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うらしるのブログ一覧

2024年05月25日 イイね!

涙目ワークス(HA12/22S)よくある?トラブル集

これから涙目ワークスに乗りたい、あるいはこれからまだまだ維持していきたいという方向けに、3年という短い期間ではありますがHA22Sに乗ってきた自分の経験も交えつつ、涙目ワークスにありがちなトラブル・不具合をまとめていきます。とはいえ、スズキの同時期の軽全般にありがちなものばかりで、特有のものはそうそうありませんが…。

●ボディの錆
最早一昔前までのスズキの軽自動車が避けられない運命。中古車を買う時にはなるべく確認しておきたいポイント。時に海沿いや雪国上がりの個体は要注意。自分の22Sも海沿いの街で乗られていたため、フロアやジャッキアップポイントの錆がやや進行している。シャシブラやノックスドールで対策。自分は塗ってないけど…。
酷いとリアサスのボディ側付け根が朽ち果ててしまうトラブルが有名。旧規格でよく見られるが、新規格でも十分にあり得る。

●ISCVの汚れによるアイドリング不調
スズキ新規格のワイヤースロットル車の定番トラブル。ISCVのステッピングモーターの清掃で対処できるが、この際パーツクリーナーを直接吹きかけるとショートしてECUまで破壊する可能性があるため、綿棒やウエスにしみこませて丁寧に吹き上げる必要がある。めんどくさすぎる
なお、ISCVはモーターの他に、バイメタルサーモスタットによって動くバタフライバルブもある(エンジンルームを正面から見た時にスロットルの下側にある、六角レンチを入れる溝が掘られた蓋のようなもの。)。冷間時のアイドリング制御を行うもので、これは特にECUへの配線はないため直接パーツクリーナーを吹きかけても大丈夫。

●イグニッションコイル不良
K6Aのイグニッションコイルには三菱製とデンソー製があり、三菱製のDL1と呼ばれるタイプは不具合が多いと言われる。
K6A後期~R06A初期のデンソー製のNL2と呼ばれるタイプがポン付けで性能向上。ヤフオク等で結構転がっている。

●PCVバルブの詰まり/PCVバルブパッキンからのオイル滲み
詰まるとアイドリング不調などの原因に。パーツクリーナーで清掃もできるが、新品でもそう高くないので交換してしまっても良いと思う。また、バルブのパッキンが割れてオイル滲みを起こしている場合もある。これも大した値段ではないので新品交換が吉。

●ファンベルト鳴き
K6A搭載車の鉄板トラブル。雨の日など湿度の高い環境でなりやすい。あまりに鉄板ゆえネット上に沢山情報が転がっているので対策方法は割愛。

●ビスカスカップリングからの異音(4WD)
同時期のスズキの4WD車(ジムニーは別)の鉄板トラブル。広いスペースでハンドルを全切りし十数周程ぐるぐるすると消えることがあるらしい…。

●電動パワステの不調
何の前触れもなく重ステになるようになる。最初の内はエンジンをかけ直すと直ることが多いが、放置していると最終的に常時重ステになってしまう。自分はパワステモーターにパーツクリーナーをぶっかけたところ症状が出なくなったが、モーター・コンピューター両方を交換して様子を見るのが一番だと思う。でも軽の前軸重なんてたかが知れてるし重ステでも運転できなくはないよ

●リアブレーキピストンの固着
HA22SとKeiワークスにありがち。最初の内はパッドとローターが軽く擦れてシャリシャリ鳴っている程度だが、放置していると完全に固着することも。シール類は2023年6月頃の時点でまだ新品で出たほか互換品も売っているので、工具さえあれば自力OHも可能。ただ、軽サイズのブレーキなのでとにかくシール類が小さく、はめ込むのが少し大変。

●メーターパネルのネジ回りに気泡が入る
ワークスに限らず同時期の銀背景のメーターはなりやすい。見栄えが非常に悪いだけで問題なく使える。

●シフトケーブルブッシュの破損によるシフトフィール悪化
HA12/22Sの前期及び後期の初期はシフトケーブルの強度不足でリコールが出ている。シフトケーブルは横移動用と縦移動用の2本あり、リコールになったのは縦移動用のケーブル(ミッションの真上にある500円玉より一回り大きいくらいのブッシュが付いているやつ)であるが、横移動用のケーブルにも注意。
横移動用の先端にはミッション側・シフトレバー側共に小さなゴムブッシュが挿入されているが、どちらも経年で砕ける可能性あり。ミッション側が砕けるとケーブルが引っこ抜けてギア操作が3速と4速しかできなくなる。レバー側は砕けても操作は可能だが、シフトフィールが悪化。
スズキではブッシュ単品で売っていないが、実はダイハツ純正(33835-B1010)がぴったりはまる。

