
前回、元FRB議長のバーナンキ氏のノーベル賞受賞に関して取り急ぎブログ記事を上げました。
いわゆる「リフレ派」
と呼ばれる人々にとってバーナンキ氏のノーベル賞受賞は、自分達の経済理論の正当性が国際的に認められた事を意味しますので歓喜の声が上がっています。
代表的な例として数量政策学者の高橋洋一氏の動画を紹介します。
598回 祝!バーナンキ先生ノーベル賞受賞!でも日経は書けない
https://youtu.be/j5VZXII1QaA
高橋氏は動画の中で私同様…というか私以上に日経新聞をクソ味噌に貶していますが、だからといって現在の日本の状況は手放しで喜んでばかりいられる状況ではありません。
いわゆる「リフレ派」と呼ばれる人々の考え方が特異なものではなく今や世界標準だと認められた今回のノーベル賞でしたが、日本国内においてはまだまだそのような認識に至っていません。
前回の記事で
「アベノミクスvsアンチアベノミクス」の論争に決着がついたと書きましたが、肝心の「アンチ」の人々のほとんどはそれに気付いていないか気付かないフリをしています。
日銀の黒田総裁の任期はあと半年を切りました。
後継総裁人事の行方が気になりますが、
黒田総裁の背後に安部元首相の亡霊が見えてしまう人々にとって、黒田総裁が実施してきた金融政策は理屈抜きに批判の対象です。
彼らにはバーナンキ氏がやってきたようなインフレターゲットを設定し、インフレ率や失業率等の指標を参考に金融政策を緩和したり引き締めたりする手法を理解できるはずがありません。
日本のインフレ率の数値を無視するかのように現在の円安や物価高を過剰に問題視する頓珍漢な記事を読めば、それは明らかです。
「国葬」問題や「統一教会」問題と同様、安倍元首相をディスれれば言い掛かりでも何でも良い…っていう程度の話で、「モリカケ桜問題」の時から何も変わっていません。
おバ○さん達がそのようなくだらない事で騒いでいる影で、
日銀の後継総裁人事に関し「闇の権力者達の陰謀」が着々と進行している事を伝える動画が10日アップされました。
大蔵元老院動く?次の日銀総裁は誰に!?弁護士横山賢司 憲政史家倉山満【チャンネルくらら】
https://youtu.be/tXP28ifNJ00
かなりマニアックな内容ですが、後継総裁がリフレ派の若田部副総裁の昇格でなければ、
「闇の権力者」達により日銀からリフレ派が駆逐される流れになりかねないと警鐘を鳴らされています。
話の内容については動画をご覧になって各自でご判断していただければ良いと思いますが、「黒田後」の日銀について不安を覚えてしまうのはご理解いただけると思います。
日銀人事は「国会同意人事」です。2008年の福田康夫内閣時代に参議院で多数を占めていた民主党をはじめとする野党が予算と日銀人事を人質にして国会審議を妨害したことをご記憶の方も多いかと思います。
「闇の権力者達」の陰謀を政治の力で撃ち破る事だって不可能ではありません。岸田首相にその覚悟と決意と力があるのか?経済政策でコケれば岸田政権は終わります。日本経済と岸田政権は間もなく正念場を迎えます。
Posted at 2022/10/12 06:55:46 | |
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