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2022年02月09日 イイね!

ウクライナ情勢3〜プーチンの狙いは何なのか?

ウクライナ情勢3〜プーチンの狙いは何なのか?相変わらずウクライナ情勢は緊迫しているようですが、プーチンはなぜ今こんな「火遊び」をし始めたのでしょうか?

プーチンの言い分として、「東西ドイツ統一の際にNATOは旧東ドイツから更に東方拡大しないとソ連に約束したのに騙された」「ウクライナがNATO入りしないという確約が得られなければ軍は引かない」ということを主張されていると伝えられています。

東西ドイツ統一当時の交渉内容についての解説記事もいくつかありますが、明確な文書で合意されてはいませんので「言った」「言わない」の水掛け論になってしまっています。

ただ、その後99年にはポーランド、ハンガリー、チェコ、2004年には旧ソ連邦のリトアニア、ラトビア、エストニアのバルト三国の他にスロバキア、ブルガリア、ルーマニア、スロベニアがNATOに加入しています。
NATOの東方拡大は今に始まった話ではありません。



もちろんロシアはその都度クレームを付けていますが、自国の安全保障をどうするかはそれぞれの国が決めることです。

冷戦の「敗戦国」であるロシアは、次々と民主化していく旧ワルシャワ条約機構加盟国の安全保障に干渉できません。

2017年にモンテネグロがNATO入りした際にもプーチンは相当ショックを受けたと伝えられています。



モンテネグロといえば日露戦争の際、ロシアに喧嘩を売った大日本帝国にムカついて宣戦布告して参戦してきたほどの親露国でした。

日露戦争では日本とモンテネグロとの間では講和条約が結ばれないままでしたので、旧ユーゴスラビアが解体され、セルビアモンテネグロ(国家連合)から分離独立する際に日本政府が慌てて戦争状態の終結の確認をモンテネグロと行ったというのは有名な話です。

そのモンテネグロまでがロシアに背を向けてNATO入りしてしまいました。

いくら冷戦の「敗戦国」であるロシアとはいえ、ここで更にウクライナまでNATO入りしてしまうのは認め難いのは確かでしょう。ウクライナとベラルーシはロシアにとって西側との「緩衝地帯」として重要です。「最終ディフェンスライン」とも言えるでしょう。

だからこそ軍事力を外交ツールとして最大限に利用しながら、ウクライナのNATO入りを阻止しようと必死です。

とは言ってもウクライナの安全保障はウクライナ人が決めることです。NATOとしてもウクライナを加盟させない事を「確約」することはできません。

プーチンとしては「核戦争も辞さず」というブラフを見せながらの必死の抵抗です。

ロシアから見ればキエフ公国以降の歴史的経緯から「ウクライナはロシアの一部」という認識かもしれませんが、ウクライナ目線ではスターリン時代にウクライナ人が粛清を受けた過去があり、その結果としてウクライナ出身のフルシチョフ時代になってスターリン批判が始まったなどの因縁があります。

ウクライナ国内でもウクライナ語を母語とせずロシア語を母語とする親露派の人々もいますし、一筋縄ではありません。

NATOから見てもウクライナは中共とズブズブの親中国家です。ウクライナ側から加盟したいと言われても簡単に「はい、どうぞ」と言える国ではありません。

コロナ禍、北京五輪期間中、供給不足により資源エネルギー価格が高騰している今こそ、プーチンは強気に出るチャンスです。北京五輪の開会式に駆けつけて習近平と会談し、中共にも根回しします。

ウクライナはここでどうするでしょうか?

仮にNATO入りを断念するなら、下心満載の中共が更に接近してくるのは必至です。

いずれにせよ富国強兵に努め自主防衛出来るレベルの軍事力を持たないと、大国の都合に振り回される事になってしまいます。

現代においては軍事力は戦争の為のツールではなく、外交の為のツールだということがよくわかります。

日本も他人事ではありません。
Posted at 2022/02/09 03:43:35 | コメント(0) | トラックバック(0)
2022年02月07日 イイね!