●純正オイルクーラーOリングからのオイル漏れ
K6Aターボのオイル漏れといえばここ。Oリング交換で対応。

●リアハッチの雨漏り
今時の車のリア窓はしっかり接着されているが、この頃のスズキの軽のリア窓はウェザーストリップにハマっているだけで、ここから雨漏りしやすい。ワークスは大型のウイングが付いているのでウェザーストリップの状態を確認しづらいため余計に注意。ウェザーストリップ交換で対応。

●ヘッドライトが暗い
涙目ワークスはとにかくヘッドライトが暗い。バルブの手前にある傘が大きいためと考えられる。自分は1月に検査協会で車検を受けたのだが、PIAAの高効率バルブ+業者クリーニング済中古ヘッドライトの組み合わせで、他の電装品を極力オフした上でアクセルをふかしてギリギリロービーム検査を通過した。光軸・光量共にしっかりと出るバルブに交換した上で、それでも通らない場合はヘッドライトASSYを交換するしかない(ちなみに新品は出ない)。
Posted at 2024/05/25 23:57:53 | コメント(1) | トラックバック(0) | | クルマ
2024年03月23日 イイね!

HA22S 前期・後期の見分け方

HA22Sの前期後期を見分けたい方へ(そんな人いるのか?)

【前期】車台番号「10XXXX」1998年10月 - 1999年10月
・電子スロットル、VVT付
・ヘッドライトの縁取り、ミラー、ドアノブは黒
・シートは赤×黒
・車体脇の「RS/Z」のステッカーは赤い縁取り
・ハザードスイッチはステアリングコラム上
・MT車のスイッチ類の配置は、ステアリング右側に「フォグランプ」「ECOボタン」、左側に「リアデフォッガー」「リアワイパー」「リアウォッシャー液」
・SRSエアバッグはオプション
・レッドゾーンは7500回転から(レブリミットは7800回転)
・ドリンクホルダーの穴は円形で細い飲み物を押さえるストッパーが無い
・ECUはグローブボックス裏
・ラゲッジルーム右側の小物収納スペースはただのくぼみで押さえなどはないらしい?
・フロントパイプのステーはタイコ側(リア寄り)
・サイドブレーキワイヤーのトレーリングアームのブラケットが大きい
・ボディカラーは白(スペリアホワイト26U)黒(サターンブラックメタリック05G)・銀(シルキーシルバーメタリックZ2S)・赤(チェリーレッドパールZ3Z)

【後期】車台番号「11XXXX」1999年10月 - 2000年12月
・ワイヤースロットル、VVTレス
・ヘッドライトの縁取りは銀
・ミラー、ドアノブはボディ同色
・車体脇の「RS/Z」のステッカーは青い縁取り
・ハザードスイッチはステアリング左側
・MT車のスイッチ類の配置は、ステアリング右側に「フォグランプ」「リアデフォッガー」、左側に「ハザード」「リアワイパー」「リアウォッシャー液」
・SRSエアバッグ標準搭載
・レッドゾーンは8000回転から(レブリミットは8300回転)
・ドリンクホルダーの穴は奥側が四角に近い形になり、太めの飲み物が入れられるようになる。また、ストッパーも付く
・ECUはエンジンルームの左ストラット上
・ラゲッジルーム右側の小物収納スペースに網みたいな押さえが付く
・フロントパイプのステーは触媒側(フロント寄り)
・サイドブレーキワイヤーのトレーリングアームのブラケットが小さい
・ボディカラーは白(パールホワイトZ7T)・黒(ブルーイッシュブラックパールZJ3)・青(サファイアブルーメタリックZ1Z)
・電格ミラーではないが、配線を取り付ける準備が出荷状態で出来ており、他車種流用が可能らしい。余談だが、12/22ワークスにおいて12のスズキスポーツリミテッドのみ標準で電格である。その勢いで後期にもつけろよ
・途中(2000年4月)からシフトリンケージブッシュが大きくなった。前期および後期の2000年4月上旬までの個体はシフトケーブルの強度不足でリコールがあり、その対応によるものだと思われる。リンケージが小さければリコール未実施車ということで間違いはなさそう。
・クラッチスタートシステムが付く

ライトやシートを変えて前期ルックや後期ルックにしている個体も少なくない。一目見て確定で見分けられるのはボディカラーとECU位置とハザードの位置くらい。
また、「HA22Sの前期はヘリカルLSD入り」という記述がネット上で散見されるが、後期も標準装備。
Posted at 2024/03/23 23:05:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2024年01月23日 イイね!

