（失敗談編） バッテリー端子を外したまま 絶対やってはいけない事／E90

2021年末（12月31日)に、私がやらかしてしまった失敗談です。どうか、同じ轍を踏まない様に気を付けて下さい。

では、本題です。
バッテリーマイナス端子を外したところです。バッテリーマイナス端子にウエスを巻いて絶縁しました。バッテリー端子を外したのは、カバーを縫い付ける為にステアリングホイールを外すつもりでした。（その際、ステアリングホイールにあるエアバッグの誤爆を防ぐ為でした。）
なお、E90の場合、バッテリーは車の右後部（トランク内）に積まれています。

開いているトランクリッドは、通常は、閉めるものです。でも、バッテリー端子を外したままの場合は、絶対に閉めてはいけません❗
理由は、トランクリッドを閉めるとロックが掛かってしまい、E90の場合（他の車種でも起こりえます。）、このロックは電動アクチュエーターでしか解除出来ない構造となっています。故に、通常の方法ではトランクリッドを開けられなくなります。
賢明な諸兄からは、そんな事解っているとお叱りを受けそうですが、
『開けたものは閉める！』これは、極く自然な行為なので、やってしまう人もいるのです。
斯く言う私も、やってしまいました。

閉める前に もう少し慎重に考えれば良かったのですが、マンションの機械式駐車場では、次の作業に速やかに取り掛かる必要があり、あまり考えもせず 閉めてしまいました。閉めてしまってから、『アッ！ ロック解除は電動だ！ シマッタ！😅』と思いましたが、後の祭です。
でも、まあ、ブースタケーブル接続用端子がエンジンルームにあるから他のバッテリーを接続すればトランクリッドくらいなら簡単に開けられるだろう？！と楽観的に考えていました。
近所の知合いに事情を話してバッテリーを繋がせて欲しいと頼み込み、バッテリーを接続しましたが愛車は全く反応しません。ルームランプすら点灯しませんでした。
なのに、ブースターケーブル（100A用）は熱を持ち被覆が溶けかかる程の電流が流れました？？？？ 慌ててブースターケーブルを外しました。一体、どこにそんな大電流が流れるの？？？ 訳が解りませんでした。(どなたか この時の大電流の流路が解る方 いらっしゃいましたら、コメント下さい。)

それでも、何かしらトランクリッドを開ける方法が用意されているだろう。　ネットでググれば、復旧方法が見つかる筈と まだ楽観的に捉えていました。
しかし、ネットでググるも復旧方法そのものは見つけられませんでした。
この辺りから、これはヤバイ事になってしまった。と、慌て始めました。ネットで見つけたブログには 何とか復旧させたが、『セキュリティの関係上方法等をネットにアップはできませんが、…』とあり、そのブログのコメント欄には９名程がその復旧方法を教えて欲しいと懇願していました。私も思わずそのコメント欄に書き込みしましたが、翌日（1月1日）冷静に成って考えると、そのコメント欄には『ありがとうございました。』の書込みは一件も無かったことに気が付き、待っていても連絡は来ないだろうと悟りました。

でも、何とか復旧させた人がいる。ならば、何らかの方法がある事は確実です。そこで、自分なりに考えました。

1.他のバッテリーを繋いでも無駄。
2.という事は、他のバッテリーを繋がずに復旧させるしかない。（自分の場合は、バックアップ電源に給電する方法など皆目見当がつきません。）
3.となると、トランクリッドを開けずに車上のバッテリー端子を元に戻す（外したバッテリーを再接続する）しかありません。

ここまで考えたら、思い当たる方も居ると思います。少なくとも私には、他に考えられませんでした。

続きは、解決編でご紹介する事に致します。