
先日2年目の定期点検でポルシェを入庫。そのとき、事前にお願いしていた甲斐もあってTaycanをお借りできたわけです。スペックは素。2WD,400psもでるですが、ローンチで400ps出るらしいので、通常はそれより低め。走行モードはSport Plusでずっと走りました。(エンブレ強め設定なので、回生ブレーキ強く動くため運転しやすい)
大黒ふ頭でチャデモ充電に挑戦中の図。
横幅196cm、トレッドもしっかりある感じで結構大柄、重量も2.3トン弱で、止める時はひやりとするぐらい重くて、スススと進んでしまいます。重心も想像していたよりも低くはなく、コーナー中に外側に振られます。(比較検討相手は488とか911のドライサンプ系)
発進加速はタイムラグなし、ブッシュが縮むとかサスペンションがとか、エンジンマウントがねじれるとかなしで、本当にダイレクト。これはエンジン車には真似がしにくいでしょうね。直後からトルク全開なので質量消失マジックです。
パン、シュルシュル、フワーーンって全てがバックミラーの中に消え去る感じはすごいし、音も無音(オプションで音が出るモードもありましたが、勇ましくはなく加速トルクのインフォメーション用な感じ)これは、甘くみていてすり抜けて停止線より前に陣取った原チャリの脇を抜き去る時、すこしかわいそうになります。
オプションで助手席モニター付き。盛大にボタンだらけ。
中間加速も街乗り領域では敵が少ないかも。高速道路ではパワーの不足感が半端ないので、これはturbo Sを買いなさいというセールスマンが内蔵されているようです。
ハンドルレスポンスは良く、フロントに重いものがないのでクイック。ホイールベースから想像できないほど小回りで、Uターン後とかの脱出速度もすごいのでサクサクです。
操作全般は完全にポルシェ。違和感なしですが、ブレーキだけは本気で踏まないとダメかな。911に戻った時、ブレーキこんなに繊細だっけ、フルード交換したけど踏みしろこんなだっけ、とカックンカックンさせてしまうほど、ブレーキは行けてなかったです(マクラーレンGTを思い出した)
室内の質感はベースのプラスチック+合皮にもかかわらず、すごく高いのでびっくり。911の標準内装もこれぐらいだったらオプション減ってよいだろうに。
とにかく、サテンオーラムのインサートがいたるところに入っているオプションが設定されていたのだけ、かっこよかった。(ちょっと1900年代初頭のアールヌーボー風、あるいはスチームパンク的色彩)
自動慣性モードというのもがあって、前者追従とはいわないけど自然な回生ブレーキと速度キープ機能が働き、電気自動車のアクセル操作のストレスを随分と軽減してくれるので、軽く流すときは良いかもしれません。
ちなみに標準オーディオは相変わらず、フロントよりの平面な音場なので、boseは必須かと思いました。
サラウンドビューの他に幽体離脱モード(ベンツっぽいやつ)がありましたが、全く役立たない。日本の狭い立体駐車場に入れるときの、あと数センチの攻め全く確認できず、これは911のサイドビューモード(後輪あるいは前輪のアップを表示する)がありがたいです。これがないおかげ(多分ない)で駐車場入れるのが結構苦労しました。
充電にも挑戦。チャデモは直接左側のコンセントから給電できました。半分以下まで減らした状況、電池もあったまっているまぁまぁ好条件ながら、20分で1割程度。ポルシェ専用の800Vでは時間弱で8割戻るそうです。給電はポルシェディーラー探しを優先した方が良さそう。
総合的には4ドア車が絶対必要で、近くと旅先にポルシェディーラーがあるなら可。でもまだガソリンの方がいいかぁ。思ったより悪くない、って感じでした。
Posted at 2023/08/08 16:02:58 | |
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