ということで,キャリパーブラケット,ブレーキローター,ブレーキパッドを交換すれば,キャリパはそのままで15インチホイールが履けるんじゃないかとディーラーにも聞いたりして考察してきた最終回(?).
[ブログ] 2021年11月26日「GRヤリスRZのブレーキロータのインチダウンについて(続き) 」,
https://minkara.carview.co.jp/userid/3360006/blog/45657041/
結論から言うと,ブレーキローターのバックプレート(バッフルプレート)の交換も必要で,さらにGRヤリスの場合はその取り外しがホイールハブを抜かないといけないっぽいので,結構ハードル高いなぁと.
こっちがRZのブレーキシステム.356mmローターに同サイズのバックプレートがついている.写真はトヨタモビリティ神奈川のウェブページから引用(
https://www.toyota-mobility-kanagawa.jp/lineup/gryaris/feature ).
こっちがRCのブレーキシステム.305mmローターに同サイズのバックプレートがついている.写真はベストカーWebのウェブページから引用(
https://bestcarweb.jp/news/202484 ).
つまり,RC用の少し穴あきの小径サイズのバックプレートもセットで交換が必要になる.
ちなみに,バックプレートの役目としては,
- ローターへの異物混入の防止
- ローターの熱から足回りのボールジョイントなどを守る
ことが主とのこと.
取り外すと冷却効果が上がったりすることもあるようだが(導風的な役割を持たせているバックプレートだと外すと逆効果になることも),基本は外さない方がよさそうである.
簡単に交換できるなら年2回の取り替えに含めてもいいけど,以下の例をみるとGRヤリスも同様の構造っぽくて,ハブを一回抜かないとダメそう(自分でバラして確かめたわけではないので,知っている人がいらっしゃれば教えてください).
この辺外そうと思うと専用工具もいるし,流石にここまで自家整備で年2回とかしたくないなぁ.
以下参考ページ:
[整備] 「ロングハブボルト トヨタ純正流用」,隠れAE・・・,
https://minkara.carview.co.jp/userid/494589/car/2960159/6105699/2/note.aspx
[整備]「バックプレート交換」,GymkhanaとかとかDays,
https://minkara.carview.co.jp/userid/1211355/car/2322089/4775619/1/note.aspx
と言うことで,とりあえずの結論.
●入手が必要な部品
- RC用ブレーキローター(左右で7万円ぐらい)
- RC用ブレーキキャリパのブラケット(左右で6000円ぐらい)
- RC用ブレーキパッド(社外品でも左右で2万円ぐらい)
- RC用ブレーキバックプレート(多分左右で3000円ぐらい)
●運用プラン
○最も安全策,最も手間が掛かる
- 部品を全て交換する
- バックプレートの交換にはハブを外す必要があり,ハブを引っ張って外す工具が必要になるかも(ハブベアリングまでは毎回交換しなくていい)
- 自分で作業するのが大変だし,ディーラーに頼むと工賃がはねあがりそう
○最も合理的だが,少し心配
-
RC用バックプレートの外周をカットしてRZ用ローターでも運用できるように加工
-
最初の1回目のみバックプレートを交換し,その後はずっとこっちを使う
- 2回目以降は整備のめんどくさが大幅に減る
- 心配事:RZローターでの運用時に2cmほどはみ出るので異物混入については少し不安.熱問題は多分大丈夫.
●そもそもインチダウンのメリット
- 15インチタイヤの格好いいGRヤリスの姿も拝める(二度美味しい)
- 足もと軽いバージョン(ホイルもローターも軽くなる)のGRヤリスも楽しめる
- 高性能なスタッドレスタイヤを安く,そして適切な扁平率で使える
- 格好いいホイールも安い
- 長い目で見て高価なRZローターを2回交換して使うなら,安価なRCローターも併用することでランニングコストが安くなる(ただバックプレートを小さい方で運用すると異物混入でロータの減りが早くなるかも)
- 15インチタイヤの格好いいGRヤリスの姿も拝める(大事なことなので2回言う)
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いろいろメリットも多いし,GRヤリスの違う顔も楽しめるので前向きに考えたい.
スタッドレスタイヤが必要な来シーズンまでまだ時間はある.
結局,私が採りそうな結末を予言すると・・・・・,18インチの純正ENKEIホイールセットを安く手に入れて,安価なアジアンスタッドレスで我慢してそうな.
Posted at 2022/02/19 15:13:53 | |
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