花粉症対策について その① 空調 感染対策にも
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
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花粉症の方には辛い季節ですが、特に運転中の花粉症の症状は危険ですし運転を楽しむどころじゃ無くなりますよね…
自分を含めて花粉症/アレルギーだらけの家族ですがそれなりの効果を感じていて、また、多少の病気の知識もあったため、これまでご紹介して来たアレルギー対策になるパーツレビューのまとめと備忘録も兼ねて ①空調 と②それ以外 に分けて記事にしてみました。
もし対策をされていない花粉症をお持ちの方がいらして少しでもお役に立てたら嬉しいですが、単なる個人的な見解や方法なので参考程度にお願いします^^;(ご意見があったら頂けると嬉しいです😊)
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エアコンの設定を内気循環にするのが手っ取り早そうで、自分も過去にはそうしていた時期もあるのですが意外にそう単純で無いようです。
外気導入をしないままでいると車内の二酸化炭素濃度が上がりますが、3000ppm以上になると眠気や集中力低下、疲労感、頭痛、嘔気などが出るようになると言われています。
また、マスクをしていると呼気中の二酸化炭素を吸い直す事にもなるのでより症状が出やすくなります。
一方で花粉症の症状としても集中力や注意力が落ちたり、頭痛や倦怠感などが出る事もあるので、症状が重なるとより危険ですよね^^;
60分間、内気循環のままにして走行したJAFの実験によると、郊外や山道、高速道路だと最大4500〜4700ppm程度、市街地だと最大6700ppmにまで二酸化炭素濃度が上昇するデータが出ています。
https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/user-test/temperature/air-conditioning 3
(写真はCX-8の外気取り入れ口ですが、ここに落ち葉や雪などがあると外気導入が出来なくなります)
そこで、外気導入しながら花粉やアレルギー物質対策機能などのある高機能のエアコンフィルターの機能を利用します。
先程のJAFの実験では、フィルターの種類は不明ながら外気導入と内気循環いずれも車内に置いたプレパラートへの花粉の付着が僅かしか検出されず、差もなかったようです。
一方でスパコン富岳のシミュレーションによると、時速40キロで走行中に窓を閉めて外気導入にして、エアコンを最大風量で回すと45秒、その半分の風量でも85秒で、車内の空気が全て入れ替わります(逆に窓を開ける事による換気効果は意外に僅かだったようです)。
スギ花粉の場合、完全な形の重い粒子で無風の場合でも秒速1.5センチ前後でゆっくりと落ちていくので(ヒノキでも同様)、外気導入にすれば乗車する時に入り込んだ、あるいは舞ってしまった花粉を気流で車外に追い出す効果も期待出来そうです。
近頃の一般的な車は、ドアの開閉やエアバッグ作動時の急激な車内圧の上昇防止のため、Cピラー、リアウィンドウの上下端、トランクの下端、リアガーニッシュの裏などに、車内の空気を外に逃す隙間があって、外気導入にするとそこから空気が抜けていくようです。
ちなみに車内に浮遊する花粉の低減にも内気循環によるエアコンフィルターの使用が有効とのJAFとBOSCHの共同実験の結果がありますが(5分間で97.9%減少)、障害物のない空間での模擬的な実験で、かつ床に落下した花粉も減った分としてカウントされているようで、実際は車内に溜まってしまう分も多いのではないかと考えています。
そもそも輸入車を中心に車種によっては内気循環ではエアコンフィルターを通らない設計のものもあるようです。
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