鞍馬山ツーリング(4)
投稿日 : 2012年11月25日
1
さて、秋の山の風景とくねくね道を堪能したあとは、お待ちかね、今週のカレーターイム。
せっかくもみじ狩りに出かけたのだから旬のジビエをいただかなくてはね。
ということでやってきたのは滋賀県高島市の山奥、朽木地区のさらに奥地にある「山帰来」。
ここは市の施設である「針畑ルネッサンスセンター」の一部として営業されている山荘のような食堂。
ここで、鹿肉カレーを出すらしい。
店に入るとハイキング客とほとんど変わらない格好の店員が、ゆるーく 「あ、いらっしゃいませ」。
あれ?けっこうやばい感じ?
いやいや、案外こういうところほどうまいんだよきっと。
この店員さんも、普段は鉄砲撃ちとかだったりしてね。
2
が…この日は鹿カレーはメニューになかった。
がっかり。
今朝、通った国道の脇で転がってた、立派な角を持ったヤツ見て、すっかり食う気になってたのに、ちょーがっかり。
代わりに、へしこ茶漬けをオーダー。
「へしこ」というのは魚をぬか漬けにしたもので、ここらでは鯖のへしこが名物になっているらしい。
なんで山奥で鯖かというと、その昔、若狭で捕れた鯖を徒歩で京都に運ぶ際、日持ちするようにぬか漬けにしたり、なれ鮨にしたりして、この山中を運んだのが始まりなのだそうだ。
そしてここらの道筋は「鯖街道」と呼ばれている。
そんなわたしも、へしこという存在を知ったのはつい先月。
若狭湾のツーリングでそこかしこに看板が出ていたので気になっていたのだ。
初めて食べるへしこはなかなか好印象。
酸味と塩分がキツイので茶漬けにするとちょうどいい。
糠臭さや、発酵した魚の臭さは感じなかった。
あぶって酒のつまみにしてもイケルらしい。
3
茶漬けだけではしょんぼりなので、「針畑うどん」もオーダー。
ここらの地名が入ったメニュー、しかも品書きには「山菜入り」「おいしいよ」とも書かれている。
期待しないわけがない。
…って、これ、ただのけつねうどんやんけー。
秋に採れる山菜ってナニ?
謎のキノコとか、わんさかわんさか?
って期待したわたしがおろかだった。
やっぱりこの店、ダメな方だったわ。
4
空腹は満たされたが、満足感がない。
こうなったらBプランよ!(キャメロン・ディアス風味)
R367まで降りて、朽木地区の中心部でそば屋に立ち寄る。
こんなこともあろうかと、バックアップとして他に鹿カレーを出す店もリサーチしていたのだ。
5
全国1億6千万キレンジャイの諸君、すまない。
今週はソバ怪人に負けた。
もちろんカレーはメニューにあったが、隣の客が食ってる蕎麦があんまりにもうまそうだったんだよぅ。
で、鹿はどうした、って?
6
ほれここに。
じつはオーダーしたのは鹿肉そば。
温かいつけダレの中にローストしてスライスした鹿肉が沈んでいるのだ。
これがうめぃ!
鹿肉といったら、オーストリアで食った郷土料理の、細切れ鹿肉を焼いて野いちごの甘いソースをかけたヤツが思い起こされて、まあ珍味ってのはたまに食うぐらいでいいよな、と考えてた。
でも、これなら牛肉と同じ頻度で食っても飽きなさそうだ。
蕎麦もうまかったし、なかなか良いね、このお店。
というわけで、見て走って食って、満足~
おしまい
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