バッテリーパルス充電(サルフェーション除去)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
バッテリーのパルス充電を行い、サルフェーションを除去してバッテリーの延命を狙います。写真はパルス充電時のバッテリー充電器画面です。
(使用したバッテリー充電器についてはパーツレビューの方に記載してます。)
2
Peugeot 2008のバッテリーはマイナス端子がカバー内に隠れてるので、写真青丸部のアースポイントにマイナス側クランプを接続。パルス充電でECU等の電子機器を壊さないように、バッテリーのプラス端子からバッテリーケーブルを外して、充電器のプラス側クランプをバッテリープラス端子に接続。
3
充電器のコンセントを繋ぎます。(写真青丸部)
4
パルス充電前のバッテリーテスター表示値は以下の通りです。
(使用したバッテリーテスターについてはパーツレビューの方に記載してます。)
・CCA基準値:760(自分で入力)
・CCA計測値:548.2(72%)
・電圧値:12.84V
・抵抗値:6.41mΩ
なお、バッテリーが経年で弱ってきてるので、アイドリングストップが作動しなくなってます。
5
【4/20(火)18時頃〜】試しに2時間パルス充電した後のバッテリーテスター表示値は以下の通りです。
・CCA基準値:760(自分で入力)
・CCA計測値:???(写真撮り忘れ)
・電圧値:12.74V
・抵抗値:5.97mΩ
肝心のCCA値を記録し忘れるという失態でしたが、画面の上側に表示されてるバーグラフを見ると、パルス充電前と変わってないので、CCA値はあまり改善してないと思われます。ただ、抵抗値が少し下がったのは確認できました。
夜になったので作業終了して、パルス充電の続きは後日行うことにしました。
翌朝、なんと、作動しなくなっていたアイドリングストップが、作動するようになったので驚きました。たった2時間のパルス充電でしたし、バッテリーテスターのバーグラフも変化がなかったので、まだ効果はでないと思ってたのですが、バッテリー延命の期待が膨らみました。
6
【4/23(金)19時頃〜】4時間パルス充電しました。(累計6時間)
・CCA基準値:760(自分で入力)
・CCA計測値:594.6(78%)
・電圧値:12.93V
・抵抗値:6.07mΩ
CCA値が少しアップし、バーグラフも1個増えました。
ただし、数値は割愛しますが、今回のパルス充電前に計測した値は、前回のパルス充電前の値とほぼ同等で、アイドリングストップもまた作動しなくなってました。(今回のパルス充電後にまた作動するようになりましたが。)
パルス充電直後は改善しますが、時間の経過とともに元に戻っていく傾向があるようで、もしかしたら、パルス充電は一時的な改善にすぎないというオチになる可能性もあります。
7
【4/24(土)17時頃〜】18時間連続でパルス充電しました。(累計24時間)
・CCA基準値:760(自分で入力)
・CCA計測値:633.9(83%)
・電圧値:12.88V
・抵抗値:5.61mΩ
もっとCCA値のアップを期待してましたが、そこそこの結果でした。
途中で何回かCCA値を計測しておけば、上がり続けてたのか、途中でサチッたのか、傾向が掴めたのではないかと後悔してるので、次に長時間パルス充電する時は途中経過も計測しようと思います。
以前よりCCA値は良くなってますが、何故かアイドリングストップがまた作動しなくなりました。車内に取り付けたLCDバッテリーモニター(別の整備手帳参照)の電圧表示は、エンジンON時に約13.9Vであり、前日までは約14.9Vだったので、因果関係は分かりませんが、オルタネーター電圧が約1V下がってるような気がします。エンジンON時の電圧低下がアイドリングストップが作動しなくなった原因なのだろうか...。
翌日、特に何もしてませんが、バッテリーモニターの表示は約14.3Vに少しアップし、アイドリングストップが作動するようになりました。(オルタネーターで充電されたからなのか...。)
分からないことだらけで奥が深いですが、楽しく色々と試してます。
8
【4/29(木)15時頃〜】パルス充電を4時間(累計28時間)+AGMモードで通常充電を3〜4時間(自動でOFF)しました。
・CCA基準値:760(自分で入力)
・CCA計測値:768.4(>100%)
・電圧値:13.75V
・抵抗値:5.83mΩ
今まではパルス充電だけでしたが、車内に付けたLCDバッテリーモニターの電圧値がエンジンON時に下がってることから、パルス充電効果により空き容量が増えて、且つ、街乗りでのアイドリングストップ多用によりオルタネーター充電量が放電量に追いつかず、充電容量が低くなってるのではないかと考え、パルス充電後にAGMモードで通常充電したらCCA値が100%に回復しました。
ただし、これは一時的なものだと思われ、街乗りでアイドリングストップを多用してると、著しくCCA値が下がる傾向があるようで、流石に新品時のようには回復できないようです。
当初目的のバッテリー延命については、今のところ何とも言えない状況ですが、パルス充電で一時的にでも回復することは分かったので、なるべくアイドリングストップはOFFにして、定期的にパルス充電と通常充電を行いながら、経過観察していこうと思います。
最後に、安全上で心がけたことを参考に記載しておきます。
長時間充電後は水素が充満してる可能性があるので、暫く換気し、充電器のコンセントを先に外してからバッテリークランプを外すようにしました。逆の手順でコンセントを繋いだままバッテリークランプを脱着すると火花が散ることがあり、もし水素が充満してたら爆発する危険性があるので要注意だと思います。
[PR]Yahoo!ショッピング
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク