
この記事は、
あまりにも馬鹿馬鹿しくてについて書いています。
仙台に行った経緯は、弊社の営業所への支援物資の搬送です。
弊社の営業所は若林区にあります。
社員の家族は全員無事、自宅は一部損壊程度で済んでおります。
営業所は幸いに被害はそれ程ではなく、天井のパネルの落下、棚の転倒等で済みました。
まずは情報収集を行い、安否確認を行いました。
次に支援物資の搬送方法の確認です。
自治体で行っている受入れ先等の確認、そして独自での搬送方法の検討です。
最寄の警察署にて通行書発行して頂きました。
この時点では、民間企業向けにのみ、支援物資の現地への搬送を理由に通行証を発行していました。
3/17
弊社の備蓄品+生鮮食品等+帰りの燃料を積み込み、出発しました。
高速道路を使い、東北自動車道佐野ICへ向かいました。
佐野ICは、通行証がある車両のみです。無い車は乗れませんでした。
東北道は、機動隊、自衛隊、消防車両、支援物資運搬車両のみでした。途中、那須SAで給油です。給油は1時間待ち・・・。
他に、休憩に寄ったSAでは計画停電の為、給油できず、食事も出せない所も多いようでしたね。
東北道路は震災の影響でしょうか?所々に段差があり、いきなり車が跳ねます。急ピッチで補修している為、右へ寄れ看板の直後に1車線になったり、誘導員がいないのに工事をしていたり、危険な状態です。横風も強い為、注意にて走行しました。
仙台南ICに18:30頃到着。若林区に向けて下道を走ります。途中のコンビニは物が無く、閉店状態です。入口にはゴミ箱等が並べられ、バリケードのようになっています。電気が復旧していたので、看板がついているお店があります。某ディーラーは、輪番停電によるみんなの協力のおかげで、看板をキチンと点灯させる事ができて、アピールしてましたね!がんばって車売ってね!(ちょっち毒・・・)さすがに若林区内では、ディーラーの看板は消えてました。そんな中でも、頑張っていたのが消費者金融さんですね。看板を点灯させて、「ご利用は計画的にね!」と計画的に電力消費をしておりました。
営業所に到着しましたら、社員が残っており、笑顔で迎えてくれました。みんなの無事を確認し、荷持つをおろしました。
所長とお話した所・・・。
電気と水は3/16になんとか復旧、まだ水が出ない地域がある。
食べ物と燃料が手に入らない。順番待ちで限られた量だけ買える。
2時間並んで、サトウのご飯、レトルトカレーが買えた。食糧GET~!と喜んで社員が帰ってきた。
ガス欠の車がスタンド前に列、電気が来ていない為に、機械が動かない為に給油不能。通電後、システムが上手く起動できず、店員と客とで劣悪な雰囲気で、暴動手前・・・。
避難所生活をしていた社員は、電気が通電した瞬間に、避難所が閉鎖され追い出されました。より大変な地域へ物資を持って移動するんだそうです。避難所の状況ですが、マットが敷かれている場所、ござが敷かれている場所、板のまんまの所があったそうです。先着順で、場所が決まり、お年寄り、赤ちゃんとかの優先順位はなし。彼は赤ちゃんがいたけれど板の上だったそうです。
食料が無いので、社員同士はもちろん、近所の人、普段話しも挨拶もした事のない人達と分け合い、1日おにぎり1個程度で暮らしていた。単身の独身者が多く、ほぼコンビニ生活な為、所長の家庭でお好み焼きやおにぎりを作って食べさせたが、食べろ!と言っても食べない。訳を聞くと、もっと食べれない人もいるし、住む所も無い人もいる。もっと節約しないといけない。残りは家で食べると持ち帰って行った。届けた物資を別けようとしたら、若い子が全員揃ってないので、明日にしましょう、みんな揃ってから別けましょうと提案。お腹は空いてるはずなのに・・・。俺、ここで泣いた・・・。
この地区は電気、水がほぼ復旧している為、援助物資は届かないようです。
みんなが帰宅し、俺は営業所で宿泊です。
寝るスペースを作り、寝袋を用意。お腹が空いたのでカップラーメンを食べました。
まだ時間が寝るには早いので、車で市内を散策。路面は凍結、外気温は氷点下の中、明かりの灯いたコンビニの前には、食料調達の為に人が並んでました。ちょっと話を聞いたら、何時、配送が有るか解らないけど、並んでおかないと買えないからと話してくれた。養老の滝さんが営業中。在庫がある分だけでも、食べてもらいたいと営業してました。お酒とかもありました。そろそろオーダーストップですとの時間に、来店したお客さんが「ご飯だけでも食べられませんか?」と問いに、店員さんが笑顔で案内してました。ラーメン屋さんも営業中でした。こちらでも材料が有るだけとして、具が無いつけ麺だけの営業です。自家製麺なので粉がある分だけは全力で提供しますと元気な声。食べて行かれます?と気を使って頂きました。市内は警備の為のパトカーと、救急車、消防車が走りまわっています。ニュースにはなっていませんが、車両ごと物資の盗難、空き巣、があるそうです。酷い地域では金銭や貴重品を遺体から・・・。
