カロッツェリア
TS-C1730S-2を第一候補にしたのち、更に上位モデルも調べてみて、お金に糸目をつけなければ、カロッツェリア
TS-Z900PRSが良いということが分かった。が、10万円超えという価格は現実的ではないので、やはり、スタンダードモデルの価格帯である3万円を基準に考えることにした。
交換作業上、スピーカーケーブルを新たに引き回さず、スピーカーユニットのポン付けが出来ることを条件にしている。カロッツェリア
TS-C1730S-2を製品仕様通りに設置すると、ウーファー・ツイーター間のケーブルをドアと車両本体の間に新たに引くことになるが、ウーファーはパッシブネットワークなしのフルレンジ接続、または、コイルを買ってウーファー用のパッシブネットワークを自作すれば、スピーカーケーブルの引き回しは要らなくなる。ウーファーをフルレンジ状態で鳴らせば、当然、周波数特性は仕様通りではなくなるが、車内では軸上で聴いているわけではないので、高音になるほど指向性が強くなり、ウーファーの出す中高音は聞こえにくいから、電気的なフィルターがなくても、音響面では成り立つのではないかと考えている。また、その方が音の情報量は増すはずである。
車載用のウーファーは防水仕様の重いコーン紙を強力な磁石で動かしているが、これがネックとなって中音域の音の切れが良くないように感じている。それを是正するために、カロッツェリア
TS-Z900PRSのようにスコーカーとツイーターが一体となったユニットを使用し、ウーファー・スコーカーのクロスオーバー周波数を690Hzにするという解決策が出てきたりする。自分なりに中音域の音の切れ(立ち上がり・立ち下がり)を追求しようとすると、ホームオーディオ用のフルレンジユニットの採用というプランが浮かんだ。具体的にはフォステクス
FE126NV2という12cmフルレンジユニット(口径は小さいが磁石はこちらの方が大きく、軽いコーン紙を強力な磁石で駆動する)を使用するプランである。このユニットにカロッツェリア
TS-T730-2チューンアップトゥィーター(
TS-C1730S-2のツイーターの単品販売)を組み合わせ2ウェイシステムにする。インナーバッフルを特注すれば、このプランは実現可能であることは分かっているが、濡れることは前提としない紙コーンなのでフルレンジユニットの防水対策や、インナーバッフルのパッキン・遮音材の追加、スピーカー接続ケーブルの自作なと、やることが多い。他方、カロッツェリア
TS-C1730S-2だったら、インナーバッフル
UD-K524を買えば、必要なものはすべて揃い、後はポン付けするだけである。費用面では、今日時点で旧型番のカロッツェリア
TS-C1730Sを安く入手できるので、カロッツェリアでポン付けするほうが安く上がる。明瞭な音を求めてフォステクスでチャレンジするか、一定程度の音質が保証されていて取り付けも簡単、値段も安いカロッツェリア案にするか、今は結論は出さない。デッドニングはフロントタイヤハウスとドアが残っている。フロントタイヤハウスのデッドニングが終わって、その効果を確認してから、交換用スピーカーユニットの結論を出そうと思う。
その後、スピーカーシステムを前後に分けて考えるのではなく、6スピーカー全体を一つのシステムとして捉えることを思いついた。つまり、Aピラーにツイーター、フロントドアに12cmフルレンジ、リアドアに17cmウーファー(実際はネットワークなしのフルレンジ接続)である。リアのドアスピーカーは足元にあって、中高音は聞こえにくいし、前席から見ればシートのすぐ後ろ下にあるサブウーファー的なもの、一方、フロントのドアスピーカーは位置がそこそこ高く膝のあたりにあって中音域は聞こえる。ツイーターは顔の高さに付けて車内中央に向け車内空間全体に中高音を響かせる。このように考えれば、低音域・中音域・高音域全てにおいて改善が図れる。ツイーターとリアのウーファーにはカロッツェリア
TS-C1730S-2、フロントのフルレンジはフォステクス
FE126NV2をあてる。結局、費用はかさんでしまうが納得できる結果が得られそうに思う。まず第1段階としてフロントドアだけ12cmフルレンジに交換すれば、純正ツイーターと純正リアドアスピーカーと組み合わせでも、中高音域はかなり改善できると思われる(純正ツイーターのクロスオーバー周波数は19kHzと高く、フロントのフルレンジ交換でかなりの変化が見込める)。その後、第2段階として、ツイーターとリアドアスピーカーを交換すればいい。
Posted at 2022/09/13 14:55:49 | |
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