L600系)ブレーキローター交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
納車されたときからあった左前ローターの歪みからくるジャダーが我慢ならなかったので、交換です!
部品を3ヶ月寝かせてたのは内緒だ。
普通ならキャリパーを外せばローターが外せることが多いのですが、L600系ムーヴ(同系のミラ等も)はハブを外さないとローターが交換できない構造なのでちょっと面倒です。
※正確な手順はメーカー発行の整備要領書に書いてあるはずなので確実性を求めるならそれを見た方がいいです。
ジャッキアップしてタイヤを外したらローターを固定してるボルトを緩めておきます。ローターが遊ばない程度に緩めておけば充分です。
2
キャリパーを外します。
ローターの「耳」に引っかかるので、スライドピンを抜いてキャリパー本体を外した後にブラケットを外した方がやりやすいです。
新しいローターは今付いているもの(削れたローター)より厚いので、キャリパーのピストンを少し押し戻しておきます。戻し量は、ローターの耳の高さの2倍以上です。
ピストン押し戻しツールがあると楽ですが、FクランプとかCクランプでも代用できます。
外したキャリパーはブレーキホースに負担をかけないようにS字フックで吊すなどしておきます。
3
ハブを外します。
割ピンの割り方が仕様書や作業要領書で規定されてなかったのか、左右で違ったりする事もあるようです。
割ピンを外したらハブナットにマーキングをしてからを外します。L602Sの場合、二面幅は32mmです。他車型はわかりません。
マーキングは打痕、ペイント、または記録などで。自分は打痕でマーキングしました。この目印を目安として再度締め付けるときに位置合わせをして締付トルクに替えます。ちなみにハブナットは本来は再使用禁止部品であることが多い部品なので、再使用は各自の責任で。
割ピンを抜いたらナットを外します。割ピンも再使用禁止部品です。割ピンのサイズは4x35、ステンレス製のものが2本入りで150円程度です。純正にこだわるなら90042-52016が純正品番で、お値段は1本200円弱のようです。
4
プーラーでハブを外します。
プーラーがなければ、ドライブシャフトの頭(ハブの真ん中にあるボルト)を木の丸棒等をあてがった上からハンマーで叩いても外せます。直接叩くと割ピンの通し穴が潰れてナットが掛けられなくなるのがオチです。←経験有り
5
ハブを外せば、ローターがフリーになるので外します。
走行距離約8.5万kmのローターですが、あまり減っていないように見えます。感覚的に1mm減ってるくらいかな?
メーカーによって差異はありますが、このローターは新品時から1.5mm減ると磨耗限界(使用限度)ですので、タイミング的にもちょうど良かったかもしれません。
ローターの耳の高さ=磨耗量、だと思っている人が多いのですが、表が減っていれば裏も同様に減っているので、耳の高さの2倍が磨耗量です。
6
右が新品のローターです。防錆塗装されてるローターは初めてかも。(だいたいグリスが塗られてる)
L602S(初代ムーヴのターボ車)のローターは厚さ16mmで製造してるメーカーが多いみたいですが、稀に15mmで製造しているところもあるようです。
7
ローターが新しくなるので、古いローターのクセが付いてるブレーキパッドの表面をワイヤーブラシで均しておきます。感覚的・気分的なもんなのでやってもやらなくても。
下が均した方。別のパッドみたいw
8
ハブを入れる前にキャリパーを付けてローターを押さえておく方がやりやすいのかな?
ハブはスプラインを合わせて挿入できるところまで差し込みます。ハブナットを使って圧入していくと間違いないです。←ワッシャーを入れ忘れて本締めしないように
ハブナットに割ピンを差して、ブレーキローターをハブに固定したら作業終了です。
エンジンを掛ける前に何度かブレーキペダルを踏んで、ピストンをパッドに当てます。ピストンを戻しているので、最初の1~2回はブレーキが全く効きませんので。走り出す前に必ずブレーキペダルを踏んで踏み心地を確認します。
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