
久々に長い投稿です。
ZN8の助手席シートも入手し、ブラケットも再設計も完了し、おそらく明日に新しい「
サクシードにZN8のシートを付ける為のブラケット」も完成するだろう。そして週末には、運転席にも助手席にもZN8のシートが装着されたサクシードが完成するだろうな・・・。と。
ここで、みなさんご存じのように、最近はシートを交換している場合、「保安基準適合性試験成績書」ってのが必要になってきます。工場の方には、純正シートなら大丈夫ですよ、なんて言われてはいますが。
※因みにストライカーも問題ありませんでした。
なんでこんな書類が必要になったんだろう?
ここで、また調べてみました。
これは道路運送車両の保安基準(国土交通省) と 審査事務規程(検査官の運用ルール) の改正によって、2007年以降の車両は“座席・座席取付装置”の強度確認が厳格化されたって事のようです。
ネットを徘徊して調べた事なので間違ってるかもしれせんがww
保安基準適合性試験成績書とは?
自動車の部品(シート・シートレールなど)が、国の保安基準に適合していることを示す“公式の試験成績書”です。
じゃ、自作したブラケットの保安基準適合性試験をして成績書を作ってもらえばいいじゃないの。費用は掛るけど・・・。
AIに聞いてみた。
質問
保安基準適合性試験をして成績書は個人じゃ作れないの?
回答
結論から言うと、個人では「保安基準適合性試験」を受けて、その成績書(=メーカーが出す公式の強度証明書)を作ることはできません。
理由は制度そのものにあります。ここを正確に整理すると、なぜ“個人では不可能”なのかがはっきりします。
✅ なぜ個人では作れないのか?(制度上の理由)
✅ 1. 保安基準適合性試験は「メーカー向けの認証試験」だから
保安基準適合性試験は、
**国土交通省が定めた強度・衝突安全基準に適合しているかを確認するための“製品認証試験”**です。
対象は:
• 自動車メーカー
• 部品メーカー(RECARO、BRIDE、カワイ製作所など)
• 認証を受けた量産部品
つまり、
✅ “製品として販売する部品”のための試験
❌ 個人が作ったワンオフ部品のための試験ではない
という制度になっています。
✅ 2. 試験設備が個人では利用できない
保安基準適合性試験には、以下のような設備が必要です:
• 衝突試験装置(20G以上の荷重を瞬間的にかける装置)
• 座席固定強度試験機
• 引張・せん断複合荷重試験機
• 変形量測定装置
• 高速度カメラ
これらはメーカー・研究機関・認証試験場しか持っていません。
個人が利用することはできず、
仮に利用できても数百万円〜数千万円の費用がかかります。
✅ 3. 試験成績書は「型式指定部品」だけに発行される
保安基準適合性試験成績書は、
• 型式
• 部品番号
• 製造ロット
• 試験条件
• 試験結果
が明記された“公式文書”です。
つまり、
✅ 量産品(型式が固定された製品)に対して発行される
❌ 個人が作ったワンオフ品には発行できない
という仕組みです。
✅ では、個人はどうすれば車検を通せるのか?
ここがポイントです。
✅ 1. 個人は「強度説明書」を作ればよい
国交省の運用では:
• メーカー品 → 保安基準適合性試験成績書
• 個人製作 → 強度説明書(自作でOK)
という扱いになっています。
つまり、
✅ 個人は“説明できればOK”
という運用です。
これは検査官は「強度が説明できれば合格にできる裁量」を持っています。
ん!?
んん!?
「これは検査官は「強度が説明できれば合格にできる裁量」を持っています。」
この回答でもう一つ気になる点「試験成績書は「型式指定部品」だけに発行される」って、事はファミリのシートはサクシードに付くけど、車検は通らないって事になりますよね?
質問
トヨタ・サクシード、トヨタ・プロボックスはNPC160Vですよね?マツダ・ファミリアはNCP160Mで型式が違いますがOEMで問題無くつきますよね?
