リアスピーカー取付+スピーカー周辺デッドニング②[ドア内配線+スピーカー周辺デッドニング編]
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
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続いて、ドアポケットを取り外します。
①内張りはがしを後ろや前などの隙間に差し込んで少しずつ浮かせると、ドアポケットはパカッと外れます。
②ドアポケットの裏では、カプラーで配線が繋がっています。
③矢印の爪を押しながらカプラーを外します。
④ドアポケットを取り外した後、写真の丸印2箇所のネジをプラスドライバーで外します。
これで、ドアポケット部分の作業は終了です。
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続いて、リアウインドウ横のこの部分のカバーを、内張りはがしで外します。
カバー上部は、下の写真のような形状で、上方に向かって差し込むような構造になっています。
なので、カバーを外す時は、内張りはがしで全体を浮かせた後、下に引き抜くような感じにすると良いです。
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いよいよドア内張りを外します。
写真のあたりに、手で掴みやすい箇所があるので、手前に軽く引っ張ると「パコン」と外れます。
内張りは、たくさんのピンで留まっているので、手を横や上にずらしながら、「パコンパコン」と順に外していき、最後は上に引き上げるようにすると外れます。
内張りはがしは不要です。
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ドア内張りの内側、ドアハンドルの裏には2本のワイヤーが取り付けられています。
丸印4カ所を指で手前に引いて外します。
これで、ドア内張りは完全にフリーになります。
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ドアの内張りの上辺(上の写真の赤四角部分)は、ドアにフックのように掛かっているだけです。
下の写真。我が家のウィッシュのリアスピーカーのホールは、ビニールで覆われているだけでした。
スピーカーホール部分のビニールを取り去る作業に入ります。
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ビニールは、ブチルゴムで貼り付けられています。
厄介なブチルゴムを剥がすテクニックは色々あるようですが、使い残しの極寒スプレーがあったので、これを活用することにしました。
剥がす箇所にプシューッと吹き付けると、ブチルゴムは一気にカチカチに固まり、ビニールはペリペリペリと綺麗に剥がれました。
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マジックで取り去る部分を下書きした後、ハサミでチョキチョキ。
続いて、ビニールを取り去ったあとに残ったブチルゴムの除去作業をします。
気にしない人は、ゴムを残したままでもいいと思います。内張りを戻せば見えないので。
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①けっこうな厚みのまま残ったブチルゴムに、先程の極寒スプレーを吹いて硬くしつつ、家にあったプラスチック製のヘラで削るようにゴリゴリすると、みるみるうちに取れていきます。
②それでも、ブチルゴムは薄くこびりついたまま残ります。
③家にあったラベル剥がしスプレー(強力タイプ)を吹きかけてみました。すると、ブチルゴムが溶けてきたので、ボロ布で擦るように拭き取っていきました。しつこいゴムは①で使用したヘラ擦るとどんどん取れます。
④20分ほどの作業で完全に取り去ることができました。
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続いて、ドア内へスピーカーケーブルを引き回します。エーモン配線ガイドの一方にスピーカーケーブルを絶縁テープで巻き付けて、ドア内→蛇腹を通してBピラーのカプラーまで配線します。
①狭い蛇腹内の滑りを良くするため、シリコンスプレーをたっぷりと配線ガイドに吹き付けます。
②配線ガイドをスピーカーホールからドア内に入れます。
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①は、ドア内にスマホを突っ込んで撮影した、蛇腹とそこから出ている純正配線の様子です。配線と蛇腹が絶縁テープでぐるぐる巻きに固定されていますが、指で探ってみると赤丸のあたりに、指を蛇腹の中に入れられる程度の切れ目があります。ここから配線ガイドを蛇腹の中に入れることができました。この蛇腹を進むとドアから出てBピラーに至ります。
②蛇腹に左の指を添えつつ、配線ガイドを右手でグイグイ中に押し入れていくと、配線ガイドの先端を左の指で感じることができます。左の指で、配線ガイドの先端を出口に導いてやるようにしながら、右手で押してやると、スイスイと配線ガイドは蛇腹の中を進み、先端が蛇腹の外に出てきます。
③配線ガイドの先端を持って引っ張り、スピーカーケーブルを蛇腹に完全に通しました。
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配線ガイドからスピーカーケーブルを外し、ケーブルの先端にカプラーピンのメスを取り付けました。
取付方法は、ギボシと同じです。
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カプラーにカプラーピンのメスを差し込みます。
①カプラーのロックを精密ドライバーで解除。
