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イイね!
2021年11月07日

コンセプトに合えば満足度は高いクルマ

レビュー情報
メーカー/モデル名 マツダ / MAZDA2 15S プロアクティブ スマートエディション II(AT_1.5) (2021年)
乗車人数 1人
使用目的 買い物
乗車形式 マイカー
総合評価
おすすめ度
4
満足している点 まずは見た目が可愛いとこ。この車を選んだ最初の理由。
自分的にはコンパクトハッチには重要なポイントです。(ホットハッチを除く)

ちびっちゃいクセにきちんと運転ができるとこ、きちんと走ってくれるとこ。

クラス相応以上のデザイン、品質の内装。華美すぎず、貧乏くさすぎず。

室内静寂性の高さと回した時のいい感じのエンジン音と排気音。

あれもこれもを求た平均点の高い車ではなく、押さえるべきポイントは90点、どうでもいいとこは40点的な明快な割り切りがあるとこ。

電動化が加速される中、古き良き時代の運転感覚をキチンと残しつつも現代風に煮詰められていて、必要なものはキチンと装備してくれている車。でも安い。
こういう車を選べるのも残り数年かと思うと、ちょっと基本設計は古いと承知しつつもこれが最後のエンジン車と思い選択しました。
不満な点 いろいろと欠点はありますが、すべて承知の上で選びましたし、自分の用途にはまったく影響なしなので不満らしい不満はありません。
とくに走りとデザインに関しては。

あえて挙げれば、
ご存じ。小物の格納場所が致命的に少ないこと。
特に後席側。もっとも後席はおまけぐらいにしか思っていないので関係ないといえば関係ないですし、そもそも後席を頻繁に使う人がコンパクトカーを選ぶ時点で間違いですね。

これまたご存じ、クラスタースイッチが操作しずらい。
普段は触ることがないのでどうでもよいのですが、これをなんとかしたら内装デザインが台無しですね。

フットレスト表面が内張りのまま。数年後には間違いなく擦り切れるでしょう。
アルミペダルを付けましたが純正オプションが高価なこと。アクセルペダルとブレーキペダルには訳のわからない中国製後付けパーツはちょっと…ね。

特定の速度域、回転数で、フロアーパネル、アクセルペダル、ブレーキペダルが軽く共振します。
不快というほどのレベルではありませんが、気づいてしまうと気になるかも。

アイドルストップからのエンジン始動時の振動が2021/06以前のモデルよりも少し増えたかも?
高圧縮エンジンに変わったからなのか、慣れてしまったので気になりだしただけかも。意識して強くブレーキペダルを踏み込まない限りはアイドルストップしないので気になるほどではないです。i-stopキャンセラ兼360°ビュー・モニター左手切替え回路を設計済みですが、どうも製作する必要性はなさそう。

フォワードセンシングカメラがでかい。
視界の邪魔にはなりませんがドラレコの取付場所の自由度がなくなります。小型のドラレコを選べということですね。

8インチのマツコネモニターが内装デザインのバランスを微妙に崩している。
部品が入手できない状況ではしょうがないですけど、7インチがよかったな。

非常に小さなマイナス加速度で停車する場合の極低速領域の話ですが、ATのシフトダウンタイミングで一瞬加速するような感じで車の動きがギクシャクします(ギクだけかな)。同乗者がいつ減速、停止したかもわからないような滑らかな減速を心がけてる人には気になるレベルかも。
ブリッピングの制御が不適切なんだろうか?
前車MPVでは、駆動力が切り離されているからなんだろうけど非常に滑らかな減速からの停車ができました。
軽量車はこの辺りの制御は難しいのかな?
頑張ってほしい。

