_☆あき☆_のブログ一覧

いつもと違って真面目な話です。





私の職業は現場管理者です。

現場というのはよくある中小企業の小さな工場です。

そこで扱っているものは鉄、非鉄です。

超重量級のいわゆる３Kな現場です。

それを加工する機械の管理をしています。




本日、関連工場の勤務２０年以上になる現場職員が怪我をしました。

利き手の指一本を加工機械に持っていかれました。

その隣の指も骨折している模様です。



関連工場なので、直接管理しているわけではありませんが、怪我をした本人は、

私の管理する工場にも一時期出向で来ており、一緒に飲みに行ったり、

ボウリングをしたり、私の家にも来てくれたりと、仲良くさせて頂いてた方です。



その方が、利き手の指を機械に持って行かれたのです。

もちろん、勤務中ですから、酒もなく、意識もしっかりした状態で

機械に指を引きちぎられたのです。


その痛みを想像するだけで・・・。

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どういう状況でそうなったのかは正直本人以外今後もわからないと思います。

不注意だったのか魔が差したのかはわかりませんが、

この先一生痛みに耐え、指が無い状態で生きていかなければならないという状況だけは変わりようの無い事実です。



機械は壊れても修理したり、部品を変えれば元に戻ります。

でも人体は傷ついたら、欠損したら元には戻りません。

本人はとても辛いでしょう。

この先二度と戻ることは無いのですから。

痛いでしょう。

引きちぎれられたのですから。




私も高校生の頃に単車で事故を起こし、指一本壊しました。

医学的には切断と同じ状態でしたが、運良く神経・筋ともに損傷せずに無くさずにすみました。

ですが、後遺症でまっすぐ伸ばせない事と変形が残りました。




人の体はいとも簡単に壊れます。

それこそ、プラモデルと同じくらい簡単です。

ですが、壊れたら二度と直りません。

接着剤で。

溶接で。

交換で。

不可能です。



交通事故でもいとも簡単に人体は破壊されます。

運よく命は失わなくても

損傷、欠損した部分とは一生付き合っていかなけばなりません。

そういう時、本人以上に周りの家族や友人はこたえます。




ココはみんカラ。クルマ、バイク好きの集まるトコロ。

クルマ・バイクは楽しくて便利な、私たちにとって友人です。

しかし、クルマ、バイクも加工機械と同じく、機械であり、人体にとって凶器でもあります。




「事故るなら自爆で。他人を巻き込まないように」

なんて考えてた時期、私にもありました。


ですが、運よく他人を巻き込まなくて自爆したとしても、

家族・友人は痛み、悲しみます。

それこそ、本人以上に。




他人を思いやる心。

これって結局自分を大事にする事じゃないでしょうか？

自分が幸せで楽しく日常を過ごす。

これが結果的に家族・友人の幸せにもつながるのではないでしょうか？


一瞬の判断ミス、気の緩みが大勢の人の痛みになる。


それを思って、それを考えて、運転する必要があると改めて思いました。

それらを差し置いて、快楽・スリルを求めてはハンドルを握る資格どころか、人のしての資格さえ無いかもな。



そんな事を思った一日でした。