新島サイクリング その4
投稿日 : 2019年01月23日
1
それにしても真っ白な砂だ。
白い砂の上に、大豆ぐらいの大きさの玄武岩の小石がちりばめられている。
観光協会のウェブサイトかなにかで初めて写真で見たときにはサンゴ砂のように見えたけれど、伊豆諸島の成り立ちを考えるとそれは考えにくい。
実際に足を運んで見てみたい、というのが今回の旅の目的なのであった。
2
太陽の反射で目がチカチカしながらも、砂をじっと観察してみるとキラキラした石英の粒が多く混じっている。
ちょっと黒雲母も混じっているか…
3
そこらに転がっている石は真っ白な軽石が多い。
うーん、石英デイサイト?
4
崖の地層にはゴロゴロとした玄武岩質の石が取り込まれている層もあったりして、岩質の違うマグマが交互に噴火して堆積し、波に削られてこの絶壁ができあがった様子がうかがえる。
まだまだ疑問は残るが、白い崖と砂浜の正体がわかって納得。
さて、ブラタモごっこはほどほどに「白ママ断崖」と呼ばれる巨大な白い壁を見に行くために、海岸沿いに南へ向かってさらに歩く。
5
15分ほど歩いたところでクルマが転回できる広場があり、整地された「車道」はそこで終わる。
その傍らにはこんな看板が立てられていた。
白ママ断崖に近づくことは危険らしい。
6
まー、そりゃそうだよな。
風化して脆く崩れる地質で、50m以上の高さの垂直な壁はちょー危ない。
波打ち際まで数メートル程度しかないし、歩いて行ってもただ壁を見上げるだけで全景は見えないだろうしな。
白ママ断崖を正面から見るためにはやっぱり、夏にサーフボードをレンタルしてパドリングしながら沖から眺めるしかないのかな。
サーフィンなんてやったことないけど。
7
来た道を戻って急なコンクリート階段をヒイヒイ言いながら登り、自転車を回収して北上する。
途中で新島空港の滑走路脇を通って到着したのは 羽伏浦海岸。
8
地中海を彷彿とさせる門形の建物も目を引くが、やっぱりわたしは海岸の先の切り立った山肌に釘付け。
あのてっぺんにも行ってみたいなー
関連リンク
[PR]Yahoo!ショッピング