
晴天の中、上高地ラリー2011が開催されました。
総出走台数30台
Cクラス11台(ランサーとかインプレッサとか)
Bクラス9台(2000CC以下の車、今回86は5台)
Aクラス7台(シチィーとかワークスとか)
Kクラス3台(ヴィッツ)
さてさて、はじまりはじまり~♪
ナビゲーター発掘編
上高地ラリー2011にエントリーする為にはナビゲーターを見つけないといけません。
毎回お世話になっているOさんにメールしときます。
まあ、確定っすね。
したらば、メールが返信されてきましたよ!
パラピロピロパレ(メール着信音)
Oさま「あ、今回は仕事でダメなのよ。」
∑(゚∇゚ ;) マヂ!?
さて、困りました・・・。今よう気86の隣に乗るような奇特な人はいるのかしらん?
う~ん(検索中・・・)
ピラメイタ!!!!
仕事をほったらかし、社内の技術部門へ直行!
え~っと、奴は何処だ?
いたいた!
b「
satolanさんおはよう♪」
satolanさん「あ、おはようございます♪どうしたの?」
b「今度ラリーがあるんだけど、satolanさん見たいって言ってなかったっけ?」
satolanさん「あ、是非見たいですね!」
(しめしめ・・・)
b「そうかー、でも夜の山の中で待ってたり、見るのも大変なんだよね~。」
satolanさん「そうなんですね。でも見たいな・・・。」
(よしよし・・・)
b「あ、でも、一つだけ全SSを見れる方法があるんですよね。」
satolanさん「え~!本当ですか!どうするんですか?」
(かかった!)
b「ちょっとめんどくさいんだけど、ライセンス番号とか住所とか教えて!」
satolanさん「あ、いいですよ。」
(GET!)
b「じゃあ、手続きしてみるね。」
satolanさん「よろしくお願いしますね。」
(でかした!)
はい、ナビGET完了!
即効書類を造り、主催者へFAXで~す!
よし!上高地ラリーがんばるぞ~!
準備編
S様宅にてタイヤの検討です。
b「やっぱりA036だよね。」
S様「そうね。なんだかんだ言っても変わりは無いからね。」
b「じゃあ、それで行きましょう♪」
S様「しかし2本づつホイールが全部違うのね。」
b「なけなしの15インチですからね。」
S様「しかしひでーな、山がカタガタじゃねーの?全部外減りしてるじゃん!」
b「大丈夫!大丈夫!全部裏組みするからさー!任せてちょっ!」
S様「ん!?ちょっと待って!」
b「あ、そのタイヤ?結構いい具合でしょ?それを本チャンのフロントに使おうと思っているんですよ!」
S様「あ、いや、そこじゃなくてね・・・。これ2001年って書いてあるんですけど・・・。」
b「あ、大丈夫!大丈夫!A036だから!」
S様「あ、そう・・・。」
こうして準備が整った!
よし!上高地ラリーがんばるぞ~!
出発準備編
洗車を終え、S様宅にてsatolanさんをまってます。
イップレッサにのって颯爽と現れたsatolanさん。
既にレーシングスーツに着替え済み・・・。
「めんどくさいから着てきちゃった!」
どんだけやる気なんですか?この人・・・。
「そうそう、今日は5時半に目がさめちゃってさ!」
小学生の遠足ですか?
ナビの人選、間違えたかな・・・。
スタート会場編

サービス隊は
ファニーの皆様&
のらねこ はやとさん(86乗り)です。
みんなさんヤルキ満々ですよ~!
86は5台のエントリー
13番 ジローちゃん(私の知り合い)/K君(私の知り合い)
14番 b/
satolanさん
15番
JI1Vさん/
warabistさん
16番
After 5 Clashさん/Yさん
17番 N島さん/Oさん(86乗り)
Bクラス 5台/9台が86です。すげ~!世の中には奇特な人が多いですね~♪
1ST編
今回のラリーはSSオンリーです。ナビの計算仕事は一切ありません。これは楽チンです。でもね、レキがあるんですよ。考え方を変えると、コドラとしてペースノート作成をせねばならず、県戦ながら走る事のみに集中する本格ラリーとも言える訳です。ナビゲーターとして経験が無くても、全く問題はありませんが、自分から挑まないと、ただのドライブとなってしまいます。頑張った人には頑張った分だけ、何かが帰ってきます。
みんなに見送られ、SS1~SS4までの林道へ向かいます。まずはレキからですが、86が5台も並ぶと壮観ですね~♪
我々はノートは作りません。
だって・・・、メンドクサイだも~ん。
(やる気あるんですかね?)
