
仕入れた馬革は、形状とサイズから「ステアリング」「アームレスト」「ホーンパッド」を巻く分しか取れなかった。
残りの馬革でホーンパッドを巻き、ステアリングコラムは似た色の豚革で。

ステラの内装革巻きに使ったホースレザーは、内装色に似ていることとメンテナンス性が楽なの事で「顔料染の革」を選んだのだが、「厚みが0.6㎜しかない馬革」なのに伸縮性が悪い。
ホーンパッドを革で包み込む形状に合わせようとしたが、どうやっても大きな皺が寄るので革をカットして縫うことにした。

余談だが、
ホーンパッドを革で包み込もうと足掻いているうちに、ホーンパッドが「余った革を裏側に折り返して貼り付ける」には不向きな形状で、折り返し部分の革を漉いても"ステアリングとの干渉でパッドを押しても接点まで届かず、ホーンが鳴らない"ことが判明した。
そのため、ホーンパッドの周辺部を切削することで革の厚みを逃がしてある。

パッドの汚れを洗浄するにあたり、エンブレムを外そうとして....
みんカラに良く目を通しておけば防げたのに、先人と同じ過ちをしてしまった!!。

ホーンパッドは凹部をパテ埋めしたが、ペーパー掛けが不十分だったようで張った革に凹凸が....。
既に革の周辺部を接着しているのでやり直すには時遅し(´;ω;`)

陽当り具合によっては他にも凹凸が見えるが、常用しているのは「細かいことには拘らない妻」なので気にしないことにする。

三色になってしまったねぇ....

ステアリングとつながる部分。ステッチを合わせた方がよかったのだが、そうするとすごい皺が出るのでこのようになった。
ホーンパッドはぎりぎりまで削ったが、接触している。しかし、ホーンはなるので問題ないだろう。
次回の革巻きがあるなら、(忘れていなければ)ステアリングのステッチを変えて合わせることにする(と、思う)。

コラムはこんな感じで巻いてある。

こちらの革も顔料染の伸縮性が悪い豚革だが、折り返し部分以外は皺が寄らずに済んだ。
妻はメンテには無縁な性格だが....
比較的丈夫な豚革で、しかも顔料染めの革だからメンテをサボっても大丈夫だろう....
メンテナンスが苦にならないなら、栃木レザーのようなタンニン鞣しの染料染めの革の方が良い。
但しクロム鞣しの顔料染め革より(一般的に)高額だが....
Posted at 2022/03/30 16:19:24 | |
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