
春らしい暖かさとなった今日、すでに今年の桜もだいぶ散りつつありますが、岐阜の方ではまだまだ見頃だという話なので、こないだの道の駅巡りの続きがてら東農方面へ走りに行き、ゲーム信長の野望でもおなじみ、苗木城の跡地近くにある桜の名所として有名な、苗木さくら公園へ花見に行きました。
今日は出発する8:00の時点ですでに14℃と暖かく、中綿抜きのズボンに半袖のインナー、3シーズンジャケットの軽装備でしたが、12時を過ぎたぐらいには20℃以上となりそれでも暑かったので、そろそろメッシュジャケットの出番も近いですね。
4月1日より今年もETC二輪車限定ツーリングプランが使えるようになったので、2千円で対象エリア内の高速道路が乗り放題になる、中央道・東海北陸道コースを使用して中津川ICまで行き、そこから中山道を北東に進んでまずは本日1つ目の道の駅、賤母(しずも)へ立ち寄ります。

位置的に岐阜県と長野県の県境にあり、昔の宿場町を再現したような道の駅です。中津川名物の栗を使ったお菓子類から、信州産野沢菜を使った漬物やワサビ漬け等が売っており、他にもいろいろな食べ物屋さんも出店しているようでした。
せっかくなのでそのまま北東に進んで、長野県側にある道の駅、大桑へも立ち寄りました。

食べ物屋さんがたくさんあり、駐車場ではフリーマーケットもやっていました。ここからは中央アルプスの木曽駒ヶ岳が見えます。

木楽舎と呼ばれるお店の中は、お土産品や農産物の他に木曽の木工品、工芸品がたくさん売っていました。
来た道を戻る形になりますが次の道の駅、きりら坂下へ向かいます。

ショッピングセンターが併設されており、地元の人たちが買い物に来る地域密着型の道の駅という感じで、刑務所の受刑者が作った木工品コーナーには孫の手や小物入れ、食器類等結構な種類が売っており、ぱっと見た感じかなり安かったように思います。他にも蕎麦打ち体験もできるようで、他とはちょっと違う道の駅という印象でした。
次は、早くも本日4つ目となる道の駅、五木のやかた・かわうえに向かいます。

こちらの駅名の由来は、木曽五木のヒノキ、アスナロ、コウヤマキ、サワラ、ネズコを館内の柱に使用しているので、「五木のやかた・かわうえ」と言うそうです。また、道の駅の川を挟んだ反対側にはバイク練習場があり、一本橋や波状路、スラローム、クランクといったバイク教習所の教習課題をなんと無料で練習できるようなので、本試験前におさらいしたり、ブランクのあるリターンライダーはここで感覚を取り戻すのに利用できそうです。

館内もこじんまりとしていますが木のぬくもりが感じられ、販売している商品のほとんどは地元の人たちが手作りしたものだそうで、手機織りで絹織物を作る伝統技の見学や体験もできるそうです。

本日最後の道の駅、花街道付知(つけち)へ向かいます。東農の道の駅周辺の道路はどこも走りやすく、岐阜県では珍しくないかも知れませんが、綺麗な山や川沿いを快適に走れるので、バイクに乗る楽しみが存分に味わえる場所だと思います。

道の駅 花街道付知に到着です。ここの駅名の由来は、来る人に花で楽しみ和んでほしいと、中津川苗木から下呂までの国道256号・257号線に季節の花や、さるすべりの花を植えて「花街道付知」としたとの事で、優しい気持ちが感じられる、素敵エピソードな道の駅ですな。
売店もレストランや農産物直売所に、いろいろな食べ物屋さんのある屋台村、裏木曽街道公園等が併設されており、広い駐車場も相まってたくさんの人が来ているようです。

個性的な売店は天然ひのきを柱にした吹き抜けの総ひのき造りだそうで、ここでお土産に栃の実ゆべしと栗落雁を購入。ゆべしは家族みんな大好きなのですが、実は比較的簡単に作れるので、一時はクルミを入れてよく作りました。でも今日買ったゆべしはマネできない美味さで、大当たりでした。
道の駅 花街道付知を出て、今日の目的地、苗木城跡地に向かいます。余談ですがゲーム信長の野望 創造でその存在を知り、興味を持って調べてみると、斎藤、織田、武田等の強大な勢力に挟まれているこの地を治める遠山氏は、地の利を活かした苗木城で時に戦い、また外交を駆使して生き残りを図りますが、織田と武田の戦いに巻き込まれ一時は城を失ってしまうものの、後に徳川家康の元で奪還に成功し、その後は明治維新まで続いたそうです。また遠山の金さんで有名な遠山景元は、この遠山氏の遠縁だそうな。

苗木さくら公園に到着です。花見シーズンだけにとても多くの花見客が来ており、駐車場も満車でしたが、バイクが停められそうなスペースに交通整理の方が誘導してくださり、とても助かりました。
桜吹雪がすごく綺麗だったので動画を少々。桜も散りつつあり緑がちょこちょこ目立ちますが、なんとか花見時期に間に合ってよかったです。

苗木城跡へ山道を徒歩で向かいますが、すでに気温は20℃を超えており風もほとんどないので、半袖Tシャツの方がいるぐらい暑いです。そんな中、軽装とはいえライダーズジャケットとライダーブーツで息も荒く汗だくで歩く私は、いつの間にかいつかの伊吹山の時と同じ状況となっていたようです。

幸い伊吹山の時ほどの距離はなく、苗木城跡へ到着です。ここからまだ天守展望台まで登らないといけませんが、どんなに疲れていても登りたくなるぐらい、すでに周りの景色が絶景です。

天守展望台からの眺望は圧巻です。続100名城にも選ばれ、山城ランキングでは1位だったという苗木城は、当時の礎石や縁石、全国でも珍しい天然の巨岩を組み込んだ石垣が今も残っており、城好きにはたまらない名所だと思います。
ツーリングに山登りとかなり疲れましたが、すごく楽しい一日となりました。なんだかお腹が空かなかったのでまだお昼を食べていなかったのですが、帰り道に下り側恵那峡SAに立ち寄った際に「信州味噌らーめん なかせんどう」さんで美味しそうなラーメンがあったので、中途半端な時間ですが食べることに。

注文したのは味噌台湾ラーメン炒飯セットです。台湾ラーメンを味噌で食べるのは初めてでしたがそれほど辛くなく、思った以上に味噌が良く合い炒飯も美味しかったので、汁まで残らず飲み干してしまいました。下り側なのでお昼になかなか食べる機会もないと思いますが、チャンスがあればまた食べたいと思いました。
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2023/04/04 13:15:43