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yama (twingo & up!)のブログ一覧

2011年05月16日 イイね!

「スカイラインと私」本編(2)

「スカイラインと私」本編(2)「スカイラインと私」その第2弾
実はこちらが櫻井さんの逆鱗に触れたS4、S5、SH、SIと開発記号で表現してしまった号でした。マニアには良いのかも知れないが、確かに今見てもS4、S5、SHって何??櫻井さんの言葉をそのまま記事にしてしまった編集者(プリンス誌)の負けだったのかも知れない、笑。

画像)実は4月29日のイベントで、また懐かしい方々とご対面。櫻井さんの告別式の画像を眺めながら、その世界に浸って感銘を受けました。


~~  以下、小冊子より  ~~

スカイラインと私(2) 桜井真一郎

レースで鍛えぬかれて育ったメカ

スカイラインのメカにはドライバーと通いあえる情のようなものがあると思っています。この性格は、レースでの経験とS5時代に培われたものといえるでしょう。電子計算機や計測器を存分に駆使して、メカ理想を本格的に追求し始めたのはS5の時代からでした。当時、日本のメカの技術は発展途上にあり、諸機構はただ理屈っぽく複雑で、扱いにくいものが多かったように思います。
 車は傷んだ時のつらさはS5より前のプリンス車SH、SI、S4を通して私自身が痛切に体感してきたことで、この時以来私は車からメンテナンスフリーの精神をはずしては、車づくりはあり得ないと考えました。タフなメカニズムで故障知らずの手のかからない車をつくりあげることに、全情熱を傾け、ほんとうの車をつくろうと私たちはS5に取り組んだのでした。当時のS5に象徴された設計思想は、「信頼のおけるメカ、安心して乗れるタフな車」でした。改良といえばSH、SIの頃、一般の車は約20ヶ所グリスニップルを持ち、定期的にグリスアップすることが当然とされていました。S5ではこのグリスニップルを全廃し、かつグリスアップを行っていた時代よりも、耐久性を上げることに成功しました。そのほか、エンジンを封印して耐久性の良さを自身を持って、この世に送り出したのもこの頃でした。このように日本発の新技術を豊富におりこみ、当時の話題を呼んだS5の誕生となったのです。メカの性格はS5の時代にはぐくまれ、この基本的な思想はスカイラインの伝統として、これからもたゆみなくスカイラインに注ぎ込まれるでしょう。
Posted at 2011/05/16 21:36:26 | コメント(2) | トラックバック(0) | | 日記
2011年05月15日 イイね!

「スカイラインと私」本編(1)

「スカイラインと私」本編(1)『スカイラインと私』、プリンス誌の小特集(別冊が登場)。
副題、あの名設計者「桜井真一郎」の不変の設計哲学を集大成。
 いつかのイベントで手に入れた櫻井さんの著書(小冊子プリンス誌)にあった「スカイラインと私」の小特集本。スカイライン生誕20周年で出された貴重なもの、自分の備忘録のために見開いてみた。今日から少しずつですが全17話を振り返ってみたいと思います(あくまでも自分の備忘録ですので、汗)。


画像)はいつかご本人からいただいた著書への自筆。

「直進20年。スカイランは誕生のそのときから、すでに名車であるべく宿命づけられていたのだといえよう・・・・。」と始まる、まえがきのページには青い空と白い雲、スカイライン(ケンメリ)と男女の風景。その後、自動車評論家(柴山洋三)のそれまでのスカイライン20年を語るページ(6ページ)、その後に1話から17話まで本編が続く。


『スカイラインと私』(スカイライン設計主査・桜井真一郎)

スカイラインと私(1) --- ドライバーに語りかける車 ---

私は車を冷たい機械ではなく血のかよったものと考えています。車っていうのは、自分の意思を車に伝えると同時に車から人間に対して話しかけるというのがあって初めてベストな走行ができるものです。
 車と人間との心のふれあい、たとえば恋人と山へスキーに行って足を折ってしまった。自分は歩けないから、ひよわな彼女の背中につかまっておろしてもらわなければならない。その時、お互いに愛しあい、信頼しあっていたら恋人の背中の動きだとか、足場の悪さかげん、つらさかげんというのが背中をとおして自分に伝わってくる。車と人間もかならずそのような情のかよわせかたができるはずだと考えました。
 今、車がコーナーを走っている。これ以上スピードを上げると、そろそろ危うくなりますよと車がドライバーに話しかけ、教えてくれる。それが本当の対話であり、ドライバーがミスするまで黙っているような車では、本当の対話になりません。
 私は走行状態を緻密に知らせ、刻々と話しかけてくれる、そんなハートのある車をつくりたいと思ったのです。
 そしてまた、今までいわれているように安定のいい車は乗り心地が悪いとか、乗り心地のいい車は安定が悪いなどスタビリティと乗り心地とは相反するものという考えを変えてみたかった。
 計測器を駆使して様々な走行データを検討するわけですが、どういう値に決めるか、最後は人間の感覚でそれが走り味になるのです。
 自分の足を車を止めるという感覚を大切にしたかったので、マスターバックはあえて小型のものにし、その他、いろいろな工夫をこらし、車と人との対話をはかりました。人間の心がわかる車。それこそ私が求めていたスカイラインという車だったのです。


Posted at 2011/05/15 16:33:16 | コメント(1) | トラックバック(0) | | 日記
2011年04月06日 イイね!

25年振りの再会!?

