829-61210.php
取材がジャクソンホールシンポジウムの前だったのか後だったのかはわかりませんが、為替相場はその後円安に突き進みました。
9/7に¥144.99/$まで円安が進んだあと少し調整があって¥142.57/$で先週の取引を終えましたが、この人は2週間もしないうちに掌を返しています。
「2023年には180円と市場は予想」「悪い円安ではない」“ミスター円 ” 榊原英資 ・元財務官が見る現在の円安 ポイントは“日米の金融政策の差” | 2022年9月10日
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/148493
かなりテキトーですね( ゚Д゚)
90年代後半に財務省で活躍された…
っていう経歴を見れば
日本を長期デフレに貶めた
A級戦犯じゃねぇか!
としか思いませんが、
いつもこの人が話すのと
逆の方向に相場が動く
と、一部界隈では有名な方です。
「ミスター 円」
とメディアでは持ち上げられていますが、
さながら
「ミスった…」
という感じです。
この人が円安に進むというので、円安もここで一服という感じでしょうか?
個人的には先日の¥144.99/$というのがジャクソンホールシンポジウムでのパウエル議長の発言に対する過剰反応だったように思いますので、一旦ここで小休止のように思いますが…と無責任な予言をしてみます。
Posted at 2022/09/11 09:50:24 | |
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