車検通過!

2週間ほど前に「光量不足で車検落ち…」というブログを投稿しましたが、その後整備を行い、先日もう一度車検を受け無事通過することができました。

まず、車検の数日後に中古美品のヘッドライトを購入し、交換。バルブは前回テスター屋で光量不足を指摘されて慌てて買ってきたIPFの高効率ハロゲンを突っ込みました。

手前が購入したもの、奥が取り外したものです。写真だと分かりづらいですが、ウィンカー部分のレンズを見ると明らかに曇り具合が違うことが分かります。

交換後は交換前より明るくなったのはもちろん、カットラインがめちゃくちゃ綺麗に出るようになり感動しました。

また、アライメントも取ってサイドスリップを調整しました。

卍鬼のトーイン卍ですね。タイロッドのロックナットがガチ固着していて大変でした。

そして車検の前にテスター屋へ行き光量光軸チェック。しかし、まさかの光量不足!基準値の約半分しか出ていないと言われてしまいました。

ですが、そんなこともあろうかと今回は何種類かのバルブを用意しておきました。2年前の車検の時につけていたPIAAの高効率ハロゲン、購入した中古ヘッドライトから摘出したイエローバルブのハロゲン、そしてVALENTIのLEDです。
とりあえず一番無難そうなPIAAを装着して再挑戦したところ…無事光量が出ました!同じハロゲンでも違うものですね。IPFの方がパッケージ上の明るさは上なのですが、ヘッドライトとの相性が悪かったのでしょうか。

そして車検場へ。限定検査なのでサイドスリップと光量光軸だけ検査です。結果は…無事合格!テスター屋でOKをもらっていたとはいえドキドキしました。そんなわけでワークスとはまだしばらく一緒に過ごすことになりそうです。よろしく〜!

HA12/22ワークスで今後車検を通す時のキモはヘッドライトの光量になりそうですね。下手にLEDにするのはダメそうです。また、ハロゲンでも相性があるので何種類か持っておくと良いかも。中古の綺麗なヘッドライトASSYを抑えておくのも良いかもしれません。


Posted at 2024/01/23 00:35:19 | コメント(0) | トラックバック(0)
2024年01月13日 イイね!

光量不足で車検落ち…

先日ユーザー車検へ行きました。下回り等は一通りチェックしたので、とりあえず事前に最終確認…とテスター屋へ。そこで事件発生。

ヘッドライトの光量不足です。左側に至ってはなんと2000cd台しか出ていないと言われました(基準は6400cd以上)。

とりあえず、できる限りの対応を取ってみたものの…
・LEDバルブなのでカットラインが上手く出ていないのでは?→高効率ハロゲンに交換してカットラインは改善されたものの光量不足は変わらず
・バルブを覆うシェードが汚れているのでは?→パークリ的なのを吹きまくったものの変わらず
・バッテリーが弱ってる?→電圧は正常
・アクセルを煽る→変わらず

何もかもダメでした。
とりあえず車検場の検査レーンに突っ込んではみたものの、もちろん光量不足で不合格。左2000cd、右4400cdとお話になりません。


(サイドスリップも落ちました。これはまあ車高調組んでるのにアライメント取ってない自分が悪いですね)

HA12/22ワークスは元々ヘッドライトが暗めで、実は前回車検も最初落とされて高効率バルブに交換&レンズ研磨でなんとか通ったという過去があります。しかも前回はハイビーム検査という技が使えましたが、今年はロービーム検査のみ。困りました。

ライト内部の曇りや汚れもありそうなので現状ではヘッドライトASSY交換を考えていますが、何人かの方がやっているバルブを覆うシェードの撤去も検討中です。カットラインがちゃんと出るのか心配ですが…

これから車検を通すHA12/22ワークス乗りの方々、車種問わず今までハイビーム検査でなんとかくぐり抜けてきたという方はお気をつけください。

ほんとどうしようかなぁ…

【2024/1/14 追記】
スズキ部販に問い合わせたところ、ヘッドライトASSY(右:35120-78G10、左: 35320-78G10)は左右共に廃盤だそうです。殻割りして内部まできっちり掃除するか、もしくは中古品交換しかないですね…
Posted at 2024/01/13 00:34:14 | コメント(0) | トラックバック(0)
2023年08月09日 イイね!