さて、道は石やジャリがまかれたような道です。結構スピードが乗ります。86(ルート6入り)だと1速はスタートのみで、後は使いませんね。3速をどこまで活用出来るかがタイムUPの秘訣ですかね?
ライバルは地元の、H賀/T島組(FC3S)、ジローちゃん/K君組(AE86)でしょうか?
さて下見も終わり、SS1です。
SS1
H賀/T島組(FC3S)ホイールスピンしてスタート!速えー!
ジローちゃん/K君組(AE86)ホイールスピンしてスタート!速えー!
リアはデレッツァです。A036より小径なので86には合っているのでしょうね。
さあ、我々のスタートです。
satolanさん「で、どうすんの?」
あ~、スタート処理ですね!
b「コレを押して、あれを押して、ほ~らできちゃった!」
GO!!!
ちょっこっとホイールスピンをさせてスタート!
まずはフラットな路面が続きます。右へ左へコーナーをかわし、徐々にスピードUP!あ、砂~!!!お願い曲がって~~~!よかったよ~、道からこぼれなかったよ~!まあ、足慣らしですよね。
1:17.5
SS2
今度は勾配がきついSSです。相変わらずみんなホイールスピンしてスタートです。
オッス!オラゴクウ!オラも負けねーぞ!カメハメ波~!とそんな気分でスタートです!
やっぱりクネクネ道で中速のコーナーが続きます。我慢して3速を多用して行きます。橋を通過し上りセクション!86は上りません!なんとかごまかしてゴ~ル
2:08.6
ここでプールです。全車の通過待ちです。86は全車無事通過です。さて、情報収集です。
はっ!?!?∑(゚◇゚;)
H賀/T島組(FC3S)との差が既に5.3秒・・・。まずいぞな!
SS3、4は同じ道を使うのでsatolanさんと作戦会議です。
satolanさんは実はジムカーナ屋さん。GC8とGDBをお持ちで走っている方です。
我々はペースノートを作らない。でも、ただ作らない訳じゃないんです。satolanさんには走りのフィーリングチェックをしてもらってます。ペースノートで道を読むのではなく、走りをチェックして、悪い箇所を指摘してアジャストしていく作戦なんです。(エヘンエヘン)
satolanさん「右コーナーと左コーナーで曲がる時のGが違いますね。左はカクッと急にGが掛かります。右のGは常に一定ですね。ブレーキのGが弱いかな?前のめりのGから横のGの切り替わりが解りやすいですね・・・。」
つまり、左コーナーのステアワークが適正でなく、手前から切り込んでいない。ブレーキが弱く、加重つくりが出来ていない。ブレーキを踏みながらのステア操作が的確でなく、操作がつながっていない・・・。フムフム・・・。これらを考慮してドライビンをアジャストします。今来た道を戻りながら、スピードを仮想しながら、イメージを・・・。よし!決まった!
SS3
先ほど反省を基に、イメージを作って行きます。
GO!!!
浮きジャリを気にせずタイヤを信じて踏んで行きます。ターンインからズバッと足をとられるが、しっかり踏み切り車を前に出します!こぼれそうになっいたコーナーもタイヤに負担を掛けないようにGをつなげなら踏み切りです。
1:15.4
あれ?2秒もタイムUPですよ・・・。
SS4
スタート位置に車を寄せます。SS4のスタートはいきなり右コーナーです。なるべく車を斜めにし、スタートを優位にいます。が、寄せ過ぎました・・・。チェック車が非常に近いです。もしスタートでリアがスバッと流れたら、チェック車にHITです。どうしよう・・・。
ハンドルをまっすぐにして、あ、でも、そうすると崖向いちゃうしな・・・。
「10秒前!」いや、だからさ!ちょ、ちょ・・・。さあ、考えろ!どうする?どうする!
「5秒前」ハンドル切っとくか!いやそしたら、リアが流れるぞ!ヲイヲイ!
「3」あ、
「2」ちょ!
「1」だから~!
