汎用GTウイング取り付け　覚え書きみたいなもの

取り付けたのはずいぶん前ですが、作業の参考になればと・・・


注意

汎用ウイングの取り付けです。
車種専用タイプは剛性の高い純正スポイラーの取り付け位置に付きますので、このような大掛かりな作業は必要ないと思います。
また、走行中はウイングに想像以上に力がかかりますので、補強は確実に行ってください。
（よくサーキット走行中に取れたなんて話も聞きます）


また、これを参考に作業するときは自己責任でお願いします。

保安基準に関してもこれで間違いなく通るという明確な基準が曖昧なため、必ず車検に通るというものではありません。こちらも自己責任でお願いします。

車検に通すために保安基準に適合するサイズにしております。
８は車幅１７７０ｍｍ
保安基準ではウイングは車幅より、両側１６５ｍｍ以上内側でなければなりません。
よって車幅１７７０ｍｍ－（１６５ｍｍ×２）＝１４４０ｍｍ
８にはウイング幅１４４０ｍｍ以内のサイズなら取り付け可能となります。

また車体最後端部よりウイングが出てはいけません。
ＧＴウイングはより後ろにあった方が空力面で有利なのですが、保安基準に準じて少し余裕を持たせて前寄りに付けています。

また、画像を見てもらえば分かると思うのですが、翼端板の形状（厚み）が保安基準（確か５ｍｍ以上）に満たないので周囲をシリコンホースで作ったモール？緩衝材を装着してあります。

因みに、翼端板とボディの隙間が２０ｍｍ以下だともっとウイング幅が稼げるようです。

さて、次は肝心の取り付け部分です
ＲＸ－８だけに限らず、最近の車のトランク形状は必ずと言っていいほど平面なところはありません。
なので、斜面にそった土台を作る必要があります。

先ずは、トランクにウイングの取り付け位置を決定したら、その部分周辺にマスキングテープを貼り傷の防止をします。
そしてウイングにステーとマウントベースを取り付けて、トランクの上に置きます。するとマウントベースに隙間があくので、画像のＡとＡ’の隙間の差を計測。これを元に土台を整形すると無理なくトランクにフィット出来るようになります。

トランクの内側です。
８のトランク後端は袋状になっているので、穴をあける必要があります。
雨漏り防止のために防水パッキンを塗っています。
また、穴を開けたりしたところはきちんと防錆塗装（タッチペンのやつ）と見た目を良くするために純正色のタッチペンで塗っておきます。（てか、こんな所見えませんが(^_^;)）
補強用のアルミ板が見えます。
裏側はあまり必要ないように思いますが、風圧で後ろ向きに引っ張られるような力が掛ると思うのでここもできれば厚い板を使いたいです。

こちらは上側の補強板です。
最初はこの板は付けていなかったのですが、高速テストのとき、１２０㎞/h辺りからトランクが変形し始めたので、見た目は悪いですが補強しました。
アルミ板の板厚は２．５ｍｍ厚（上下とも）
出来れば３㎜以上にしたかったのですが、手に入らなかったので断念・・・
この状態（ウイング角度は一番寝た状態）で２００km/hまで耐えることは確認していますが、正直もっと補強強化したいところです。

また、時間が経っているのでゴムの台座が潰れてきています。ここも何とかしたい所（アルミで作りたい）

断面をイラストで描いてみました。
裏側にも斜めに切ったゴムを挟んでいます。これでボルトナットを締めていってもマウントベースが傾かないようになっています。

またマウントベースをL字アングルで自作すればこのような複雑な形状にしなくてもいけると思うのですが、どうも奇麗に作る自信が無かったもので・・・(^_^;)

あ、最後に・・・
実はまだこのＧＴウイングで車検にはパスしておりません。
前回の車検では翼端板の形状で引っ掛かりました。
現在は翼端板にシリコンホース加工したものを装着してあります。これでパスできると思うのですが・・・
来年車検なのでこれで行ってみたいと思っています。
２００７年１１月現在


2008年3月24日追加
無事に車検に通すことができました！
これで堂々と公道走れます(≧∀≦)

2010年3月の車検も通ってます。