回答
結論から言うと、
サクシード(NCP160V)/プロボックス(NCP160V)と、マツダ・ファミリアバン(NCP160M)は“中身が同じ車”なので、基本的に互換性があります。
つまり、**シートや内装・外装の多くは“問題なく取り付け可能”**です。
ただし、車検の扱いは別の話になるので、そこも整理して説明します。
✅ 型式の違い:NCP160V と NCP160M の関係
検索結果からも明確に分かる通り:
• マツダ・ファミリアバンはトヨタ・プロボックスのOEM車
• 型式は 5BE-NCP160M(ファミリア) と 5BE-NCP160V(プロボックス)
つまり、
✅ NCP160“V”=トヨタ(バン)
✅ NCP160“M”=マツダOEM版(中身はプロボックス)
というだけの違いです。
構造・ボディ・フロア・シート取付位置・ボルトピッチなどは同じです。
✅ 取り付け互換性:問題なくつく
OEMなので、以下はすべて互換性があります。
• シート
• シートレール
• シートブラケット
• 内装パネル
• ドア
• バンパー
• 足回り
• フロア形状
• ボルト位置
つまり、NCP160V と NCP160M は“同じ車”として扱って問題ありません。
✅ ただし、車検の扱いは少し違う
ここが重要です。
✅ 取り付けは問題なし
→ OEMなので構造が同じ
✅ 車検では「型式違いの純正シート流用」は原則NG
検索結果でも、検査官の判断として:
「他車種・他メーカーからの純正シート流用は完全にNG」
と明記されています。
つまり、
• 物理的には完全に互換
• しかし、車検では“型式違いの純正シート”はNG扱いになる可能性がある
ということです。
質問
トヨタ・サクシード、トヨタ・プロボックスにマツダ・ファミリアのシートを付けて車検を通すには?
回答
結論から言うと、
サクシード/プロボックス(NCP160V)にファミリアバン(NCP160M)のシートを付けて車検を通すことは“物理的には可能だが、そのままでは車検NGになる可能性が高い”。
ただし、適切な書類(強度説明書)を用意すれば通せるというのが現実的な答えです。
✅ 1. まず前提:NCP160V と NCP160M は“中身が同じ車”
• サクシード/プロボックス → トヨタ製
• ファミリアバン → トヨタからのOEM供給(中身はプロボックス)
つまり、
✅ フロア形状
✅ シート取付位置
✅ ボルトピッチ
✅ シートレール構造
これらはほぼ完全に同一です。
👉 物理的にはポン付けで付きます。
✅ 2. しかし車検では「型式違いの純正シート流用」は原則NG
理由はシンプルで、
✅ シートは“乗員拘束装置”の一部
→ 衝突時の安全性に直結するため、
→ その車種用に設計されたシート以外は安全性が証明できない扱いになる。
そのため、車検官はこう判断します:
• 同車種・同型式の純正シート → OK
• OEMでも型式が違う → NG扱いになる可能性が高い
• 他車種の純正シート → 原則NG
つまり、
❌「純正だからOK」ではない
❌「無加工で付くからOK」でもない
👉 “その車種用に設計された純正かどうか”が重要
✅ 3. では、どうすれば車検を通せるのか?
答えはこれです。
✅ 4. 強度説明書を作れば通せる(現実的な方法)
車検官は「強度が説明できれば合格にできる裁量」を持っています。
つまり、
✅ 材質
✅ 板厚
✅ ボルト強度
✅ 固定方法
✅ 荷重計算(20G)
✅ 写真
✅ 図面
これらをまとめた “強度説明書” があれば、
OEM車同士の流用はほぼ問題なく通ります。
✅ 5. 実際の車検官の判断はこうなる
✅ 強度説明書なし
→ 「型式違いの純正シート流用はNG」
→ 車検不合格
✅ 強度説明書あり
→ 「強度が説明できている」
→ 車検合格にできる
質問
そうなると「強度説明書があれば車検に通る」とはどういう意味になるのでしょうか?
回答
“車検の現場で実際にどう扱われているか”を、できるだけ正確に整理して説明します。
✅ 結論
「強度説明書があれば通る」というのは、
“本来NGになる流用シート・ブラケットでも、強度を説明できれば検査官が適合と判断できる”
という意味です。
つまり、
✅ 法律で「強度説明書を出せばOK」と書いてあるわけではない
❌ 公式の強度証明書(メーカー発行)と同じ扱いではない
✅ しかし、検査官は“強度が説明できれば合格にできる裁量”を持っている
という運用上の話です。
✅ なぜ「強度説明書」が必要になるのか?
検索結果でも示されている通り、
平成19年(2007年)以降の車は座席・シートレールの強度審査が厳格化されました。
そのため:
• 他車種の純正シート
• 他メーカーの純正シート
• 自作ブラケット
• 社外レール
• 社外シート
これらはすべて
“その車種用に設計されたものではない”
と判断されます。
すると検査官はこう考えます:
「このシート・ブラケットは衝突時に耐えられるのか?」
「メーカーの試験を受けていないなら、強度が分からない」
→ 強度を説明してほしい
ここで必要になるのが、
✅ 強度説明書(自作でOK)
です。
✅ 「強度説明書があれば通る」の“本当の意味”
検査官は、
“強度が確認できれば合格にできる”
という裁量を持っています。
つまり:
✅ 1. 強度説明書がある
→ 材質・板厚・ボルト強度・荷重計算・溶接方法が明確
→ 検査官が「安全性が確認できた」と判断できる
→ 車検に通る
❌ 2. 強度説明書がない
→ 強度が分からない
→ 「他車種流用はNG」という原則に従って不適合
→ 車検に落ちる
これが「強度説明書があれば通る」という言葉の本質です。
✅ つまり、こういうこと
✅ 法律
•「強度説明書を提出すればOK」とは書いていない
• ただし、座席取付装置の強度は保安基準で要求されている
✅ 車検の現場
• 強度が説明できれば検査官は合格にできる
• 説明できなければ不合格にせざるを得ない
なるほど!
「適切な書類(強度説明書)を用意すれば通せるというのが現実的な答えです。」
ってのはこういう意味か。
って事は強度説明書を作るか、金をにぎらせればいいのか!
質問
長野県で強度証明書を作ってもらえる機関はありますか?
回答
結論から言うと、長野県内で“個人DIYのブラケット”に対して正式な強度証明書を発行してくれる機関は基本的に存在しません。
これは全国的に同じで、メーカー製品以外の“ワンオフ部品”に対して公的な強度証明を出す仕組みがないためです。
ただし、車検を通すための“強度説明書”を作成してくれる業者や、構造変更の相談に乗ってくれる機関は存在します。
ここがポイントになります。
✅ 長野県で相談できる現実的な選択肢
✅ ① 自動車工学系の認証工場(指定工場・認証工場)
長野県内の大きめの整備工場やカスタムショップは、
「強度証明書は出せないが、車検に通るための書類作成サポート」
を行っている場合があります。
例:
• トヨタ系ディーラー(加工品はNGだが相談は可能)
• カスタム系認証工場
• 車検専門店(ユーザー車検代行ではなく整備工場タイプ)
特に構造変更に慣れている工場が狙い目です。
✅ ② 長野運輸支局(車検場)での事前相談
長野県の車検場(長野運輸支局)では、
「このブラケットで車検に通るか?」
という事前相談が可能です。
ここで求められるのは
✅ 強度証明書ではなく
✅ 強度を説明できる資料(自作でOK)
つまり、
“強度証明書”ではなく“強度説明書”で十分
ということです。
✅ ③ 工業試験場(ただしDIY部品の証明は不可)
長野県工業技術総合センターなどの公的機関はありますが、
DIY部品の強度証明書を発行する仕組みはありません。
企業向けの材料試験はできますが、
「車検用の強度証明書」としては使えません。
✅ ではどうすればいいのか?
✅ 1. あなた自身で“強度説明書”を作る
これは車検場でも認められている方法で、
実際に多くのDIYユーザーがこの方法で通しています。
内容は以下の通り:
• 材質(SS400など)
• 板厚(t=3.2mmなど)
• ボルト強度(8.8など)
• 固定方法(4点固定など)
• 荷重計算(簡易でOK)
• 図面(寸法入り)
• 写真(取り付け状態)
これで十分です。
✅ 2. 認証工場に“書類作成サポート”を依頼する
長野県内でも、
• カスタムに理解がある工場
• 構造変更に慣れている工場
なら、
「強度説明書の作り方」
をアドバイスしてくれます。
✅ 今回のケースは“通りやすい側”
あなたのブラケットは
• 板厚
• 材質
• ボルト強度
• 取り付け方法
• 設計意図
を“語れる構造”として記録しているので、
強度説明書を作るのはむしろ得意分野です。
車検場の検査員が求めているのは
✅ 「強度が説明できるか」
であって、
❌ 「公的な証明書」
ではありません。
✅ 必要なら、あなたのブラケット寸法を元に
車検用の「強度説明書テンプレート」
を一緒に作れます。
• 表紙
• 材料仕様
• 図面
• 固定方法
• 荷重計算
• 写真
• まとめ
という構成で、検査員が納得する資料を作れます。
これって、各車検場の検査官によって、それぞれ可否判断が委ねられているから、車検場によって対応が違う現状を表しているって事か?
じゃ、検査官を納得させる「強度説明書」を作るか、お金を握らせて黙らせればればいいのだね。
で、握らせるお金が無いので、「強度説明書」作ってみました。
-表紙-
強度説明書(車検用)
車両型式:DBA-NCP160V
車台番号:********
ZN8メーカー純正運転席・助手席取付けブラケット強度説明書
-----------------------------------
1. 概要
対象部品:ZN8運転席・助手席取付け用ブラケット
適用車種:トヨタ サクシード(NCP160)
流用シート:トヨタ GR86(ZN8)純正シート
目的:純正シートレールをサクシード車体に固定するためのブラケット構造設計
2. 材料仕様
材質:SS400相当(一般構造用圧延鋼材)
板厚:6.0 mm(t=6)
加工方法:切削・穴あけ・溶接(一部部品)
寸法公差:図面に準拠(±0.1〜±1.2)
3. ボルト仕様
固定本数:各座席につき4本(前後左右)
【前方ボルト】
・M10×41mm P1.5 全ネジ(強度区分8.8)
・M10×50mm P1.25 全ネジ(強度区分8.8)
締結方法:フランジナット+スプリングワッシャー
座金:傾斜座金(ZN8-F-05・F-06)を使用
【後方ボルト】
・M10×35mm P1.5 全ネジ(強度区分8.8)
締結方法:フランジナット+スプリングワッシャー
4. 荷重計算(簡易)
シート+乗員重量:90 kg
衝突時加速度:20G
想定荷重:90 × 20 = 1,800 kgf
ボルト1本あたり:1,800 ÷ 4 = 450 kgf
M10ボルト許容荷重:約2,800 kgf → 安全率:約6.2倍
5. 構造説明
・ブラケット構成:ZN8-F-01〜F-06、R-01〜R-03を組み合わせて構成
・傾斜座金(ZN8-F-05・F-06)は全周囲溶接によりプレートと結合
・車体側は無加工(既存穴を使用)
・後方ブラケットの溶接部は90°固定(図面参照)
・シートレールは純正ZN8品を無加工で使用し、ブラケット上に固定
・溶接は全周囲溶接(連続)とし、隅肉サイズは図面寸法に準拠
6. 写真・図面(添付)
・ブラケット部品一覧(画像参照)
・前側・後側ブラケット寸法図(PDF添付)
・スペーサー構成図(PDF添付)
・実装状態写真(別途添付)
7. 結論
本ブラケットは、SS材6 mm厚プレート・M10ボルト4本固定・傾斜座金による角度補正構造を
組み合わせることで、運転席・助手席および乗員を安全に保持するために必要な強度を有しており、
車検基準に適合する構造であると判断する。
署名欄
作成者:(b-style)
作成日:2025年12月
連絡先:(XXX-XXXX-XXXX)
備考:設計図・写真・部品構成は添付資料参照
※後で図面や写真と付けて紐付けます。
車検に出して整備工場や検査官の方に、ご迷惑にならないようにとは考えてておりますが・・・、迷惑かけたらごめんなさい💦
とりあえずチャレンジです。
過去に競技に参戦していた頃は、バケットシートのレールは必ず補強を入れていました。ステーが曲がってきたり、溶接が剥がれてきたりしましたから。そんな思いもあって、ブラケットは6㎜厚のSS材を使ってます。
今回の件で、JASマークとノンオイルドレッシングの関係を思い出しました。
あげ足を取る訳ではないのですが、ルールはルールですから。保安基準適合性試験成績書が添付されたシートレールの強度はいかがな物でしょうか。ちょっと興味があります。