前回からの続き。
仕上がったセル付きエンジンを、セルなしスタンダードのカブに搭載すべく車体側を改造していきます。

手を付けてしまえばサクッと組みあがってしまったエンジン。
歴代3台のエンジンを経ているレジェンド1号機も、さすがにセル付きエンジンは初めてなので車体側も久しぶりに大改造。
乗り出し当時の面影と部品が年々なくなっていく(笑)
もうすぐ20万キロになってしまうので、1号機の思い出振り返り記事もまた書きたいところ。

搭載予定の1号機は毎日の通勤という重要任務があるため、エンジン組み立て後の始動試験は運用離脱している予備機のC70改で実施。
キャブは16φの負圧式のVC57Aを使うつもりだったが、最後に使用してから5年以上も放置していたせいもあって見事にダイヤフラムが硬化して全く使い物にならなくなっていたため、先代の90エンジンからPB48Bキャブレターを取ってくるハメに・・・。

VC57Aを取り外し、PB48Bを取り付けてセルでの始動と回転上昇を確認。
余っていてどうしようもなかったVC57Aをなんとか活用したかったんですが、あえなく断念・・・。

搭載予定のカブ1号機から、現在使用中のHA02Eを取り外し。
90エンジン、パワーがあっていいんですが、私が引き当てる個体はことごとくオイル消費の激しいボロだったので、もういい加減メンテに疲れてきたんです・・・。
さようなら90エンジン。貧乏人間の行動範囲を拡げてくれて、ありがとう。

ネットの受け売りで、簡易配線図を書き出し。この図の通りに配線を追加&変更していきます。
しかし鉛筆を握らすとこの世の果てまで汚くなるのが長年のコンプレックス・・・。
超丁寧に時間かけてコレですからねぇ・・・。

セルスイッチ付きのリトルカブ用ハンドルスイッチをヤフオクで調達し移設しようとするも、ノーマルカブのスロットルワイヤーでは長さが足りないことが判明・・・。わざわざリトル用ワイヤーを注文する気にもなれずw

結果、自作の怪しいスイッチボックスから右側の+線ON-ONスイッチのON側をセルスイッチとして代用することに。ちなみに元々はLEDフォグランプ用のスイッチで、OFF側は今でもUSB電源として使用中。左側のUP-DNスイッチはヘッドライト上下切り替え用の2回路2接点スイッチ。7年間漏電せず普通に使えてます。

何年かぶりにバッテリーボックス取り出し。こんなの滅多に外さないので砂埃だらけ。ここ開けないとセル配線引き通し出来ません。

そういやリレーどうするの?と配線図書いた時点で気づいて、またヤフオク中古を漁るところだったが、よく考えれば社外の適当なの使えばいいじゃんと思って、最寄りの工具屋に走ってエーモンのリレーを調達。1200円ぐらい。コレで十分です。

バッテリーボックスに穴開けてリレー取付。セル&ハーネスへの配線もしていきます。

手に持ってる赤コードはリレー~バッテリー線。黒コードはセル~バッテリー線。
この2本を既存バッテリーコードの上に被せて設置するのが窮屈で難航しました。それでもなんとか取付完了。

あとはハンドル内部の配線をレイアウト変更。ここらはもう私しか分からなくなってるぐらい滅茶苦茶です。

エンジン載せるにあたって障壁になったのが、AA01E特有のブローバイ吹き出し口の問題。排ガス規制後のモデルはブローバイガス還元装置が標準装備なので、吹き出し口が吸気側に向いています。もちろん私がそんなもん付けるはずはありませんので、なんとか大気開放するために工夫する必要があります。
とりあえず画像のように余っているプラグコードのステーを追加して、車体側面へ露出させるようにしてみました。

こちらは搭載後の画像。フレームの隙間をキツキツのS字を描いて燃料チューブの穴から引き通し、エキパイ付近に吹き出し口を持ってくることが出来ました。
とりあえず結果オーライということで(^^;

エンジン載せたらレッグシールドをセルモーター用にくり抜きます。
いよいよそれっぽくなってきました。

無事、車体側の配線工事も完了し問題なくエンジンがかかることを確認。
ジャンクエンジン引き上げから2か月半で実用機として再起動しました。

これも今回知った事実。セル付きモデルはステップもチェンジペダルも別部品だったので慌てて発注。モ〇タ●ウは同月なら送料無料なので助かりますね( ´∀` )
ペダル ギヤーチェンジ 24701-GCN-740 ¥2798
バーCOMP. ステップ 50610GCN740 ¥3598
もはや病気。

ステップが新品ならサイドスタンドも新品にせにゃ格好にならんだろう!ということでストックしていた純正部品も引っ張り出しw まさに心機一転ですからね。

100㎞走行までに5回ほどオイル交換をして慣らし運転を行い、300㎞ほど通勤で使用してから、山岳区間試運転を実施。この時2月下旬の寒い時期でしたが、驚くことにリッター57㎞をマークするほどの好燃費を叩き出し、思わずニッコリ。
かと言って、先代90に劣る走行性能ということもなく、平地では4速ミッションで低回転を維持しながらスムーズな加速を見せ、坂道は41.4㎜ストロークならではの高回転トルクで楽に登坂してくれています。慣らし運転完了時点での総走行距離、19万2981キロ。間違いなく本機が上がりのエンジンになることを確信しました。