
先日の日銀金融政策決定会合で緩和政策の継続が決められました。
日銀、現状の大規模緩和を維持…黒田東彦総裁が午後に記者会見 : 読売新聞オンライン
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230118-OYT1T50111/
前回意表を突いたイールドカーブコントロール(YCC)の「修正」を行なった日銀でしたので、黒田総裁の発言などに対してマーケットが疑心暗鬼になりこのままYCCの終了、利上げへと進むのではという思惑がマーケットに溢れてました。
昨年痛い目に遭ったのを忘れてしまったかのように再び日本国債の空売りを仕掛けてきた連中がいて、日本の10年物国債金利はYCCの上限である0.5%に張り付いた状態で迎えた金融政策決定会合でした。
前回の会合後の黒田さんの発言を丁寧に読解していれば、今回の決定はさほどサプライズのない話だったのではないかと思うのですが、一部の先走ってた人々の予想はバズれた形になりました。
会合の結果を受けて金利は低下、為替は円安に進み株価は上昇しました。
為替と株は一時的な変動で収まりましたが、金利は下がったままです(冒頭画像)。
黒田さんの任期が残り3ヶ月を切り次期総裁人事についての噂が飛び交う中、事情を掴みきれない海外勢が踊らされた結果のように思います。
ちょっと話が長くなりそうなので、何回かに分けてこの話を書きます。
Posted at 2023/01/20 04:33:33 | |
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