HA22Sアルトワークス 流用情報とか

部品の品番とか流用のまとめです。HA22S乗りなら既に大体知ってるかも…

●足回り
22/23系アルト全般、MCワゴンR(MC22S4型まで)と共通。MC5型以降はリアシートスライド対応のためフロア形状が異なり、それに合わせてリアショックの形状が異なる。フロントも23系の途中やMC5型からブレーキホースの留め方がクリップからボルトになるなど細かい違いあり。

社外の中古リアバネがほとんど出てこないが、I.T.L時代のスズキ車のものなら恐らく問題なく流用できる。少なくともMH22S用のタナベのバネは普通に装着できた。ただ、メーカーごとに車体側(上側)のIDが異なる傾向にあり、例えば自分が装着しているストリートライドは95くらいあってやたら太い。反対にスズスポは65くらいしかなかった記憶がある。なので購入時はアジャスターごと買った方が確実。

スタビはHA22Sに限らず同時期のスズキ軽ターボ車のものを22/23系のNA車に組むことで純正強化になる。

●ブレーキ
フロントブレーキはKeiワークスやHT81Sの14Vが流用可能。リアはKeiワークスと共通。

旧規格NAナックルと組み合わせることで貧弱な11/21のアルトワークスのブレーキを強化可能。ただ旧規格はハブが弱いので、走り込む人は車高調とナックルごと新規格を着けるが、キャンバーが大きく変化してしまう。旧規格用調整式ピロアッパーで対応可能な模様。

●エンジン
排気系はKeiスポーツ(HN21S)と共通。Keiワークス(HN22S)やMC22Sになると、触媒がフロントパイプからエキマニ直下に移動する。エンジンの圧縮比も異なり(HA22S/HN21S:8.6→HN22S/MC22S:8.4)、それに合わせてインジェクターも異なる。

リアピースは前述の排気系の違いやターボ/NA問わず付くはず。

インタークーラーはMC22S、HN22S、MF21S純正が流用可能。純正パイピングだとエアクリの配管に干渉するので、社外エアクリにして配管を変えるか、パイピングごと流用するか。フードエアガイドの幅とインタークーラーの幅が合わなくなるので、そのまままだとイマイチ冷却力が変わらない気もするがどうなのだろうか。流用によってフィン面積は1.3倍になるらしい。ワークス純正(13620-76G50)は10段、MC22S・HN22S・MF21S純正(13620-83G50)は13段。

タービンは日立(HT06)とIHI(RHF3)が混在しているらしい。HT06の方が高回転重視との噂。

ワイヤースロットルの新規格K6A全般、ISCVが不調になりやすい。壊れるとECUまで同時破壊してしまうので症状が出たら清掃。ちなみに清掃の際は必ずISCVをスロットルボディから取り外し、パーツクリーナーは直接吹きかけず綿棒などにつけて汚れを拭き上げなくてはいけない(直接吹き掛けると配線がショートしECUも破壊する)。 

エンジンマウントはラパンやツインと共通。

●駆動系(5MT)
ギア比自体はHA21Sと同じだが、ケースと操作方法(21はロッド、22はワイヤー)が異なる。Keiワークスとはギア比違いでヘリカルLSDが共通。ちなみにHA36Sにヘリカルを流用可能。たまに前期しかヘリカルが入っていないと勘違いしている人がいるが、後期も標準装備。効いているかは微妙だが、オープンデフのHA21S乗りが言うには明らかにサイドターンした時のフィーリングが違うらしいので無いよりはマシになっていると思う。

ギア比は2WDが3.818→2.277→1.521→1.030→0.783、4WDが3.818→2.277→1.608→1.093→0.837。後退3.583とファイナル4.705は共通。

●その他
シフトワイヤー
前期後期ではなく後期の途中(2000/4~頃)からリンケージブッシュが大きい対策品に変わる。対策品28300-78G02。

ドリンクホルダー
前期は形状が丸で紙パックが入らない。後期は奥側が四角になり紙パック対応に。品番は前期も後期も同じみたい?


そのうち加筆?
Posted at 2023/08/09 07:01:16 | コメント(0) | トラックバック(0)

プロフィール

「涙目ワークス(HA12/22S)よくある?トラブル集 http://cvw.jp/b/3370763/47743329/
何シテル?   05/25 23:57
某大学自動車部OB('24卒)です。ジムカーナちょっとかじってました。走りも弄りもどっちも好きです。
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