水温計の精度(信頼性)を確認
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
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私のミニは水温が上がりやすく、サブラジエーターを追加して対策しているが、他の人のブログ等を見るとそれほど水温が上がらない人が多いようなので、念のために水温計(VDO製)が正しい温度を指しているか確認した。
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簡単に確認出来て、リファレンスとして信用できる測定器として、堀場製作所の高精度放射温度計(非接触)を選定。
堀場製作所の製品は、基本的に研究・開発用なので、高精度だが個人で買うには高価すぎるが、ヤフオクで中古なら格安でゲットできた。
ホリバのIT540N。
現行(IT545N)の一つ前の型だが、私の用途では現行と同等で、新品で買うと48000円ほどする物を、ヤフオクで中古を3800円でゲット。
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放射温度計は、対象物の放射率を正しく設定しないと正しい結果が得られないが、とりあえず、対象物を黒く塗装すると放射率が0.90~0.95になるので、今回も計測ポイントを黒く塗装することにした。
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VDOの水温計のセンサーは、ノーマルの水温センサーと同じサーモハウジングの下辺りに付いているので、計測ポイントもそれより少し上のサーモハウジングとした。
2ビームレーザーを当てるので、2か所黒く塗装。
ここの鉄の壁面は、厚みが薄いので、内部の水温とほぼ同等の温度が計測できるはず。
ちょっとダサいが、見てくれはそんなに気にしないし、後で消すか目立たなくすればいいと思い、適当に塗装した。
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82度のサーモを使っているので、82度でサーモが開いた時
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黒く塗装したポイントの温度は80度。
内部の水温より、外気にさらされたヘッド表面の方が若干温度が下がると考えると、VDOの水温計が示す温度はほぼ正しいことが分かった。
IT540Nの精度スペックは、0~200度の範囲で±2度なので、VDOの水温計の表示と誤差の範囲内とも言える。
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あと、黒く塗装したところの下の茶色い塗装の部分を測ると、黒→茶の色の違いによる放射率の差で、黒い塗装の部分より1度高く表示された。
それを踏まえてサーモハウジングの下の茶色い部分で88度のとき、ヘッドの反対側の温度を測ってみた。
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結果は88度で、サーモハウジングの下と同じだった。
ヘッドの4番側と1番側で水温の差があると思っていたが、意外とほぼ同じのようだ。
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今回の計測でVDOの水温計の確からしさが確認できたが、同時にやっぱり私の車は水温が上がりやすいことも確認できたことになる(^^;
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