(解決編) バッテリー端子を外したまま 絶対やってはいけない事/E90
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
バッテリーを外したままトランクリッドを閉めてはいけません。
2
では、解決編です。
写真は、私が思い着いた復旧方法を実践する為に作成した道具です。木部の長さは1m弱程です。黒い円筒状の物は、分解して廃棄する予定だった雨傘の軸を長さ6cm位に切断したものです。その直径を測って棒の先端部に穴を開け、差し込みました。この雨傘の軸に私の手指の代わりを演じてもらいます。この軸の端には養生の為にテープを巻き付けました。
3
私が実践した方法は、以下の通りです。
機械式のキーを運転席ドアの鍵穴に差し込み、キーを捻れば運転席ドアは開けられます。そして、『スルーローディングシステム(所謂トランクスルーです。)を利用して後部座席からトランクルーム内部に潜り込みバッテリーを再接続する。再接続出来れば、通常通りトランクリッドを開けられるようになる。』というものです。
その為には、先ず後部座席のバックレストを前方に倒す必要があり、トランクルーム内にあるレバー(上の写真参照)を操作しなければなりません。
トランクリッドが開かないのに、トランクルーム内にあるレバーを操作しなければなりません。
そんなこと、???? 出来ます。
4
頭をフル回転させて考えました。トランクリッドを開けずにどうすればトランクルーム内のレバーを操作できるか。
まず、後部座席中央のアームレストを前方へ倒すと、スキーバッグなる物が現れます。これを取り外すと、後部座席からトランクルーム内に手を伸ばせます。
5
上の写真は、そのスキーバッグを取り外したところを写したものです。観ての通り、トランクルームの中に手を伸ばせます。
しかし、レバーには手が届きません。そこで、最初の写真で紹介した道具のお出ましです。
(注意事項)スキーバッグが嵌るプラスチック製の枠に かなりのバリが在ります。気を付けないと このバリで手に怪我(浅い切り傷か擦り傷程度ですが)を負う事が考えられます。私は、将来のことも考え カッターを使ってバリを削り取りました。予め、バリに養生テープを貼るか、軍手を使えば問題無いと思います。
6
スキーバッグを外した開口部から撮影したトランクルーム内のレバーです(左上が車体右側、右下が車体左側です。)。
このレバーさえ操作出来れば、スルーローディングシステムを利用して後部座席からトランクルーム内に侵入しバッテリーを再接続出来ます。
7
写真左上が車両右側のレバーを操作するところ、右下が車両左側のレバーを操作するところの写真です。
冒頭に紹介した道具を使ってレバーを操作しました。黒い雨傘の軸は、見事に私の指の代わりを務めてくれました。
写真を見たら、冒頭の道具をわざわざ造らなくても棒切れだけでも操作可能だとお解り頂けると思います。
しかし、この方法が閃いたのはマンションの自室でしたので、機械式駐車場の操作回数をなるべく少なく抑えたいと考え、棒切れだけ携えて車まで行って思う様にレバーを操作出来ずに再挑戦するよりも、冒頭の道具を持って行った方が上手く行く可能性が高いと考えた末のことでした。
レバーさえ操作できれば、後は後部座席の背もたれを前に倒し、スルーローディングシステムを利用してトランクルーム内に潜り込み、外してあったバッテリー マイナス端子を接続し直すだけです。
後は、車外に出てトランクの解錠スイッチに触れると、無事 解錠アクチュエータの作動音が聞こえ トランクリッドを通常通り開ける事ができる様になりました。
『ホッ』と安堵出来た瞬間でした。
但し、一旦バッテリーを外しているので、エンジンを始動すると 時計の再設定を促されました。
私のE90は、2011年式 11年前の車ですが色々な装備が電動若しくは電子制御方式と成っており、バッテリーを外すと色々な事が出来なくなります。トランクリッドの解錠もその中に含まれます。電気系を弄る場合は、想像力を働かせて弄った後 何が起こるのか どういう事態が予想されるのか 予め想定した上で作業を開始する事が得策と考えられます。
今回は、たまたまスルーローディングシステムを利用して復旧出来て幸運だったのかも知れません。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( 復旧方法 の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク