
遡る事1ケ月半前、東京の大学で寮生活をしている娘が帰省してくるのに併せて、二十歳の記念に振袖を着てアルバム写真を撮ってもらうべく、近所の評判の良さそうな着物レンタル店にアポを取っていました。
「ママ振レンタル」といって、「ママ振とは、成人式にお母さまやお姉さま、
ご親族さまなどの振袖を着ることです。お母さまが着られたときのコーディネートから、半衿や帯揚げ、帯〆、髪飾りなどの小物だけを替えて、コーディネートを今どきっぽく、自分らしくアレンジして楽しめます。」「お得!ママ振 前撮り&当日パック ママ振をお考えのお客さまへ 前撮りと成人式当日の着付けとヘアが付いたお得なパックです。98,780円(税込)~」というのを今回は申し込んでいました。
嫁さんがその昔、成人のお祝いでお義母さんに買ってもらった振袖、大事に実家で保存してあったのを数年前にもらってあったのですが、8月3日の打ち合わせ~試着の日に併せて数日前から広げて陰干しして持参しました。
着物屋さんとかお茶・お花とか全く縁のない人生を歩んできた私ですが、
「二十歳の記念に振袖着て写真くらい撮っておきなさいよ。」と嫁さんが娘を説得してくれて、試着で簡単に着付けしてもらったのを見た時、本当に生まれてからこれまで幾多の苦労があったのを乗り越えて、ここまで立派に育ってくれた事に感謝感謝・・・の気持ちでいっぱいになりました。
着付けと小物コーデを担当してくれた方がまたとても気さくに話して下さり、実は数年前に自身の娘さんもウチの娘と同じ高校を卒業してて東京暮らしも同じな事、高校OGのお正月の「着物会」の事もとても丁寧に教えて下さり、安心して前撮りや着物会当日の着付け段取りなど契約する事が出来ました。
そして、あっという間にお盆休みも過ぎ去り、8月22日、前撮りの日を迎えました。
Amazonで事前に購入したあった髪飾りを持って、11時30分に提携の美容院へ。
ヘアセットとメイクでおよそ1時間半、約束の13時を少し回ってしまいましたが、着物店へ娘と嫁さんを連れて行って、着付けを開始してもらっている間に、私は自宅へ高3息子を迎えにクルマを飛ばします。
お店へ到着すると、着付けは既に出来ており、カメラマンさんと娘が「受験生の息子さんの為に家族写真を先に撮りましょう」という事で話していてくれたらしく、サクッと家族写真や娘と息子の2ショットを撮影して頂けました。
それが終わったら「娘さんお一人の写真をこれから撮りますので・・・。」と言われ、私は息子を塾まで送り届けにまたクルマを走らせます。
再びお店へ戻ってくると、スタジオでの娘の写真撮影も佳境を迎えておりまして、
「最後に娘さんからお父さん、お母さんに挨拶があります。」とカメラマンさんにふられて娘は三つ指をついて「お父さん、お母さん、今まで育ててくれてありがとう。これからは~・・・」とか殊勝な言葉を言うもんだから、思わず嫁さんともども涙ぐんでしまいました。
それからはアルバムの選定、たくさん撮った写真の中からアルバムに載せる写真を選び、少し店頭でスマホで写真を撮らせてもらい、着物を脱いで清算・・・
終わったのは16時少し前でした。アルバムが出来上がるのは3ケ月後との事。
冒頭のイラストの様な清楚な感じは、ふだんからメンズの服を着てベリーショートの髪にしている娘にとっては、あまり馴染めなかった様ですが、
また年末・年始の帰省の際は、朝早くから着付けをしてもらい、高校同窓会「着物会」へ連れて行く段取りになっております。
何はともあれ、こうして二十歳の記念の「ママ振着付け・前撮り」を終えて、娘は先日、上京して行きました。
Posted at 2024/09/16 12:01:39 | |
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