
2年前にヤフオクで購入したMiniR56は、普段使いでキビキビと走るご機嫌な車ですが、何せ購入時に14年落ちの10万キロ超な車両なので、いつどこが故障しても不思議ではありません。それを承知で購入しているものの、エンジンチェックランプが点灯したりするとドキドキもんです。良い子の皆さんは、ヤフオクで古くて安い車を購入する事のないように!
幸い購入から1年半はなんら大きなトラブルもなかったのですが、今年の春に初めてのエンジン始動せずとなりました。ガソリンスタンドでの洗車後にエンジンが掛からなくなったので、JAF様にお世話になり車検でお世話になっているショップまでレッカー移動となりました。しかし結果的にはDIYで不動から復旧できたので、この経験は自信につながりました。(詳しくは以下のブログ記事を参照)
それは前触れなく起こった(その1)
https://minkara.carview.co.jp/userid/3322334/blog/47673749/
あれから半年。今度は11月8日にMiniR56が再度不動となり、2回目のJAF様でのレッカー移動。前回の教訓からショップへのレッカー移動ではなく、自宅駐車場への移動をお願いしました。また今回はエンジン自体は全く問題なく、でも車両が前にも後ろにも動かないというものでした。
エンジンは回っているのにタイヤは回らないという状況なので、これはミッションだという事になり、ネットを色々検索してみると、どうやらバルブボディと呼ばれる油圧回路の故障の可能性がありそうだという結論に達しました。
一方、バルブボディの交換でも症状が改善しないというケースもあり、その場合はミッションを丸ごと載せ替える事になる可能性もあるという事だ。あるいはミッションへのハーネスコネクタに鉄粉が混ざったATFが沁みだして悪さをするケースもあるとの事。
ミッションの載せ替えはとてもDIY出来そうにないが、バルブボディの交換ならなんとか出来そうだということで、早速部材を手配してやってみることにしました。仰向け作業で重たいバルブボディを車両に装着するのは、なかなか大変でしたが、何とかやり遂げました。そして作業において抜けたATF4.5リットルを500mlのシリンジで何回も注入して作業完了。
なお、作業は以下の整備手帳となっています。
https://minkara.carview.co.jp/userid/3322334/car/3331045/7980925/note.aspx
さー、どうでしょう?エンジン始動!シフトレバーをPからRへ!タイヤ回らず!シフトレバーをDにしてもタイヤ回らず!ダメだ!何も変わっていない。
DIYで出来るのはここまでと観念し、仕方なくプロに助けを求めることにしました。お世話になったことのある修理工場に相談すると、「重整備になるし費用も掛かるし、車も古いのであまりやりたくない」という正直なコメントをもらい、それもそうだよな、と思いながら別のショップを探すことにしました。見つけたのは他県ながらMini専門の修理屋さんで、ミッション載せ替え等の重整備もバッチリというところ。入庫まで3週間待ちということでしたが、このショップで対応してもらう事となりました。
3週間後、JAFではなく保険会社のロードサービスでレッカー入庫。移動距離が60Km以上ありましたが、100KmまでOKということで有難く利用させて頂きました。大した保険に入っている訳ではないので、恐縮です。
無事ショップに入庫して調べてもらうと、全く想定していなかった事が判明しました。それは、ドライブシャフトの破断です。運転席側のドライブシャフトが破断しているので、まずはこれを直さないとミッションの診断ができないという事で、中古ドライブシャフトへの交換を行う事になりました。実際ドライブシャフトを交換すると、あら不思議、ちゃんとタイヤが回るじゃないですか?最初からミッションが問題だったわけではなく、ドライブシャフトの破断でタイヤに動力が伝わらなかったという事なのです。
😱ひえー!
ということで、私が勝手に早とちりして、故障はトランスミッションだと誤診してバルブボディの交換を行ったということなのです。アホですね。
でも、ドライブシャフトの交換で車が走れるようになってということは、私のバルブボディ交換の作業自体は失敗していないということでもあるので、ちょっと嬉しい気がします。また、バルブボディの交換によりATFフィルタも新品に交換できたし、ATFも4.5Lだけでも交換できたので、全く無意味だったということではありません。ま、交換用に購入した中古バルブボディは無駄な出費ということになりますが、良い経験ができた授業料と思えば安い?のかもしれません。
2回目の不動はミッション不具合ではなく、ドライブシャフトの破断だったという顛末。お粗末様でした。
3回目の不動があるのかどうか分かりませんが、ドキドキしながら末永く乗り続けたいと思います。
Posted at 2024/12/01 21:28:57 | |
トラックバック(0) | クルマ