というわけで、無理やり挙げれば枝葉末端に小さな欠点はありますが、車の本質とは無関係なことばかりです。
総評 あれもこれもを求める人、求めるポイントに明確な優先順位を付けられない人は選んではならない車。後からきっと不満が出てくると思いますし、今となってはもう古い車ですし。
ヤリス、フィット、ノートと並べて選択しようという人はmazda2を選ぶと後悔する可能性が高いかも。確かに車格は同じですが、どれも微妙にコンセプトが違うもの、同列で比較すれば必ず後から気になる部分は出てくるでしょう。
逆に、求めるものが明確でこの車のコンセプトに賛同できる人にとっては満足度は非常に高くなると思います。
mazdaの場合は全般にそうですけど、好き嫌いがはっきりする車ですね。
とにかく、小さいけども Be a driver のコンセプトどおりにまとめられていると思います。
Be a traveler/camper/operator/passenger な人にはお勧めできません。
項目別評価
デザイン
☆☆☆☆☆ 5
張めぐされたキャラクターライン、ゴージャスな加飾類、ヒカリもの大好きなひとには「ぬぼーっ」とした間抜けなデザイン。曲線と面で表現されたものが好きな人には素晴らしいデザイン。
デザインばかりは好みなのでね。どれがよいとも悪いとも言えませんね。
私はブサかわいいフロントマスク、ちょっとアンバランスに長めのボンネット、まーるいお尻がお気に入りです。とくに、つるんとしたお尻は欧州車にありがちですが、mazda らしくて好きです。なお、わたしはアベンタドールような如何にも頭悪そうな(最上級の誉め言葉)デザインも好きです。
走行性能
☆☆☆☆☆ 4
ハンドリングは、過敏すぎず、ダルくもなく、適度に締まっていて狙ったとおりのラインに自然入っていけるとこが気持ちいいです。運転がうまくなったと勘違いさせてくれます。クルマの出来が良いだけなのに。

(車にも慣れてきたので、少しばかりハイスピードで山道を走ってみての感想を加筆します)

街中では感じなかったGVC plus。
とにかくめちゃめちゃ効いている。
あくまで自然になんですが、古〜いタイプのドライバーにはおせっかいな程に。
たとえば、コーナー出口付近が予想よりも曲がり込んでいて少々オーバースピードを感じた場合。どうしても怖さに負けてしまい、この後オーバーステアが出るのが分かっていてもわずかにステアリングを切り足して、その後タイヤのグリップ回復を待つというシチュエーションがあります。こんなときはグリップが回復した瞬間に急激にインに巻きこむ動きが出るはずなので、すぐに対処できるようにと構えてしまいます。でも、グリップ失うはずのステアリングの切り足しタイミングで無理なく頭がインに向かっていきます。お釣りに備えて緊張する必要がない。
まだ残っているけど自分では引き出せないタイヤのグリップ力を車の方で上手く引き出してくれているのがよく分かります。
また、コーナー入口では前輪にしっかりと荷重をかけてから回り始めることを意識しなくても、苦もなくカーブをトレースしてくれます。
というわけで、運転中のストレスは激減します。でもこのストレスを楽しいと思う人にとっては全然物足りなさを感じてしまうでしょう。
これは絶対に運転が下手になってしまうと感じました。とにかく「車側」の運転がうまいすぎる。
なんか、30年前アシストの無いφ35ステアリングの車からパワーステアリングの車に乗り換えたとき、縦列駐車なんかが下手になっていったあの感じを思い出しました。パワステだといくらでも楽に修正はできるけども、重ステだとある程度の速度を保ったままでスパッと一発で停めたい場所に正確に車を持って行かないとならなかったので、否応なく素早く正確な操作が必要だったんですよね。
工業製品の進化の方向としては絶対にこれで正しいんですけどね。なんか寂しさを感じました…爺には。

直進安定性は加速中も減速中も良好です。FFですが前輪だけが引っ張っている感じもしません。コンパクトハッチは30年ぶりですが、今どきのコンパクトはこんなに直進安定性がいいんですね。

パワーは小さいですが必要にして十分。絶対的な速さを求めてませんので問題なし。加速の「感触」もいいです。決して鋭い加速が得られるわけではありません。
新しい高圧縮エンジンは低速トルクが思った以上にありました。街中の超低速~低速域でも結構滑らかに走れるのでアクセルコントロールは優しくしてても大丈夫です。もっともディーゼル相手には比べるべくもないですけど。

本当はMTが欲しかったのですが、家族のことを考えてATを選択しています。
エンジン回転に速度がほぼほぼ付いて来てくれるのでほとんど違和感はありません。いかにもmazdaなMT的シフトタイミングです。古い時代の人なのでCVTは気持ちが悪くて感覚的に受け入れられません。今どきの洗練された車が好きな人には古く感じるのかな?