「0」にゃ~!
ガクン!ヤッベっ!失速した~!シクシク・・・。
踏んでけ!踏んでけ!頑張れ!俺様!
さっきより我慢してコーナーをゆるく!そして早くステアを!ハンドルをこじらず!ブレーキでタイミングをGをつなげて~!きゃ~!レブルレブル!でも上りが急だからシフトUPできず!頑張ってくれ!俺の4AG!で、ゴール!
2:06.3
あれ?またもや2秒もタイムUPですよ・・・。
さて、プールの時間に集計!
H賀/T島組(FC3S) 399.2
おいら達は407.8
8秒以上やられてます・・・。
satolanさん「最初から今の走りが出来ていたらな・・・。」
∑(゚◇゚;)
さあ、サービスへ帰ります。
サービス隊の皆様がお声がけ下さいます。
「どこか悪い所は?」
「まったくありません!窓だけ拭いて下さい。」
島田代表がお声がけ下さいまして・・・。
「どこ走ってきたの?」
∑(゚◇゚;)
ボディー両サイドに前から後ろまで、枝の跡が何本も・・・。
あれ?なんでかな?他のみんなはそんな跡無いぞ?
satolanさん「気づいてなかったですか?躊躇なく枝に向かっていきましたよ。」
あれ?
サービスでは大変おいしい、トン汁を頂きました。これが楽しみなんですよね。ただね、おいしくて食べ過ぎちゃうから、おかわりを我慢するのが辛い・・・。
86は全車無事です。2STの対策会議をして出発です。8秒ひっくり返すには・・・、ニトロだな・・・。
2ST
SS5~7です。
7キロの上りSSが2本、3キロの下りSSが1本。これだけで8秒以上を返さねば・・・。
まずはレキです。コーナーを確かめつつ上っていきます。おや、後ろはAfter 5 Clashさんです。ここは見せとかないとね。対向車を気にしつつ、攻めラインを走ります。こちらの思いを悟ったのか、同じラインをトレースしてきます。よ~く覚えて下さい。これが、ここの攻めラインです。
レキも終わり、いよいよスタートです。
みんなホイールスピンをしてスタートして行きます!こっちはパワーが無いのでホイールスピンなんかさせませんよ。でも少しはがんばらないと・・・。でも、クラッチ焼いたらおしまいすかれね。
さあ、行きますよ!
3.2.1スタート!心がける事はスムーズに!8000までしっかり回しシフトUPです。タイヤの食いつきは良いですから多少のムリは効きますが・・・。
速度を乗せて行きます!最初のS字です。インに付かないようにアウトからかぶせ、直線的に緩くラインをとって、3速にシフトUP!ガマンするのは進入ではなくて、コーナリング中です。アクセル全開を基本にステアを修正していきます。レブリミットいっぱい8000まできっちり回し、渋池コーナーへ。3速シフトダウンからガマンしてアクセル全開です。ストレートエンドはすやく右コーナーについて、最短距離で処理します。なんか良い感じですよ~!ズルズルとナチュラルにリアタイヤが逃げて行きます。さてさて、ヘアピンが続く区間です。以前より速度が上がっているせいか、出口でホイルスピンで前に進まない~!さていよいよ一通です。今回は良い感じですよ~!キンコンも鳴り出しました~!ターンインからシフトダウン!やべ~!ギア入らない~!気合入れすぎです~!ロスった~!ストレートが伸びない~、でも3速に戻せない~!メーター読み105キロでストップ・・・。
さあ、ここからつづらセクションです。ラインをしっかりとって行きます!ふえ~!のぼらね~!でも悪く無い!残り2コーナー!チラッとラリコンを見ると5:50秒!うぉ!俺今日速え~!と、思ったらライン外した・・・。ズルズルとアンダー、そして次もアンダー・・・、で、ゴ~ル!
6:09.4(自己ベスト)
H賀/T島組(FC3S) 6:11.1
2秒も詰まっていない・・・。ターボ速えー・・・。
SS6
いや~、楽しくなってきましたよ~。この緊張感がたまらんですバイ!
下りで何秒迫れるか!
