
お久しぶりでございます。
最近320dを通じてサーキット走行などクルマでの趣味活動が本格化しており、折角高まったクルマ熱の記録のため、久しぶりに活動してみることといたしました。
320dを購入して約5万キロ経ちましたが、全く興味も湧かなかったクルマを購入しここに至るまでを書いてみようかと思います。
さて、F30 320dは車名のとおり3シリーズのディーゼルモデルであります。
私の車遍歴でディーゼル、それも最もベーシックな320のディーゼルが入るとは...といった思いでございます。
というのも、320dがこんなにも面白いクルマとは微塵も思わなかったから...になります。未熟でお恥ずかしい話です。
免許を取得し最初に買った車はAudi A5スポーツバックでした。
幼少期よりBMWが身近で好きなブランドだったが故、何も知らないAudiを敢えて買うという冒険での購入だったのですが、A5を通じてAudiの高い品質のクルマ作りにハマることとなります。
ドライブ時の雰囲気やスタイル、所有感などで段々と思う事も増えていき、何となく気持ちが内から外に向くようになり、よりハイパフォーマンスなクルマが欲しいなというところで、縁あってS6への買い替えになりました。
4L V8 ツインターボに420馬力のエンジン、内外装全て気に入っておりました。
維持費の面で心配はあったものの、クルマとしては本当に気に入っており、大満足でした。
この後S6からの乗り換えで320dを購入する訳ですが、普通?はあまり選ばない選択かなと思います。
あまりにもキャラが違いすぎるので...
当時、人生を左右する大きな心境の変化が2つありました。
①S6を手にした今、このままで良いのか。
人間、満足すると更に欲深くなるものですよね。
正直M5やB5、AMGを見ても羨ましいと思わないくらい気に入っていたS6だったが故、この後どうするか未来が見えなくなりました。
クルマだけではないです。当時27歳にて購入したS6、そしてマンションも買い、妻と順風満帆に暮らしていくつもりが、この先欲しいクルマもあまり無く(数年はS6乗る予定で)、この生活環境で数年変わらず妻と生きて行くのかと思うと、急に何もかもつまらなくなりました。
両親もいつまで元気か分からないですし、趣味に全振りで自分達はは幸せなのか...と。
数年後を想定した時、今の自分を見つめ直すきっかけになりました。
②S6は面白いクルマなのか。
大満足とはいえ、S6も古い機械です。
ちょっとした不具合でディーラーに預けた際、中々直らず1ヶ月代車生活を送りました。
その時の代車がAudi A1 25TFSIで、S6乗ってるのに客を馬鹿にしてるのかと本気で思ったのですが(めちゃくちゃ失礼ですが)、
このA1のおかげでクルマへの考え方は180度変わるのでした。とても感謝しています。
とにかく軽快で、意のままのハンドル操作が可能、乗っていて楽しく、高揚しました。
クルマが楽しいって、グレードが高く他人から評価される事ではなく、内から出てくるものなんだと心から思いました。
そして、S6の約5〜10倍の驚異的な燃費...
確かにパワー不足は感じますが評価軸はそこには無いです。
パワーがあるというのは楽しいとは違うと、その時初めて思いました。
1L3気筒エンジンが故のノーズの入りのよさ、ビックリするほどの出だしの良さ、日常使いでの不満の無さ。
日常で性能が発揮できないS6と、むしろ日常で気持ちよ〜く走れるA1。
どっちが楽しいのだろうか。
結局クルマが戻ってきてからはS6の世界観に感動するものの(当然車両金額が違いますしね)、①のこともあり、すぐ決心し金銭面ではだいぶマイナスになってはしまったのですが、
めでたく新しい家族にも恵まれ、今の生活基盤にシフトしていく流れとなりました。
S6は限定車とのこともあって惜しい事したとも思いつつ、その判断をしなければ今の生活環境は無いと思うと、家族を優先したその時の判断は間違いなかったと常に思っています。
その後、実家のA7乗車中に追突されて修理中に来た代車のA4 35TDIで初めてディーゼルを体感するのですが、これがまためちゃくちゃ良いんです。
速いとは違うのですがパワーがある。
そして驚異的な燃費の良さ。
那須から湘南まで8Lの消費量で帰ってきたことがあり、燃費が良ければ家族とどこへでも気軽に行ける行動範囲の広さがとても気に入りました。
この頃マイカーを持っておらずカーシェアメインだったのですが、軽量なMazda2やヤリスの運転が楽しく感じており、なんと無くグレードやオプション等のヒエラルキー的な考え方からはここで脱却できた気がしています。
FFが〜とかクワトロが〜とか、楽しければ良しです。
そしていよいよマイカーを買おうと思ったのですが、とは言えども、あのAudi S6に乗っていた訳で、安く経済的かつ満足できる“マイカー”で考えると何かと拘りは出てきてしまうものですよね😅
販売価格の安さとグレード的なコストで色々絞ったものの、結局見るのは高グレードに寄ってしまいます。
335iや428i、または5シリーズ?A6はS6乗ってたしA7?でもS6の二の舞じゃ...S3は狭いし。
っという葛藤を繰り返した末に、妥協に妥協を(大変失礼ながら)重ねて考え抜いた先に中古に出てきたのが、10.5万キロでとんでも価格でディーラー車の私が選んだ320dでした。
その頃娘が月齢6ヶ月くらいでとんでもなく可愛い次期でもあり、クルマにそこまで興味が湧かないしグレードは諦めた。
ただ、その中でも一番軽量なのが楽しそうだからという理由で、1550kgだった320dをとりあえず買ってみたというのが経緯と購入理由になります。(S6は2050kgでした)

(買ったもののそこまで興味が湧かず、最初の1ヶ月くらいは全然写真撮ってもない...)
周りからはディーゼルモデルということで心配の声が多々、本当に色々あったのですが、分かってくれる人も居て、「S6より楽しいでしょ⁈」と言ってくれる方も。
初めて楽しいかもと思ったのは、
駆けぬける歓び初心者かよと笑われるようなエピソードなのですが、交差点一つ曲がっただけで意のまま...というか、本当によく曲がる。
内装のデザインや各部品質は、Audiと比べるとかなりチープに思うのですが、でも走らせて楽しいという気持ちだけは本物。
そのように感じました。
ハンドルを切る、ブレーキを踏む、アクセルを踏む、その基本動作そのものが楽しい。
走らせ方とかよく分かんないけど。
外からではなく内から満たされる感覚が、とても気に入っています。
勿論エンジン音やらパワーやらを求めればキリがないですが、何もオプションが載っていない素うどんみたいなクルマが、こんなにも楽しいなんて...しかもローコスト。
そのように320dの魅力にハマっていきました。
ディーゼルだからとはいえ抜かりない運転の楽しみを提供してくれるBMWのクルマ作りは、一貫して「駆けぬける歓び」というコンセプトを掲げてるメーカーだけあると実感しております。
3シリーズが世界中でこれだけ走ってるだけあります。
買ってよかったです。320d。
今では見た目も中身も少し変わり、着々と自分好みになっていっておりますが、これでも元々は完全ノーマルで乗る予定だったんです...
チューニングへの道のりはまた別の機会にでも。