電子制御の類は積極的に介入してきません。
自動運転とかにはまったく興味がないので(運転そのものを楽しみたいので)、電子制御の類は必要な時にだけこっそりと働いてくれればよしです。
レーンキープアシストはいよいよ車線を逸れるぞ、というとこまでは何もしてくれません。この余計なおせっかいがないところが良いです。「車線内で蛇行する」というのをYoutubeで見ましたが、たしかにハンドル操作をやめれば長周期のハンチングが起こります。この機能の意味が分かっていないのかな?自動運転でもないのにいったい何を求めているのでしょうか?そこを期待するならば、そもそも車の選択を間違っていますね。
もう危険!というとこまではあえてなのも手出ししてくれないのは、好ましい動作だと感じています。

GVCは知らない間に介入しているんでしょうけどまったく分かりません。陰でこっそりと働いてくれているんだろうなとは思いますが分かりません。(ただし山道をハイスピードで走る場合を除く)
わたし的には理想的な動作です。

TSC、DSCはまだ試していません。雪道は走らないので、そもそもこれらが必要になるようなときはもう自分の腕でコントロールできる領域ではないですね。

MRCCの車間調整のmax設定をもうちょっと長めにとってくれたらなとは思いますが、センサー系の精度とかを考えるとこれぐらいが限界なのかな?速度をあげる際には購入前に思っていたよりもちょっとだけ強めな加速をしてくれました。のろのろ加速で渋滞の原因にならないこと、同乗者に違和感を感じさせないこと、燃費を悪化させないこと、現在の速度と目標速度の関係、前走車の加速の具合、高速道路か一般道かなどなどいろんな条件を考えると、どこに設定すべきかは難しい問題だと思います。どういうアルゴリズムなんだろう。
乗り心地
☆☆☆☆☆ 4
低速ではコツコツと路面の小さなギャップを伝えてきます。洗練されていないといえばそれまでですが、私はまったく気になりません。パッセンジャーがどう思うかはまた別の話ですけど…
いずれにせよ乗り心地が悪いということではないです。ちょっと前のドイツ車に近い感じでしょうか。速度をあげるほどに快適になる。
積載性
☆☆☆☆☆ 3
端から期待していませんでした。日常使いには必要十分です。別に自転車やベビーカーを載せるわけでも、キャンプに行くわけでも、車中泊をしようというわけでもありませんので。これらを求めるならば、そもそもこの車を選ぶこと自体が根本的な選択ミスですし。帰省の時には荷物が多くなるのでちょっと厳しいかなとは思いますが、これも承知の上。年にせいぜい二回か三回かのために毎日空気を運ぶつもりはありません。

ラゲッジ床面はかなり低いです。というか、バンパー側が高いです。これを荷物の積み降ろし性が悪いと思うか、積荷が安定すると思うかは何を積むか次第。
ただ、三角停止板はコンパクトサイズでなければラゲッジマット下には格納できません。ジャンパーケーブルや三角停止板など、常時搭載しておく物の置場は最初から確保してほしいものです。
燃費
☆☆☆☆☆無評価
まだいろいろな運転スタイルを試しながら、車の動きを探っている最中なので燃費は無評価です。もうちょっと走って車に合わせた走り方が分かってからの評価します。
価格
☆☆☆☆☆ 4
まあまあ安い。
でも値段ばかりはクルマのどこに価値を見出すか次第ですね。
純正の空力系のパーツをつけちゃったのでちょっとそこは高くついちゃいました。アルミペダルは高すぎるでしょ。
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Posted at 2021/11/07 19:19:54

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