みちのくトレード シャープシューター その1
投稿日 : 2011年01月05日
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小田原のみちのくトレードという会社がリリースする小型EVのシャープシューター。
フランスのSecmaというメーカーが作っているFan Extremeという車両を輸入し、エンジンをモーターに積み替えたコンバートEVだ。
モーターのトルク特性を活かして、街中をぐいぐい走れるEVを通勤用に導入したいと考えているわたしにはとても興味のある1台だ。
ヒルトン小田原リゾート&スパで展示試乗会が行われるという情報を得たので、見に行ってきた。
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試乗は、ホテルの新年イベントに来た一般客の中で興味を持った人を助手席に乗せて、プロムナードの一部を2周回るといったもので、大半は子供だった。
ハンドルを握っているのはみちのくトレードの代表でいらっしゃる佐々木氏。
わたしは遠くからシャープシューターを見に来たということで特別のご配慮をいただき、自分で運転させてもらうことができた。
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なんでも、ウェブサイトやパンフレットに載せる写真を撮るためにヒルトン小田原の構内を使ったところ、支配人の方がシャープシューターに大変興味を持ち、タイアップしたイベントを開こうということになったそうだ。
この日は地元のケーブルテレビも取材に来ていた。(写真左端)
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右のテールランプ下に充電用のソケットが追加されているのが特徴。
ちなみに、ベース車両はフロントカウルの中央にバイクのような給油キャップがあるが、EV化に伴ってウォッシャー液の給水口へと流用されているそうだ。
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エリーゼとのツーショット。
車体寸法は全長2.5m、全幅1.4mで、スズキ・ツイン(全長2,735mm、全幅1,475mm)より小さく、イタリア製EVのジラソーレ(全長2,345mm、全幅1,260mm)より大きい。
全高は1.1mと、エリーゼとほぼ同じだ。
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バッテリーは後部の元エンジンルームと助手席の足下に分散して搭載されている。
車体の内壁面に取り付けられている赤いノブは電源の遮断スイッチ。
このため、助手席に大人が乗るには膝を抱えるようにして座らなければならず、少々つらい。
もっとも、通勤用と考えれば、普段アルトでそうしているように、助手席に手荷物を載せて一人で運転するのがほとんどだから、たいした問題ではない。
むしろ、重量物をホイールベース間に搭載している点や、一名乗車で左右の重量バランスが大きく崩れないという点を買いたい。
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ほんの数百メートルの試乗だったので、以前に試乗したジラソーレやe-ZONEのような細かなインプレッションは語れないが、楽しい乗り味であることは想像に難くない。
予想していたよりマイルドで、路面の凹凸をよく吸収していてゴツゴツした感じがなく、ステアリングの応答は一般的な国産乗用車のようにあまり切れ味は鋭くない。
エリーゼみたいに、カミソリ的な危うさがないのは利点と呼ぶべきか欠点と呼ぶべきか…
後半に続く
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