クランクシャフト検証

ストロークアップした、戸田レーシング製の鍛造フルカウンタークランクシャフトです

こちらはミケロット製GTCエンジンをバラして摘出したクランクシャフトです。
ミケロットエンジンは、クランクシャフトはノーマルを使用しています。かなり使い込まれた感じです。

軽量化をかなり意識しているみたいですね。カウンターウエイト形状は戸田製より軽そうです。

戸田製と同じく、クランクジャーナル中心部はラインボーリングで穴が空いています。
コンロッドジャーナルにも穴があいていますが、ノーマルクランクはラインボーリングで一直線に穴あけしてるので、直線上にあるカウンターウエイトにも穴が空いています。
戸田製は鍛造時に穴がある設計のようで、後から開けた穴じゃないので、カウンターウエイトには穴がなくバランスが良さそうです。

親メタルジャーナルのオイル穴なんかイマイチ、、、

こちらは戸田製です。
チューニングクランクらしく、オイル穴が斜めになっていて、いかにもオイルが回り易そうです。
全体的な作りを見ても、フェラーリ純正クランクはさすがこれで市販されているとは信じ難いほど形状が美しいです。眺めているだけで一杯いけそうですね！

そして、戸田レーシング製
さらに上を行っています。
鍛造段階から精密に作られて、
切削も隅々まで綺麗に仕上がってる。
バランス取りしましたが、ウエイトに空いている穴が少なく、小さい！
鍛造段階からの精度が桁違いにいい証拠ですね。