O2センサー交換(前半)…足回り分解、ドラシャ抜き、遮熱板外し
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・アイドリング不安定(調子が悪いときは信号待ちのたびにエンスト)
・マフラーからの黒煙
・高回転まで回らない(5,000回転以降の加速が頭打ち)
といった症状のいずれかでも改善できればと、O2センサーを交換してみることにしました。
これが苦難の始まりです。
品番はUA-NCP13の場合、89465-20810です。メルカリで未使用の純正部品を4000円程度で入手しました。
UA-NCP13の場合は、O2センサーはエキマニについているようです。
ヴィッツのO2センサーの変え方を載せたサイトがなかったため、自力でやってみました。
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UA-NCP13のエキマニはエンジン後方についており、O2センサーにはフロア側からしかアクセスできません。件のセンサーは右ドライブシャフトのインナーブーツ上方にあるのですが、ドラシャやその上の遮熱板が邪魔で、ほぼセンサーにはアクセスできません。そこで、面倒ではありますがドラシャを抜いて遮熱板を外してからセンサーを交換することにしました。
まず、右フロントタイヤを外します。センターナット(星型30mm)も外しておきます。
次にタイロッドエンドを分離します。画像中央のタイロッドの頭にある割りピンを外し、王冠ナットを外します。14mmか17mmだった気がします。
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写真のように、タイロッドエンドプーリーを使ってタイロッドを分離します。外れる瞬間にはかなり大きな音がします。
ちなみに、このとき上方に見える2本のボルト(この車ではミントグリーンのボルト)が、次の工程で外すストラットの固定ボルトです。
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画像内赤丸の2本のボルトを外す(19mmのメガネレンチが2本必要)と、ローターやキャリパーが一式、サスペンションから離れます。
次に、ドライブシャフトの先端を車体中央側に押し込み、ブレーキを傾けたりしてうまくドラシャをローターから抜きます。
画像はドラシャの先端が自由になった時点です。
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これは右ドラシャのミッションとの結合部です。
ここからが大変でした。ドラシャをただ引っ張っても抜けないので、結合部の隙間にタイヤレバーを入れ、てこの原理でこじったり、スライドハンマーを結合部にかけて衝撃を与えるなどして、2人がかりで30分以上はかかりました。
ドラシャを抜くとミッションオイルが溢れてくるため、気をつけてください。オイル受けも忘れずに。結構な量のオイルが出てしまいました。
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ドラシャが抜けたあとの様子をフロア側真下から撮っています。
中央に見えるバツ模様のある鉄板が件の遮熱板(?)です。O2センサーはこのさらに奥にあります。
この遮熱板は12mmのボルト2本とナット1つで止まっています。すべてが見えないところにあるため、感覚だけでの作業になります。
スペースがかなり狭いため、小さめのラチェット、12mmのノーマルソケット、12mmのディープソケット、短めのエクステンションバーが必要です。
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上記の工具のサイズ感はこのような感じです。画像ではラチェットに12mmのディープソケットとエクステンションバーを装着しています(いずれも3/8)。これらをうまく組み合わせて、遮熱板を固定しているボルトとナットを外します。
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外した遮熱板をエキマニ側から撮影しています。ボルト(画像内左2本)とナット(画像内右側)はこのような位置にあります。作業する際は、この板を裏側から見ることになります。
ここまでで整備手帳の前半とします。O2センサーの交換は後半で記録します。
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