②車内側のカプラーに差したスピーカーケーブルの位置に対応する穴に、カプラーピンを差し込みます。この時、スピーカーケーブルのプラスとマイナスの位置も間違わないよう注意します。カチッと小さな音がしたら、差し込み完了。
③2本ともカプラーに入りました。ロックを元に戻します。
④蛇腹のゴムをカプラーに被せます。
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左手を、Bピラーの中に車内側から入れて車内側のカプラーを押さえつつ、右手でBピラー外側のカプラーを元に戻すようにカプラー同士を合わせると、カチッと音がして元通り。
これで、車内からドア内への配線が繋がりました。
ここで注意点ですが、必ず蛇腹のゴムをカプラーに被せてからこの作業をするようにしてください。カプラー同士をカチッと繋いでから蛇腹を被せようとしても、カプラーがピラーに密着しているので、蛇腹を被せることができません。
この時点で、スピーカーを仮接続して音が出るかを確認をしました。→問題なし。
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ドア内のスピーカーケーブルの引き回し。
既存の純正配線に結束バンドで固定しました。
窓を全開にすると、窓ガラスがスピーカーの近くまで降りてくるはずなので、干渉しないようドア内の下部に取り回しています。
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スピーカー周辺だけですが、デッドニングをします。
使用したのは、「エーモンデッドニングキットスピーカー周辺簡単モデル4800」。必要なものはすべて揃っている優れもの。約2,000円で購入。
①スピーカー背面に、吸音シートを貼るのですが、写真に写るインパクトビームを避ける必要があります。
②吸音シートをスピーカー背面に仮当てし、インパクトビームと干渉する箇所に線を引いて、ハサミで切断します。
③施工箇所を念入りに脱脂した後、吸音シートをインパクトビームを避けて貼り付けます。エーモンの吸音シートには、制振効果もあるそうです。
④インパクトビームを境に、下と上に貼れました。
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スピーカー付属のトヨタ車用ブラケットを、ブラケットとドアの取り付け穴がぴったりと合う場所に位置決めしてから、付属のネジ(M5mm X 20mm)、ワッシャー(Φ12mm X Φ5.5mm)、ナット(M5mm用)を使って、3箇所をプラスドライバーでしっかりと締め付けて取り付けます。
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プラスのスピーカーケーブル(白いラインが入っているケーブル)に平型端子250型(大)を、マイナスのケーブル(白いラインが入っていないケーブル)に平型端子110型(小)を取り付け、スピーカーに接続します。
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全開時のウインドウとの干渉を避けるため、スピーカーの接続端子が下の方になる位置にして、付属のネジ(Φ4mm X 12mm)、ワッシャー(Φ12mm X Φ5.5mm)を使って、4箇所をプラスドライバーでしっかりと締め付けて取り付けます。
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デッドニングキット付属の防音テープを、剥離紙を剥がしてスピーカー周りに貼り付けます。ドア内張りと密着するので、音がドア内に漏れずに効率的に車内に届くようになると、インターネットに書いてありました。
貼り付けの際には、コーンに防音テープがかからないように注意します。
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デッドニングキットに入っていたポイント制振材(ドア1枚あたり5枚)を、スピーカー周りに貼りました。
貼り付け前には施工箇所をしっかりと脱脂し、下地の凹凸がはっきりと表れるくらいに付属のヘラで圧着しました。
これで、デッドニング作業は終了です。
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カットしたビニールの端がヒラヒラ状態なので、脱脂後、家にあったブチルテープで貼り付けました。制振材の上からも容赦なく施工。
ブチルテープがない場合は、マスキングテープなどで留めてもいいと思います。普段は見えない箇所なので。
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内張りの裏には、一面に吸音材が貼られていました。
スピーカー部分をハサミで切り取りました。
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こちらは、左側リアドアのスピーカー取り付け&デッドニング施工完了後の写真。
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最後に、ドア内張りを元に戻しますが、クリップに付いているゴム製のクッションが、数カ所、紛失したり、経年劣化で欠損したりしていました。
フリマサイトで、クッションのみ数百円で販売されていたので、購入して該当箇所に取り付けてから、内張りを元に戻して施工完了。
後席でも、ガンガン音が聴こえるようになって、めでたしめでたし。
そして、車を壊すことなく無事にDIYで取り付けが終わって、工賃が節約できて。めでたしめでたし。
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