何かのパーツを選ぶとき、単に、高性能です、高品質です、高級です、なので、高価です。と言われても、良いのは分かりますが、だからどうなんですか、と思ってしまいます。何かしらの技術的特徴・独創性がないと選ぼうとは思えません。
エンジンオイルについて言うと、今は
Castrol EDGEを使っていますが、これを選んだ理由は、
フルード・チタン・テクノロジーにより強化された油膜は、ドライビングコンディションによりエンジンへの負荷が増加した状態では更に強靭さを持ち、金属パーツ同士の接触と摩耗を劇的に低減することにより、エンジン性能を最大限に引き出します。
オイル皮膜の耐久性が従来の商品に比べ、約140時間長く持続します
(以上、
メーカーWebページより引用)
の2点です。
エンジオイルなので油膜切れを起されては困ります。Castrol EDGEはエンジン負荷が増加(回転数上昇・油温上昇ということでしょうか)すると、かえって油膜が強くなるというのです。これは不思議なことですが、とても良いことです。
オイル皮膜が約140時間(5.8日間)長く持続するというのも、我が家にとってはメリットです。従来製品のオイル皮膜耐久時間が不明なので、トータル何時間耐久するのか分からないのですが、少なくとも5.8日間はオイル被膜が持続するので、何日もエンジンを掛けなくても、ドライスタートの事態は回避できます。
どうやって見つけたのか覚えていないのですが、ネバネバして糸を引くエンジンオイルがあります。
レスポオイルです。
RESPOとは粘弾性潤滑流体と
呼ばれる油膜を特に強くするオイルです。
RESPOは「ネバリ」が強く糸を引きます。この成分こそが油膜を形成する重要成分なのです。
RESPOはエンジンに力強い粘りを与え、極めて抵抗が少ない状態を引き出し、静かでスムーズなエンジンにします。
RESPOは粘度指数向上剤ではありません。見かけの粘度とは全く逆に、レスポンスや燃費が飛躍的に向上します。( 粘度指数向上剤の場合は、レスポンスや燃費が低下します。)
流動抵抗が非常に少ないため、同じ油圧であったとしても通常のオイルよりも流量が増加し、オイルラインの細いところであっても抵抗が少なく効果的に流れる。
クッション性にも優れるため、摩擦抵抗を減少するとともに、エンジンノイズも減少する。
RESPOのみで効果が高いため、添加剤を多く加える必要がなく、高性能を長期間維持することが可能となる。
(以上、
メーカーWebページより引用)
このオイルを見つけたときは将に青天の霹靂でした。最近のオイルは低粘度のサラサラなのに、これは低粘度なのにネバネバして糸を引きます。とても独創的で魅力的です。これを入れたらデイズのエンジンはいったいどうなるんだろうというワクワク感を与えてくれる製品です。あと、粘弾性潤滑流体以外に、ナノ球状チタン「RESPOチタン」というものも配合されていて、摩擦抵抗を極めて小さくする働きがあると言います。同じチタンでも、Castrol EDGEは油膜強化を目的としていますが、こちらは摩擦低減で、両者の方向性が違うのも興味深いところです。
実際のところ、まとめ買いしたCastrol EDGEはあと4缶あり、もしエンジオイルの銘柄を変えるとしても2年以上先の話ですが、レスポオイルは今のところ最有力候補です。
Posted at 2022/03/08 13:31:07 | |
トラックバック(0) | クルマ