スタート~!1コーナーからタイヤを鳴かして攻めて行きます。もうフロントアブソバーが仕事をしてくれません。フニャンフニャンです。とわ~!と踏み込んで行きますが・・・。
∑(゚◇゚;)
ギャップで飛ばされる~!大変だ!大変だ!ガードレールが歩いてくるよ~!横を見ている暇などないのだ!なんとかしのいでゴ~ル!
1:54.6
H賀/T島組(FC3S) 1:55.2
1秒も詰まっていない・・・。失礼な奴だな・・・。
SS7
さあ、最終SSです。
なんとかならんかな~と、satolanさんとシンキングタ~イム!
SS5を思い返し、詰められる所を考えます・・・。大体イメージが決まりました。そしてH賀/T島組(FC3S)の存在を全く無視する事にしました。目指すは6:00.0切りです。そうすれば自ずと勝利が転がってきます。
H賀/T島組(FC3S)が派手なホイールスピンをしてスタートして行きます。はえ~!
satolanさん「ジムカーナでね、スタート成功すると1秒位つまっちゃいますよ。」
よっしゃ!ナイスアドバイス!あなたは今日のこの瞬間の為にジムカーナをやっていたのですね!(いや、違うだろ・・・。)
さあ、6:00切りに行きましょう。
アクセルをあおり3.2.1スタート!キョッ!ブ~~ン・・・。やっぱホイールスピンしねぇ・・・。
さあ、こんな事で心を折ってる場では無い!さっき考えたアジャストメニューを確実にこなすのだ。正確な操作、大胆なアングル。考えたのは、ここで試した事の無い事ばかりだ。キャッツアイの埋め込まれたS字でいきなりアンダー!タイヤが予想以上に痛んでいるようだ。アクセルを少し戻しアジャスト。次からのコーナーは全て変更。レブまで慎重に回す。無意味にフューエルカットを働かせないように!レブリミットいっぱい!ラインをアジャストしたせいか、ここなしか速度が高い。まだまだ詰められる余地はあるみたいだ。渋池コーナーへ向かってシフトダウン!が、ここで3速をはじかれる!空走させる訳にはいかない!軽くブレーキを当てて2速に入れる。見事にロスッた!!3速にシフトUP。ミスはミスだが最小限に抑えたい。ここで焦って突っ込む訳にはいかないのだ。冷静に冷静に・・・。
ライン取りを考えなおし、進入アングルを変えていく。さっきよりギアが高い。4速に入った!いままでなにやってたんでしょう?こんなに詰められるじゃないのいよ。で、シフトダウンでまた弾かれた!すばやくブレーキを当てたが、場所がわるかった。ギャップで飛ばされ、ガードレールが!レイトブレーキになってしまった。2速にチェンジし仕切り直し!いよいよ一通です。SS5では、ギアが弾かれたが今回はどうか?キンコンが鳴り、ターンインからシフトダウン!入るじゃないか!ヒューマントラブルかよ~!少し落ち着けた。こんどこそストレートで伸びてくれよ!メーター読み110キロ。
ここからつづらセクションです。ラインの精度を上げて行きます。タイヤのたれとパワーの無さはラインとブレーキポイントでアジャストです。タイヤにがんばってもらうポイントを変えつつ、なんとかゴ~ル!
6:06.9(自己ベスト&Bクラスベスト)
H賀/T島組(FC3S) 6:09.2
う~ん、逃げきられた!
集計
H賀/T島組 (FC3S) 1ST 399.2 2ST 855.5 Total 1254.7
b/satolan組(AE86) 1ST 407.8 2ST 850.9 Total 1258.7 差 4
2位決定~!∑(゚◇゚;)
1STがぬるすぎました・・・。
でも、みなさんに協力頂いたおかげで、自己ベストは大幅に更新。さらに6:00切りも確実に見えてきました。
本当にありがとうございました。
番外編!
帰りにS様宅に寄りました。
結果を報告し、ふと島田代表のお言葉を思い出しました。
代表のお言葉・・・。
フロントのバックプレートは付いているの?あれは無くても石かまないよ。外すとブレーキの持ちも良いよ。
b「島田代表がそんな事言ってましたよ。」
S様「ふ~ん、そうなの。」
b「たいして変わらないんですかね?」
S様「どうですかね?」
b「じゃ、いいか。気にしなくても。」
S様「ちなみに、家にある86は全部外してあるけどね。」
おめー、そうゆう事は早く言えよ・・・。
おしまい。