
今日は、とても良い天気なので
お借りしたXFを撮影したいところですが
緊急事態宣言の発出中ですし、
午後からウェブ会議があったので
引き籠っていました。
ということで、私の独断と主観によるXFスポーツブレイクのレビューはディーラーからの帰路での試乗で感じたことを記します。
まず、初めに比較対象を示しておきます。
■ XE(20d プレステージ 2018年2月登録)← 私の愛車です。
セダン、19インチホイール、走行距離 約15,100㎞
■ XFスポーツブレイク(20d プレステージ 2019年6月登録)← 今回の代車。
ステーションワゴン、18インチホイール、走行距離 約13,500㎞
エンジンは同じディーゼルです。
車格が違いますから、同じエンジンでも細かなセッティングは当然違うと思いますが
それは承知で、私が感じたことを率直に記したいと思います。
まずは、ATから。
年次改良でATの改良がされたのか、出だしは非常にスムーズです。
XEでは一瞬もたつきを感じますが、それが解消され、
アクセルを踏んだ瞬間から踏んだ分だけスゥーと出ていきます。
また、高速道でキックダウンした際も
XFは変速ショックもなく、力強く加速していきます。
この加速時も自分がイメージする感覚と違和感なく加速していくので気持ちいいです。
同じ8ATなので、XEも現在は同様に気持ちの良い加速感なのでしょう。おそらく。
次にエンジン音についてです。
室内に聞こえるエンジン音もXEとは異なると感じました。
これもATの年次改良によるものなのか、
あるいはXEとXFのキャラクター分けによるものなのかは不明です。
室内でのエンジン音ですが、アクセルを踏んだ際に
XEでは「ヒューン」といったターボが効いているような感じで、
スポーティな印象の音がしますが、
XFでは「ズゥオーン」といった感じで、重厚感のある音がします。
どちらも好みの音ですが、
XEは試乗時や納車後も乗るたびに「ディーゼルなのに、こんな音がするんだ」と
予想外の音に違う意味で驚きましたが、XFはそうした感じはありません。
モータージャーナリストの河口学さんが、YouTubeの自身のチャンネルで、
フェイスリフト後のXE(DYNAMIC P300)を試乗された際に、
「膝の辺りに入っているスピーカーから、合成音が増幅されて聞こえてくる」
といったコメントをされていたので、
もしかすると、ディーゼルでも同様に演出の一つとして
合成音が使われているのかもしれません。
ただし、確認したわけではないので真偽は不明です。
詳しくお知りの方がいらっしゃれば、教えてください。
3つ目は乗り心地についてです。
私のXEは19インチ装着車なので、タイヤはフロントが40扁平、リアが35扁平ですが、
サスペンションの絶妙なセッティングの恩恵か、驚くほどしなやかな乗り心地で不満はありません。
これに対して、XFスポーツブレイクは標準の18インチ(45扁平)なので、あたりがより柔らかな印象です。
多くの人は18インチの乗り心地を好むと思われますが、
私のように見た目重視で19インチを選択しても、XEは(シャーシを共用するXFも)乗り心地は犠牲になりません(あくまで私の主観ですが…)。
高速走行で気になった点として
XEのハンドルが「カチッ」としているのに対し、
XFは若干「遊び」が大きく感じたことがあげられます。
これはお借りした車両の問題なのか、XFのセッティングの問題なのかは不明ですが、個人的にはXEの方が好みです。
お借りした車両は、ライトがLEDでオートハイビーム装着車でした。
フェイスリフト前のXEは、HIDで幾分暗いので
(街中は気になりませんが、郊外では気になります…)
LEDはいいなぁと思いました。
ただ、今回はトンネル内での体感ですので
HIDとの違いを明確には感じられませんでした。
最後にサイズと取り回しについて。
XFのサイズはXEよりワンサイズ大きく
全幅が1880(XE 1850)、全長は4965(XE 4680)、
全高はスポーツブレイクがセダンより40高く1495(XE 1415)です(単位は㎜)。
全幅が1850を超えるので、機械式駐車場などで制約はありますが
街中での取り回しは、サイズの割に思ったほど苦労しません。
感覚的にはXEとほとんど同じです。
都内の住宅街は、道が細いうえに電柱が出っ張っているところがあり
気を遣うのですが、今回それほど気になりませんでした。
駐車等では、幅より長さに注意した方がいいと思います。
※全長は5シリーズツーリング、Eクラスステーションワゴン、A6アバントと同程度(数センチ長い)です。
次回は、内装や室内空間の広さについて記したいと思います。