ポルシェ911(964)ドアロックソレノイド交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
964の運転席側ドアが外から施錠できなくなりました。
運転席外から鍵を閉めて助手席側だけ作動する事。運転席側ソレノイドの作動音がしない事。運転席側を中から手動で締めて、助手席側外から施錠でアラームの点滅作動する事より、コントロールユニットやセンサーではなくソレノイド故障と判断しました。
なお壊れるところはソレノイド以外に、ドア外キーシリンダーのセンサー、コントロールユニット、アラームユニットがあるかと思います。
後ろ2つは助手席下に収まっていて、タルガやカブリオレで露天保管だと、シール劣化に伴う雨漏りで水没して壊れるという恐ろしい症状例が紹介されているのを見かけもしました。
ということで、内装の取外しはFrスピーカー交換同様です。
2
先日、スピーカーを交換した際に防水フィルムを剥がすのが大変そう、剥がしたくないと書きましたが、もう剥がす羽目に。
剥がしてみると、防水フィルムの内側は全面粘着面になっていて、きれいに剥がせば再度貼付けもできるかなという感じです。
国産車にありがちなブチルゴムは剥がすのも大変で、周囲を汚したりしますが、これはそういうことはありませんでした。
3
ソレノイドです。
ポルシェ小僧さんで注文しました。
箱にはWVEヴィークルエレクトロニクスというNGKの子会社名があり、本体にはザックスロゴと純正部品ロゴがあって出自が良く判りません。
4
まず写真の赤丸3つのネジで次に示すカバーを外し、青丸2ヶ所がソレノイドを固定しているネジとなります。
こちらは長穴のため、取付位置が変化しないようマーキングしてから弛めました。
5
ソレノイドのカバーです。
やや知恵の輪ですが、メンテナンスポートから取り出すことができます。
6
ソレノイドの取付ボルトを弛めた後にコネクターを取外します。防水ラバーカプラーで抜けにくいですが、普通に引き抜けます。
7
ソレノイドとロッドは、トランクフードのガスショックでも見かけるクリップで軸が固定されています。
写真のようにロッドの上端を軸に前に振って作業できます。
外したソレノイドの各端子の抵抗値を計ってみると、新品とモーターのところの抵抗値が異なっていました。(上3下2の5ヶ所端子があり、上3はセンターがアースで両端が全伸びと全屈時に導通。下2が作動モーターだと思います。)
8
あとはばらした順を逆に組付けていきます。
内装を閉じきる前に、ドアストライカーを手で回してドアが閉まった状態にしてロックをかけ、きちんと動くかどうか確認しました。
防水フィルムは接着力が弱まったため、アルミテープで念のため養生。内装からはみ出さないように最小限にする必要があります。
あと、内装をつけるとき、ドアハンドルの下側のHexソケット2本が斜めって入りやすいため、舐めないように注意が必要です。
ということで、内装取り付け完了後に作動確認をしたところ、無事に施錠できるようになりました。
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