COVID19関連報道に思う事

COVID19関連報道に思う事オミクロン株による流行がお盛んな日本の現状ですが…

日常テレビをほとんど見ない私ですが、ネット等で各種報道は目にします。ネット上の情報が玉石混交になるのはやむを得ませんが、それにしても…と思う情報が多々あります。

今日ちょっと驚いたのがこの報道…

実は死亡率が高いオミクロン株、軽症・弱毒は大うそ 肺炎だけではない、軽症でも死亡に至るメカニズムとは(1/4) | JBpress (ジェイビープレス)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/68756


確かにCOVID19による死者数は昨夏のデルタ株流行期と同水準まで増えてきました(冒頭画像)。

それでも母数となる感染者数が全然違いますし、死亡リスクが高い高齢者のワクチン接種が流行期に間に合った昨夏と、追加接種が間に合っていない現状とでは比較になりません。

何を根拠に「死亡率」「致死率」が高いと断定されているのかわかりませんが、ただ単に世間を惑わせたいだけの愉快犯にしか見えません。

このような質の低い報道は徹底して晒してバカにしてあげないといけません。


次に昨日一部のSNS界隈で話題になった、塩野義製薬が開発中の治療薬とワクチンに関する自民党甘利明前幹事長のツイートの問題。あまり報道されていないみたいですが、ちょっと問題です。



https://twitter.com/Akira_Amari/status/1489434639555248130

企業のインサイダー情報をSNS上に晒すのは「公人」である国会議員の行動としては不適切ですし、宣伝行為と判断されればこれもまた問題です。甘利氏に塩野義製薬が献金していたり甘利氏が塩野義製薬の株式等を保有していたりしてるのかは不明ですが、もしそうであれば大問題です。

塩野義の治療薬やワクチンの治験遅れは、日本の薬事承認に関わる諸問題を顕在化させているとも言えますが、ルールやモラルを逸脱した行為はいけません。

最後は先週末流れたこのニュース

英疫学専門家グループ、将来の大規模コロナ感染の波を警告 | ロイター
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-britain-idJPKBN2K91XW


はっきり言って「何の中身のない」ニュースです。ネタがなくて困っていたのでしょうか?

「今後の見通しは現状ではまだ何とも言えない」というごく当たり前の話を曲解した見出しを付けてロイターが勝手に「警告」してるだけです。

私は以前から「正しく恐れ正しく対策」と書いてきました。「正しく恐れ」るためには正しい情報が必須です。

「専門家」の意見を聞くなら「専門家」の言葉をそのまま伝え、話の一部を切り取ったり曲解した見出しを付けてミスリードを誘うようなことは厳に慎むべきです。

このような「質の低い」報道を駆逐するためには、受け手である我々が高いリテラシーを持たねばなりません。

最近のウクライナ問題でも同じですね。
Posted at 2022/02/07 18:14:12 | コメント(0) | トラックバック(0)
2022年02月03日 イイね!

バイデンは馬鹿なのか?〜設計主義的地球温暖化対策は地球・人類を滅ぼしかねない

バイデンは馬鹿なのか?〜設計主義的地球温暖化対策は地球・人類を滅ぼしかねない目を疑うニュースが入ってきました。

米、日韓にガス供給可能か打診 対欧州、ウクライナ有事の際 | 共同通信
https://nordot.app/861638817745731584?c=49404987701575680


情報ソースが明示されていない共同通信の国際報道はフェイクニュースであることもしばしばですが…

一昨年の米大統領選挙の前後から、唐突に地球温暖化問題が世界中でクローズアップされ始めました。

当時の日本の菅政権や英国ジョンソン首相をはじめ、各国首脳が2050年までにカーボンニュートラルを達成するなどと大風呂敷を広げ始めました。

パリ協定から離脱していたトランプ政権が終わり、大統領がバイデンに変わったのを切っ掛けに世界中がこの問題を過大視し始めました。

今やSDGsなどという意味不明な言葉が世界中で口にされ、反対する者は異教徒か異端の如く迫害されかねない勢いです。

自分はこのブログでこの件については偽善であるとし、具体的なエネルギー政策の計画なしにこれをゴリ押しすれば下手すると戦争になりかねない旨書いてきました。

ABCD包囲網による石油禁輸が対米開戦の原因の一つになった大東亜戦争や、第四次中東戦争の際の石油ショックの例を挙げるまでもなくエネルギー資源確保は世界各国の死活問題であり、誇張抜きで容易に想像できる話です。

一年ほど前に上げた記事「地球温暖化問題と設計主義」で紹介したハイエク(Friedrich August von Hayek)に関するWikipediaからの引用です。

そもそも、人間の理性は、文明社会そのものを創造する能力はもっていない。

人間の行為は、一つは先天的で本能の欲求によるものであり、もう一つは人間社会が歴史的に経験を通して試行錯誤と取捨選択を積み重ねることにより発展してきた法(ルール)、伝統、規範に従ってのものである。

文明社会は人間の営みの結果ではあるが、その本質的な構造は特定の意志により設計されたものではなく、社会の試行錯誤を経て意図せず生じたものであり、そのはたらきの機序を人は充分に認識しえない。

よってそこに人間の理性(知力)が入る余地はわずかである。その本質において能力の乏しい理性に基づき「社会の設計(設計主義)」や「革命的な進歩」を目指した場合、認識しえない構造を基礎としている文明そのものを破壊する。

人間社会に期待されるのは、所与の方向付けがされていない漸進的な自律変化である。道徳規則の形成も、人間の社会における実践的な営みの経験の中で成長したものであり、人間の理性による意識的な発明ではない(この考えはヒュームの『人間本性論』に通じる)。

同様に、社会秩序も「自生的秩序 (a spontaneous order)」であり、自由社会と不可分の関係にある、「法の支配 (rule of law)」と市場経済の二大原則の確立もこれにほかならない。




前世紀の悲惨な歴史を経験した上で導き出された理論であり、もちろん現代にも通じる話です。

冷戦終結から30年以上が経過し、この歴史的教訓が風化し始めた結果が今の地球環境問題です。実に「設計主義」的です。

これをゴリ押しすれば「認識しえない構造を基礎としている文明そのものを破壊する」結果になるのは自明です。

今のウクライナ問題はウクライナの安全保障という局地的問題のみならず、欧州の石油や天然ガスの供給に関わる重要な問題です。

自分はロシアがウクライナに軍事侵攻するなど常識的には有り得ないと繰り返し書いていますが、偶発的な事案がエスカレーションしたり、ロシアがウクライナ国内の親露派と親EU派の対立を煽って内政を混乱させ、ドサクサに紛れてクリミア半島のように東部の親露派エリアを併合してしまう可能性はあります。

この混乱で米軍を含むNATOの軍事リソースが東欧に割かれたり資源エネルギー価格が暴騰すれば、別の場所で戦火が上がりかねません。
中共が尖閣や台湾にちょっかいを出したり、イランや北朝鮮が核実験を強行しかねません。
その場合には台湾はもちろん、日本やイスラエルも黙っていません。

こんなのは国際政治の素人である自分でも容易に想像できる話です。
そんな状況なのにバイデン政権は資源輸入国である日韓にLNGの輸出を打診してきたそうです。冗談でも笑えません。

欧州向けにLNG供給を増強する必要があるとバイデン政権が考えているなら、米国がシェール・ガス採掘をフル稼働させれば良いだけの話です。

また、こんな無茶苦茶な要求をする前にCOP26で槍玉に挙がった石炭火力発電の削減・停止を即時凍結すべきでしょう。

口先で綺麗事を言って混乱を招くのは日本の民主党政権だけで充分です。リベラル連中のお花畑理論に付き合って世界を破滅の道に向かわせるのはご勘弁願いたいものです。

恐竜は地球に氷河期がやってきて滅びましたが、人類が温暖化で滅びるとは思えません。

冷戦時代に妄想されたように、核戦争で人類が滅亡する可能性の方がはるかに高いでしょう。

一刻も早く人類が正気を取り戻すことを切に願いたいです。
Posted at 2022/02/03 16:49:29 | コメント(0) | トラックバック(0)

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