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2023年10月16日

1975年式行灯カブ修理記録 その2

その1より続き

9/21 作業12日目
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車体からエンジン下ろし~分解。

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なんと・・・カウンターシャフトローギヤ(1速)に歯欠けを発見。
(これに全く気付かず見落としたまま組み込んだことにショックを受ける・・・)
キックスターターシャフトのセットリングが折れていたことも考えると、ギヤに過度な負荷のかかる始動をしていたのではと考えられる。

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ちなみにこの辺りの部品はほとんど廃盤となっています。
根気よく中古を探すか、他車種からの流用も視野に。

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中古在庫ボックスにあった1982年C70のミッションから試しに1速ギヤのみ移植してみると、1~3速までチェンジ可、メイン/カウンターシャフト動作OK。元が37Tでこちらは36Tながら、ミッション単体では問題見当たらず。

このC70のミッションにそっくり載せ替えも考えたが、1速ギヤ以外のパーツに問題は無く、シフトパターンも変わるためなるべく避けたいので、これの品番で部品が出るか探してみることに。

23421-086-020 ギヤー カウンターシャフトロー (36T)
2023/10/16時点 在庫数:6

23422-041-000 カラー カウンターシャフトローギヤー
2023/10/16時点 在庫数:11

在庫残少ながら、まだ手に入るようで早速発注。
元の部品23421-041-000 カウンターシャフトローギヤー(37T)と違い、カラーが必要になるものの、カウンターシャフトの品番は同じなので流用可と判断。セカンドギヤーとの嵌合も確認できた。1速の一次減速比は3.363から、C70と同じ3.272となり若干のハイギヤー化。

9/24 作業13日目
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キーランプレンズ新品組み込み
割らないためになるべく作業の終盤でと思っていた。滅多に手に入るものではないですからね。

9/29 作業14日目
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メインシャフトローギヤー到着&内容確認。無事に同じものが届いた。
ちなみにこのタイプのギヤが使われているのは、1976年のC50/70Z2(後期行灯)から1986年のC50/70-G(12V化最初期モデル)まで。

10/05 作業15日目
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再度エンジンを組み直し。

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早速車体へ搭載。今度こそ大丈夫なはず。

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エンジン始動。目立つ異音は無く安心。

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レッグシールドを付けて試走~ガソリン給油。懸案であった1速の異音は消えていた。
預かり前は40㎞/hそこそこまでしか出ないとのことであったのが、60km/h近くまで出るようになっていた。しかし相変わらず温まるとアイドリングがすぐ止まる、持続しても再度吹かすとかなりの黒煙が出る、走り出してもずっと燻っているような吹け上がりのため、キャブではなく点火時期か?

10/05 作業16日目
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点火時期調整方法の一つとしてテスターを使う方法がググったら出てきたので、実際に試してみる。ジェネレータ黒線とボディアースを繋ぎ、Ω抵抗値測定モードでフライホイールをFマーク位置に合わせると、通常ならばポイントが開くため抵抗値が変わるはずが、0.00のまま変わらない。(閉じたまま)

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Fマークから左回転し、Tマークを超えたあたりでポイントが開き始めた。これではピストンがかなり戻ったところで点火しているはず。やはり、遅角しすぎて燃焼不良状態であったことが分かった。

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コンタクトブレーカーの調整ネジをゆるめ、Fマーク位置のままマイナスドライバーでコンタクトブレーカーをズラし、抵抗値が~0.15あたりになるよう点火ポイントを調整してみた。最終確認のためタイミングライトを調達する必要がある。

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マフラーも妙にやかましいのでバッフルを外すと、腐ってほとんど消し飛んでいた。

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社外品の余りがあったので取り付け。出口に対して細すぎるような気がするが、正常な排気音になった。パーツリストによると、このC50Z1からマフラーとバッフルがセットのパーツとなるようだ。

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試走。70km/h近くは到達するようになり、アイドリングも比較的安定するようになった。試走中、急にガス欠症状となり原因究明のため再度キャブを点検。

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ジェットニードルがぐらついていたので取り外すと少し曲がっていたため、左の元ついていたニードルに戻し、スプリングもジャンク箱のキャブから取り外した弾力のあるものに交換していたが、左の元のスプリングに戻した。若干内径が太すぎて、ニードルのクリップを押していなかったと思われる。

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組み込んで、再度試走。黒煙もなくなり、エンストすることなくスローも安定しており格段に良くなった。あとは点火時期の最終調整と、キャブの微調整でエンジンは完璧になんとかなるところまで仕上がった。

10/08 作業17日目
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仕事の都合で一旦保留中、かなりガソリン臭いのでよく見るとガソリンタンクの底部に漏れを発見。シート下からも相変わらず漏れて垂れてきている。別タンクは本当によく漏れる・・・・

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外してみると、ホース口(特にメインタンク側)が錆びてグズグズになっていた。長い期間置いているとガソリンが半分減るとオーナーが言っていたのはコレのことと判明。

錆を削って、ホースも新品を手配。部品待ち(モ〇タロウ10%オフの日待ち)のため現在も保留中。この10月は仕事と私用もアレコレと有り忙しいため年内に仕上がれば良いかと思う。

その3へ続く
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Posted at 2023/10/16 13:26:21

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