![くるみが虹の橋に旅立ちました。 くるみが虹の橋に旅立ちました。](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/046/049/166/46049166/p1m.jpg?ct=b039d0a08b77)
これから書くブログは車の事は一切出てきません。
また非常に個人的な事なので、あえてブログで読まれる内容としても、クルマを楽しむ「みんカラ」の趣旨とは異なるものかも知れません。
ですが、自分の心の備忘録として、あえてしたためさせて頂きます。
こういうの苦手な方はスルーして下さい。
13歳を迎える直前、この月曜日にくるみ(チワワ♀)が虹の橋のたもとに旅立ちました。
一昨年の12月に肺水腫を発症、その際に心臓病(僧帽弁閉鎖不全症)と肝臓の腫瘍と診断されていました。
それから1年4ヶ月、小さなカラダで頑張って生きてきましたが、この3月くらいから徐々に前足が曲がったままロックしてしまうので自分では立てなくなり、食も細くなり、日に日に弱っていくのを心配しながら看ていました。
また利尿剤と血圧下げる薬を処方されているので、寝たままお漏らしをしてしまう事が続く様になって、オムツをしてあげなければならない日々が始まっていました。
先週の水曜日に右前足を延ばしてあげようとしたら関節が「ゴリッ」といって「キャイ~ン」と悲鳴をあげて哭きました。もうその後は左前足しか伸ばせなくなってしまいました。
その週末、動物病院で診てもらったら、「レントゲン撮った所、右前足、脱臼してますね。」という事で整復して頂きました。
病院からの帰り、車の中で息が荒くなり、帰ってからもぐったりして、その夜からはご飯を食べなくなってしまいました。
日曜日は朝も晩も殆ど食べられず、また水も全然、飲まなくなってしまいました。
ずうっと寝ているのですが、息遣いが荒い状態が続き、時々、声をかけるとちょっと顔をもたげて見上げてくれるのが精一杯の感じでした。
なにか胸騒ぎがして「チワワ・心臓病・看取り」など検索していると、長い時間、肺水腫で溺れた様になり相当苦しんで亡くなる子が多い…という話が多くて、これからくるみも辛い日々が続くのかと怖れていました。
でもそんな心配をよそに月曜日の朝、普段どおりに私は会社に、子供達は学校にでかけて行きました。
お昼休みの時LINEを見ると、妻から
「くるみが永眠しました。」
と来ており、びっくりしてすぐTELしたら、
妻は泣き腫らしていて
「11時過ぎから苦しみ始めて、どんどん息が浅くなってきて、最期、少し吸ってそのまま動かなくなって死んじゃったの!」と。
私は言葉もなかなか出てきませんでした。
とにかく子供達には学校が終わる時間くらいにLINEして早く帰宅する様に伝えてもらう様にして、私も定時で上がり、帰りにお花を買って帰りました。
家に入るとみんながくるみのケージのベッドの廻りで泣いていました。
私がお花を供えてあげると、子供達二人とも
「ママからLINEで聞いて帰ってくる前から、涙が止まらなかったんだよ。」と言い、
口々に「朝、なでてあげればよかった」
「もっとお世話したり遊んであげればよかった」
と目の前の冷たくなってしまったくるみを見つめながら、それぞれの心の中のくるみとの思い出が駆けめぐり、嗚咽がとどまる事がありませんでした。
くるみは12年前に妻が病気を患い、長い入院生活から退院したすぐ後に、「ワンちゃんが欲しい!」と言って飼い始めた我が家の始めてのペットでした。
子供達が保育園の頃から、ずうっと無償の愛情と優しさを私達4人にもたらし続けてくれた、かけがえのない大切な家族でした。
水曜日に午後休を取り、近所のお寺でペット葬をしてもらいました。
子供達は立ち合えなかったので、前夜、くるみにそれぞれの思いを手紙に書いて棺に一緒に入れてもらいました。
「くるみ、今まで本当にありがとう。」
「いつまでも私の心にくるみは生きているよ。」
今日、くるみはお骨になって家に帰って来ました。
今もこうしてくるみの写真を整理して見返していると、
子供達が無邪気で幼かった頃の色々な出来事などが蘇ってきたり、
最近の子供達は自分の世界が出来てきて、くるみのお世話は妻と私ばかりがしていたなあ…とか、
頭を撫でてやると「もっと撫でて」と鼻をこすりつけてきた仕草とか、思い出されて悲しさと淋しさが止まりません。
2月に「何シテル?」に初めてくるみの通院時の写真を上げてから、わずか2ヶ月であの子は虹の橋のたもとに旅立ってしまいました。
この悲しい気持ちはとてもすぐに癒える事はないのでしょうが、日常の忙しさに紛れて、忘れていってしまうのでしょう。
だから、せめてこのブログに小さい頃からのくるみの写真を載せて、あの子が虹の橋のたもとで元気な頃の姿に戻って楽しく走りまわっているのを想像していたいと思います。
最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました。
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2022/04/23 20:34:00