2次側PCVを黙らせろ
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
VM(スバル車)は過給が掛かると漏れ或いは逆流が発生します(それがデフォルト)。
1つ目は皆さんご存知ブローオフ(過給漏れ)。これはcotoSPORTSなどにスワップしてる方が多いですね。
2つ目は2次側ブローバイ出口のPCV(過給逆流)
3つ目はソレノイドバルブ(過給漏れ)
今回は2つ目の純正PCV逆流をやっつけます。せっかくなのでオイルキャッチ缶も取付けます。詳細は図の通りです。
キャッチ缶出口~純正2次側ブローバイ取入ニップル(サージタンク側)の間にKTMのPCVを入れ込みます(KTMは施工が簡単でクラッキング圧低く一番安い)。
過給が掛かるとサージ側ニップルから2次側ブローバイ出口の純正PCVへ過給圧が行きます。純正PCVは一方通行なハズなのにあろうことかココで逆流します。つまり過給がクランク室へ逆流する(漏れる)訳です。
これをクランク室内の換気(或いはEgOIL劣化抑止)なんて最早言い訳にもなって無いもっともらし事をスバルは言いますが、2次側ブローバイ出口の純正PCVが逆流するなんて聞いた事が無い。他メーカーがコレ聞いたら失笑しまっせ。
結果、ブローバイ1次側出口からコンプレッサーへブローバイが流れる~コンプレッサー汚れる~インタークーラーも汚れる~スロットルも汚れる~サージタンクも再度汚れる~吸バルブ廻りも汚れる。エエとこ(こと?)無しです。
2
写真は約500km走った後の2次側キャッチ缶のブローバイ(OIL)の溜り具合。私はEgOIL交換サイクルを5千km/或いは半年としていますが、仮に5千km走ったとすると(無缶の場合)写真OIL量の約10倍がサージ或いは1次側に吹き込まれる事になります。恐ろしくありませんか?
で2次側ブローバイ出口の逆流防止をすると、どーなる?
例えば今迄2000r/mで0.2barだった過給が0.4bar位になる(かも知れません)。
或いは今迄1500r/mで0.0barだった過給が0.2bar位になる(かも知れません)。
車両個体差(或いは施工)により効果量は千差万別ですが過給の立ち上りが早く速くなる訳です。
がmax_boostは上がりません。それには、3つ目のソレノイドVお漏らしを治療しなければなりません。
VM4でもあっちゅー間にboost1.5に達しフューエッルカットです(ECUは弄りません、ブーコンも不要です、純正ECUでもついて来ます)。これは両刃の刃の剣なので興味のある方だけに後日。
3
図にある純正ホース。
右側のちっこい純正逆止弁(白っぽい樹脂製)は、マスターバッグ配管に仕込まれてるモノなので無視して下さい。
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このマスターバッグ配管から取り出したのが上写真の樹脂製逆止弁。この純正樹脂製逆止弁を流用してもOKですが、お勧めしません。
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