14年ぶりキャブレターOH（その14）

【その13より】
塗装が乾くのを待つ間、チョーク用のヒーターとバイメタルの点検をした。
ヒーターの常温抵抗値は、10.9Ωが基準値なので問題なし。

ヒーターにDC12Vを加えて、バイメタルの動きを見る。

※１Aも喰っている。＝12W。

電圧印加前。※室温

4分後。10度くらいは巻き締まった感じ。
どのくらいでよいのか難しいが、動作OKと判断した。

エアホーンとチャンバーも塗装した。

綺麗になった。

最後にバイメタル等が入っているケースをチェックした。
この蓋の中には、チョークダイヤフラム（＝完爆ダイヤフラム）が入っている。
※エンジン始動直後にオーバーチョークにならないように、チョークバルブを引いて少し開くためのもの。

蓋を開けてダイヤフラムを取りだすと、

あーー、穴が開いている！

このパーツは14年前に購入したとき、いすゞが持つ最後の１個の在庫を買ったもの。

長期戦になってしまうのかと、憂鬱な気持ちを抱えたまま、年越しそばを食べることとなった。

【その15へ】