
國政久郎氏の新刊
「NEWTON BRAKE METHOD」が出ました。
2015年の前著
「NEWTON BRAKE」は理論編で、新刊は、実践編です。
□ 車をコントロールするのは、ブレーキ・アクセル・ステアリングの三要素ですが、その操作はタイヤに伝わり、結果、前後左右にかかるG(加速度)として現れます。
NEWTON BRAKE は、そのうちのブレーキ編で、タイトルは万有引力のニュートンにちなんで、一定の減速Gのブレーキを意味します。
□「コーナリングテクニックなんてない?!」は前著にある言葉。コーナーを思ったようにクリアするには、コーナー入口に狙いのスピードで入る必要があり、そのためには、狙いの減速度でピッタリとブレーキをかけていく必要があります。
まずは、
ブレーキ!ブレーキ!ブレーキ!なのです。
この2冊はパンフレットのような薄い本で、理屈は簡単、当たり前のことが書いてあるだけ、と思いがち。けれど、それでは「畳の上の水練」。
前著は、凝縮されすぎで実感するのは難しいので、待望の実践編登場です。
□練習は、サーキットや峠道に行く必要はありません。日常の街中走りです。
街中スピードでゆっくりとした加減速 0.2G を維持するのが、いかに難しいか、普段、いかに、テキトーに走っているか、わかるはず。
□トレーニング用には、本書最終ページで紹介されているスマホアプリ
G-Bowl(iOS),
G-Bowl basic(Android) があるとよくわかります。というか、アプリは必須ですね。
iOS有料版を使うと、0.2G,0.3G,0.4Gなどを体感しつつ、本書にあるようなグラフが残るので、正確にコントロールする練習ができます。
そして、分厚い2017年刊
「四輪の書」も読みたくなるはず。こちらは、ブレーキだけでなく、コーナリング等々も語られます。
□車の運転は、免許を取ってしばらく運転したら、だいたいの人は、自分は上手いと思っているものです。友達を失くす最も簡単な方法は、運転にケチをつけること、とか言います。
でも、ふだん、いかにテキトーに走っているか、成り行きでブレーキをかけて、成り行きでカーブを曲がって、ブレーキもアクセルもムラムラで、ふらふら走っているか、自分は実感できるようになりました。
カーブ入口に、狙いのスピードで入るために、狙いの減速度でスムーズにブレーキをかけていく。あるいは、必要な安全マージンを見切って運転する、つまり、周りの環境に応じて、必要なブレーキをかけられるだけの速度と距離を見切る。
そんなことを考えながら運転していると、上達する楽しさを感じることが、できます。
ま、とにかく練習しましょ。
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■ 新刊[NEWTON BRAKE METHOD]はまだ一般書店にはなく、出版元オリジナルボックス http://www.originalbox.co.jp/ のブックストア直販のみです。
「NEWTON BRAKE」, 「四輪の書」は、アマゾン等でも購入可能。
Posted at 2022/02/09 12:43:56 | |
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