ニューテックDCT/NC-65 Sトロニックオイル交換作業
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総走行距離が目安の6万キロを越えた為予防保全整備の一環としてSトロニックオイルの交換作業を実施しました。交換はいつもお世話になっているプロショップ・インポートファクトリーゼロさんです。
マニュアルクラッチの進化系VW:DSG / アウディ:Sトロニックの共通メカニズムともいうべきDCTデュアルクラッチトランスミッションの整備・修理実績やノウハウも非常に豊富な為安心して作業をお願いできます。Sトロメカはデリケートな為いざトラブると30〜40万コースだそうです。
今回交換するのはアウディ定番の純正Sトロニックオイルではなくゼロの社長さんイチ押しのニューテックからリリースされているDCTマルチフルードNC-65です。オイルパンを外し古いオイルをほぼ抜き終わったSトロニックミッション下部。意外にも綺麗な内部に少し驚き。
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外したオイルパン内部にはマグネットで鉄粉を付着させミッションを保護するストレーナーの役割があります。一見綺麗に見えても付着している鉄粉はかなりの量です。この堆積した鉄粉がSトロニックミッションの電子制御において変速不良などのイタズラをするリスクが大きいそうです。
ディーラーではミッションオイル交換を積極的に推奨していない様ですがこの鉄粉汚れを見れば交換は言わずもがなの必須作業と言えるでしょう。
お近くのGSで見かけるATオイルチェンジャーに似た簡易交換整備マシンを導入している工場ショップもある様です。当然作業時間の短縮や整備コストもお安くなりますが写真の様にオイルパンを外さない限りマグネットに堆積した鉄粉は物理的に除去出来ません。コスト優先か二重投資のリスク回避優先か選択するのは貴方次第です。
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清掃作業中のオイルパンです。ガスケットパッキンとオイルフィルターは当然新品交換です。双方プライスはお安くありませんが私共業界共通のお約束事「パッキンの再使用は御法度・厳禁です!」
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今回7.0L交換したニューテック製DCTマルチフルードNC-65。アウディ: Sトロニック、VW:DSG他ATF、CVTFと国内外メーカー各社の様々なミッションに対応しています。当初は三菱のランサーエボリューション用として開発されたそうです。みんカラユーザー諸氏の評価もすこぶる高い純正ミッションオイル同等以上のパフォーマンスを発揮する逸品です。
NC-65マルチフルード交換後実証運転の感想〜走行フィーリングは非常に滑らかで力強いのひと言です。Sトロニック7速ミッションが何処で変速しているのか分からない位スムーズで自然な走行感覚は恐らく新車購入直後にハンドルを握り感じたものと同じであったかと。
今まで中低速域2〜3速に入った際に時折感じていた軽い変速ショックも見事に解消しています。作業的にもプライス的にもハードメニューの部類に入りますがSトロニックによるファントゥドライブフィールの回復と安心感の獲得に寄与しています。
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