営業所に戻り、余震の中、就寝しました。
3/18
朝起きて、歯をみがき、カップスープで朝食です。
水と電気が有るだけで、とてもありがたいです。この電力も原子力発電のおかげか?とか考えると、ちょっち複雑・・・。
みんなが出社し、今後の営業活等を多少打合せしました。
ユーザー先からは、マシンの修理、調整依頼が来ている模様で、なんとか修理に行かないといけない状態だそうです。ユーザーはアクライアントからのオーダーに答え、納品しないと仕事を切られる状態のようです。震災は理由にならないらしい・・・。ビジネスは非情ですね。仕方が無いとしても、せちがないな・・・。
みんなで荷持つを別け、また来るね~!と挨拶をし、営業所を後にしました。
東北道は脱出組で一般車両が多くなっていました。自衛隊の車両も多く、SAでは相変わらず、給油待ちの列です。みんな順番で待っているのに、割り込んで来る車があります。乗ってる人は頭の悪そうな人でしたね。バーカ、バーカと言ってしまいました。
自衛隊車両の中では隊員の方が眠っていました。相当お疲れのご様子でした。頭が下がります。
栃木では全くガソリンが無い様子です。買占めとかではなく、ローリーが来ないそうです。
営業していない店も多く、営業している店舗では、数キロ待ちの状態でした。
******************************************
まあ、こんな状況でした。では、私達には何が出来るのでしょうか?
ここから、私の個人的考えを・・・。
募金するのはとても良い事です。
支援物資を送る事はとても良い事です。
援助に向かう事はとても良い事です。
節電に努める事も良いことです。
さて、こんな時期に車を改造して遊ぶ事は不謹慎でしょうか?
まあ、車に限った事ではありませんが、自粛自粛とあおるのもいかがなものかと考えます。
私は、企業人です。従業員、従業員の家族の生活、を守る事。利益を上げる事。経済を回すのも大事な事と考えております。現在は期の変わり目として、今期の集計、来期の計画等の為、休日出勤して働いています。自分の為に、会社の為に・・・。お金を使える人は使っても良いと思ってます。買占め等、迷惑を掛ける行為でなければ楽しんでも良いと思ってます。普通の生活して、ちょっと気を使う、ちょっと我慢する程度で・・・。この加減が難しいんですけどね。
復興資金は国も出しますよね?
このお金って税金ですよね?
税金は誰が払っているのですかね?
こう考えると、一生懸命働いて、お金を稼ぐって事も大事だと考えています。
好きな事をやって生きるって事は、好き勝手生きるって事じゃないと考えます。好きな事をやって行くには、リスクも生じます。なんだか上手く書けないんですけど、被災地の方に対して恥じない行動をすべきではないでしょうか?
十人十色いろんな考えや行動がありますが、冷静に考え出来る事から、コツコツと!心の片隅に、被災地の皆さんの事を留めておけば・・・。う~ん、やっぱ俺には文才無いですわ・・・。言いたい事を文章に出来ません・・・。
ちなみに、市で支援物資を集めたらしいんです。みんなが梱包してこれを!って、いい話じゃないですか!
でね、市の職員さんが、中身が解らないと支援物資リストを作れないから、届けた人の目の前で、開梱して確認したそうです。
でね、約半分の荷持が、使えない物、いわゆるゴミだったそうです。で、お持ち帰り頂いたそうです。お持ち帰り頂いた皆様は、被災地の方を思い、時間を使い箱に詰め、ガソリンを使い集積場所に運び、ガソリンを使い持ち帰り頂いた訳です。
バーカ!バーカ!バーカ!
※この「バーカ!バーカ!バーカ!」は送り先の事を考えない、善意の押し付けをの人に向けてます。間違っちゃった人はごめんなさいね。不適切だったんで追記しました。
じゃ、おれは86のタイロッド注文してきます。部品が届いたら作業しよう!
バーカ、バーカ、バーカ・・・、
すんません、訳の解らない文章で・・・。
PS:23日に再度行ってきます。