
APのキャリパー&ガーランドのローターを採用したブレーキシステムについてのレビューになります。パーツレビューのほうはいい加減にしか書いてません。なにせ複数パーツ同時交換だとひとつひとつの効果にバラせないので、ブログの方でまとめて書くスタイルです。
SSPの吊るし、990S試乗などと比較しながらAPってどーなの?というところについて少し書いてみます。
簡単に仕様を説明すると、AP racingのフロント4potキャリパーを採用し、ガーランドの2ピースローターでローター径はフロントφ290(リアφ296)、ブレーキパッドはwinmaxのAT2となります。
ブレーキフィールについては、吊るし、990Sの brembo採用ブレーキシステムと比較して、まず踏力と制動力の関係が最も分かりやすいと感じます。脳みそでなんの補正も必要とせず、制動力が欲しければ踏む、制動力を緩めたければ戻す、そんな感じ。ブレーキペダルの踏み始めの遊びもほぼ感じず、初期タッチも優しめで気をつかう部分も無いです。脳みそで何か考える必要はなく、理性不要で本能に任せてただブレーキペダルを踏んだり緩めたりすることが可能なブレーキです。別途一部のマニアに人気なブログでもお話していますが、可変機構や電子制御などが嫌いな私にはこういう直観的に操作できてリニアに反応してくれるシステムは大好物です。
ブレーキを制動装置と捉えて評価されるのであれば、ここまで精度良いブレーキは必要無いとは思います。しかし、ブレーキを荷重制御のため、ハンドリングの一部として使われる方にとってはこの精度良く正確に反応するブレーキの良さはご理解いただけるような気もしますし、理性要らずで本能のままに操作したい方にもお勧めです。変なストレスを感じません。車の運転が趣味なら、車の運転でストレス感じるなど本末転倒ですので、こーいう気持ち良さを追求したくなる気持ちは分かる人には分かると思います。
特に歳をとっていわゆる思考速度も条件反射も遅くなってきている今、脳みそ要らない直観的な操作で良いというシステムは非常に有りがたく、かなりストレスフリーでしかも安全です。
しょーじき純正流用チューンでかなりの満足度は得られるであろうブレーキシステムですが、その先に一歩踏み込めば更に違った満足感は得られると思います。
個人的にはAP racingのブレーキキャリパーまで採用した今回の仕様、やって良かったなと思います。でもまだ微調整は必要なので今後も更に細かいとこはバランス調整していくことになります。純正流用系だとブレーキパッドで調整するしかないとこですが、もうここまでやってしまっているとローター径で調整するという策もあり、かなり微調整がしやすく更に好みに合わせられる気がします。
とにかくこのブログは私と同じくブレーキ沼に1人でも多く引きずり込みたい一心で書いているものです。沼に興味あるみん友さんがいらっしゃるようなら、是非体験してもらって私のコメントの信憑性を確かめてもらっても構いません笑。百聞は一見にしかず、です。
走る、曲がる、止まるというのが車の3大要素だとして、曲がるがメインの足回りに、皆さんどんだけつぎ込んでいるかを想像してみてください。それに対して、ブレーキは止まるが勿論メインですが、曲がる、走るの要素にも大いに関係するチューニングです。そう考えたら曲がるメインなだけの足回りよりももっとつぎ込む価値があってもいいんじゃない?と思いませんか?
止まる安心感があるからアクセルがもっと踏めるわけで、荷重移動が自由にできればもっと曲がるわけです。つまり、ブレーキチューンはかなり幅広い要素にまで影響するわけです。と考えてみるとまぁそこそこつぎ込んでも良さげな気がします。その考え方私だけ?
足回りの沼である程度遊び終わったら、ブレーキの沼でも存分に遊んでみてはいかがでしょうか?
私はかなり楽しんじゃってます、足回りとブレーキのどちらも入り混じった沼をw
おしまい
Posted at 2023/06/20 22:35:48 | |
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