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2022年10月19日 イイね!

290900エラー(エアマスの測定値が大きい)その2

前回記事の続報となります。少し進展がありました。

EGRバイパスフラップ機能に何等か問題があり、これに起因したエラーだろうとディーラーにて診断。そこで自力でEGRを取り外して点検するも特段の異常は見られず、よって、やはりフラップを動かしている負圧系が怪しいのか?と仮説をたてたところまでが前回記事でした。

改めて整備書にて負圧系統の勉強をしました。アクチュエータ群には3系統の負圧が来ており、出所は同じ場所であることがわかりました。よって、各アクチュエーターに届いている負圧強度はどれも同じなのだろうと推測しました。ちなみに今回の問題箇所は、下の5番アクチュエーターよりEGRにつながる緑と白色のラインになります。



現物と比較してみました。整備書では5番のアクチュエータは単独供給でしたが、現物は4番と分岐により共有していることがわかりました。他の2系統は、青色、赤色の組み合わせにて共有していることがわかりました。



そして今回、密林にて手動の負圧ポンプを入手しました。これをつかって調べていきます。



まずはエンジンをかけ、7番と8番のバキュームホースと手動ポンプを接続し、ゲージを読み取りました。ともに-700mmhgとゲージに表示されました。外したホースはピタッと指に吸い付き、しっかりと負圧が来ていることがわかります。

続いて緑の4番と5番は前回記事の通り、負圧なしです。ゲージも0mmhgを示します。

次は、ISTAにてバイパスフラップテストを実施します。
本来の配管接続にてテストすると不合格になりますが、5番アクチュエータのバキューム側に手動ポンプを接続して、あらかじめ減圧しておくとどうなるかを試してみます。本当は-700mmhgまで減圧できればベストですが、ポンプの性能上-650mmhgまでしか減圧できませんでした。(が、テスト条件的には不利側なので、そのまま進めます)

ISTAのテスト結果画面は以下の通り。
First part(フラップ閉)の温度上昇に対し、Second part(フラップ開)は1.5倍以上温度上昇することが合格条件みたいですが、2.28倍となり、しっかりと合格しました!



ということで、今後の対応としては、4番と5番の系統に負圧がきていない原因を探っていく方向で間違いなさそうです。他の系統には異常がなさそうなので、漏れたり解放したりしているのではなく、ホースが何かに挟まってクランプしてしまっているのかな、などと想像しています。今週末車検なので、あとは車屋さんに経緯を説明して診てもらおうかなと思っています。

蛇足:同じく不具合っていると思われる4番は「再循環空気フラップ用切り替えバルブ、高圧コンプレッサー 2」につながっているらしいが、こいつは動いてなくて大丈夫だったのか?(笑)名前からして3rdタービン制御に絡んでいると思われ、こっちの方が問題のような気がするんですが。。。
Posted at 2022/10/19 21:07:25 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ
2022年10月08日 イイね!

290900エラー(エアマスの測定値が大きい)解消せず

7月頃になりますが、エンジン警告灯が点灯しました。
ISTAをつないで確認したところ、以前にも発生した290900(measured air mass too high)のフォールトが残っていました。

エアマスの実測値が基準値と比較して高い、ということのようです。
原因としては、センサー系の異常を除き、大別して以下のパターンみたいです。
・吸気、給気の漏れによりフレッシュエアが多く吸い込まれている
・EGR系統の詰まりなどによりEGR系統からの空気供給が不足し、フレッシュエアが多く吸い込まれている

警告灯は常時点灯ではなく、どんなときか分かりませんが、月に2回ほどの頻度で点灯し、点灯したら1日以内には消灯します。警告等が点灯しても特にエンジン不調の体感は有りませんが、気持ちが悪いですし、車検も控えているので、少し深掘りしてみました。

ISTAのテストプランに「エアマステスト」というのがあり、その中にぶら下がっている以下のテストを行いました。
・EGRバルブ動作
  ⇒問題なし
・給気もれ
  ⇒問題なし
・EGRバルブおよびバイパスフラップの状態に応じたエアマスの状態 
  ⇒異常あり
   ⇒バルブ、バイパスフラップともオープンの場合のエアマスが基準値と
    比較して高い
    ⇒バイパスフラップが機能していない、またはバイパス経路が閉塞
     している可能性

更に、別の「EGRバイパスフラップテスト」という項目があり、こちらも実施しました
・バイパスフラップ開閉動作に応じたEGR下流温度の上昇率比較
  ⇒異常あり
   ⇒バイパスフラップ開の場合の温度上昇率が低すぎる
    ⇒バイパスフラップが機能していない、またはバイパス経路が閉塞
     している可能性

ということで、EGRクーラーのバイパス機能に関して、何らかの不具合があることは間違いなさそうです。

バイパスフラップは負圧を掛けることで開き、負圧が切れるとバネの力で閉じる仕組みです。負圧の入り切りをコントロールしているソレノイドを外し電圧をかけてエアの導通を確認しましたが、こちらは問題なさそうです。

ただ、ソレノイドのバキューム側のチューブにはエンジン起動時には常時負圧がかかっているはず(と思っていた)ですが、全然空気が吸い込まれている様子はありません。サランラップの切れ端も吸い付かず、線香の煙も吸い込まれない状態です。ちょっとこの辺の状態が正しいのかどうかは分からないのですが、素人目線では違和感を覚えました。

負圧系統のチェックは自分では難しいと感じたため、ディーラーへ持ち込みし、確認して貰いました。結果、「EGRクーラーを外から目視する限り、バイパスフラップを作動させるためのリンクは動作している」とのことでした。

ということは、この段階では、
・バイパス経路が閉塞している
・フラップ機構が内部で破断している
といったことが考えられることになりますが、EGRを外して内部を見てみないと良くわからん、と言われてしまいました。

なので、自力でEGRクーラーを外してみました(涙)

結果、
・バイパスフラップ機構の破断は見られない、外部のリンクを動かすとフラップも動作する
・バイパス経路の閉塞もなし(1年前に洗浄してもらったばかりなのでまあ妥当)
ということで明らかな異常は見られず、謎が深まる結果となってしまいました。

↓バイパス経路とフラップ操作機構


↓EGRバルブを外すと見えるフラップ部


追加のテストとして、外したEGRクーラーのバキューム部チューブを口で思い切り吸い込んで負圧を掛けてみましたが、その程度の負圧では、20%くらいしかフラップが開きませんでした。印象として、現状、フラップオープンを保持するためには、相応の負圧を維持する必要があるのだなと感じました。この状態が正常なのかどうかは分かりません。ばねが固すぎる?フラップの動きが悪すぎる?のかもしれません。どなたか、このあたりに詳し方がいらっしゃいましたら、ご教示いただけるとありがたいです。

原因究明には至りませんでしたが、せっかくなのでEGRクーラーをドブ漬け洗浄して組付けしました。組付け後にISTAにて再テストしてみましたが、改善は無し。

さてさて、次、どうするか少し悩みます。手動ポンプ?で負圧を掛けてみたらどんなテスト結果になるか試してみましょうかね。。。(そんなポンプあるのかな・・・)自分が病んでしまいそうなので、気にしないという選択肢もありか。悩まし悩まし。
Posted at 2022/10/12 23:29:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

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