シバタイヤ TW280 215/40R18 89W XL  

【再レビュー】(2022/09/09)

再度リンクサーキットをアタックしてみて、タイムアップに伴い問題点が見えてきました。
結論から申し上げますと、車重もパワーもあるBEに215幅のタイヤはとてもじゃありませんが足りませんでした。

インフィールドでは車重に耐えきれずタイヤがめちゃくちゃヨレてしまい、終始鳴きっぱなしで外に逃げてしまいます。温間で2.6とかなり高めの空気圧でセットしていたにも関わらず、です。
走ったあとのフロントタイヤを見たら、キャンバー2度半つけてるのに外減りしてました。元から剛性の高いタイヤではなく、また7Jのホイールに履かせているというのもヨレの一因ではあると思いますが、適正サイズであればここまで極端な症状は出ないのかなあと思ったりもします。

アタックは2周にとどめてその後3周のクーリングを徹底していましたが、タイヤ自体の熱容量が足りず、また夏場のサーキットでエンジンルームからの熱気もある中でフロントタイヤは全く冷えません。まともにアタック出来ない状況が続いてしまいました。クーリング後にピットに戻ってタイヤを触るととても熱く、作動温度は完全に超えていました。ただ公式の言うとおり溶けてグリップするタイヤではないようで、タイヤカスも拾わず、表面はサラサラしていました。

一方縦グリップは強いようで、小さな純正ブレーキにZタイプ入れただけのBEでも軽量車勢と遜色ないブレーキングが出来ました。ABSが効きすぎるようなこともありませんでした。

読めば分かると思いますが、製品の問題というよりは選んだサイズの問題ですね。ただBEに太履きは中々難しく、215〜225サイズで走る方も多いと思うので…
純正もしくはそれに近いサイズで走るのであれば、サイドウォールの剛性が高く、熱の入りが遅いタイヤを選ぶべきかもしれません。