25年振りの再会!?今月のカーグラ(2011年5月号)、特集1の「ポルシェ・ケイマンR」を見終えたページにさらに特集2を発見。「懐かしい日本のスポーツカー歴史探訪(3)」日産編が面白い、記事を見ながらモータースポーツにもどう関係するかパイクカー「MID4」の話題と集合写真に注目。
 こちらの「MID4」Ⅰ型(1985年12月号)の記事と画像、中央にはまだご健在であった頃の櫻井眞一郎さん。その2年後のⅡ型(1987年)にはまとめ役を野口隆彌氏に引き継いでしまったが、記事にあるように世に出なかったMID4がその数年後にスカイラインGT-R(R32)にその影響を与えたこと、在りし日の櫻井さんのもうひとつの功績とも言えることでしょう。

50年記念のカーグラ、まるでノスヒロのような記事に感激してしまった、笑。

「MID4」のお話、詳しいことはこちらにも・・・・。
霧島さんのブログ
備忘録 19 「幻の日本発・ミッドシップ4WD」 その9 ~日産・MID4 第4回(終)~

1985年、あれから25年とは月日の経過を感じます。
Posted at 2011/04/06 22:30:26 | コメント(3) | トラックバック(0) | | 日記
2011年03月27日 イイね!

スカイラインと私、自分編(2)

スカイラインと私、自分編(2) 病床で静養していた今週末、思わぬ良薬が届きました。
画像)ネットから仕入れたスカイライン・2ドアスポーツクーペ(R31)のカタログ。いつかに続いて自分とスカイラインのお話、その続編として、自分にとって2台目のスカイランであったこのR31(2ドア)のことを書いてみます。実はこちらの7thスカイライン(R31)、「ソフトマシーン」「都市工学スカイライン」などのフレーズで、ラグジュアリー志向(高級車路線)になってしまったところ、それまでの男性的なイメージからは想像できなかったが、当時のライバル車であるマークⅡ(3兄弟)を意識すれば仕方ないことだったのだろう。

 その4ドア車が先に(1985年8月)出ていたので、数ヶ月遅れで出ることを知っていた2ドア車に期待があった。さらに当時から自動車業界に勤務して周りが新車購入を急いでいたので、それに影響されたことも正直言ってありました。当時欲しい車を考えると若者らしいスポーティーな車、しかも事情があって、できれば日産車にしたい。しかし、その選択肢があまりにも狭かったこと、今思い出しても選べるのはスカイライン(R31)、シルビア(S12)、フェアレディZ(Z31)くらいだったから寂しい。とにかく多人数で乗ることは少なかったので、2ドア車で十分だったけれどもサニーやパルサーまではクラスを落としたくなかった(日産車、今考えても買いたい車が少なかった)。

 1986年6月に発表になったこの2ドア・クーペ。最初の印象は、直線的なスタイルとロングノーズ・ショートデッキ、キャノピーが小さいところがスカイラインらしく気に入ったこと(トランクが大き過ぎる感じは許容範囲)、ハイキャスやセラミックターボの日産らしい新技術を搭載してたこと、それにR30の頃よりは室内も荷室も広くゆったりしていたことから、長く乗れそうな気がして(その時は、笑)、記者発表の直後、まだ最初の発表展示会もやってない時期に知り合いの営業マンを会社の寮に呼んで、そこで購入を決めてしまったのでした。
 今思うと現車も見ないで購入してしまったから思い切ったこと、資金も自己資金は100万円くらいだったろうか?残金約200円を会社のマイカーローンにしての購入、選んだ車種はGTS-X、RB20DE(ノンターボ・ツインカム)、色はガンメタ、オプションは電動ガラスサンルーフとオートクルーズ(ASCD)を付けて、エアコンは後から付けるつもりで選択せず(レス・オプションはなかったが)など買い方がその当時らしかったかも知れない。

 6月に注文した車も納車したのは7月下旬、何とか会社の夏休みに間に合って、この年の夏休みは出たばかりの新型車で近所や行楽地に行くと注目されたものでした。CMで登場する「岩城滉一」や高速になると自動で降りる「GTオートスポイラー」がその人気効果だったのかも知れない。そんなふうに就職して間もない20代前半で、初めての新車生活が始まったのでした。乗ってみてのインプレはまた次回でも・・・つづくかも。

「7thスカイライン・2ドアスポーツクーペ」
Mode:E-HR31(KRR31RJFE)
Dimension:L4660mmxW1690mmxH1365mm
WheelBase:2615mm
CurbWeight:1310kg
Engine:RB20DE(1998cc)
Max.b.h.p:165PS/6400rpm
Max.Torque:19.0kgm/5600rpm

Posted at 2011/03/27 06:58:55 | コメント(3) | トラックバック(0) | | 日記
2011年03月16日 イイね!

追悼、櫻井眞一郎様(その3)

追悼、櫻井眞一郎様(その3) 今日も遅い帰宅の日、とりあえず午前様はなかったが、今週は出張予定あったものの地震から電車の影響(計画停電や運休)で、その西行きを免れました。しかし、幸か不幸かその西行きに代わっての業務が舞い込み、結局その特命業務で今日も一日奔走しました。
 そんな会議室にこもっての特命業務も夜半には終わり、自宅に帰ったらまたネットで買った冊子「SKYLINE GT-R 但馬 治」(画像)がポストに入っていましたから、旧車でひとときの癒しありましたね(笑)。

 実は昨日の15日、青山で開催の「お別れの日」に参列できなかったのが気がかりでした。予定どおりに実施とのことですが、あらためて、ご冥福をお祈りします。 1月のその日、あれから櫻井さんの記事、当時の書籍を読む度に、ご本人の熱意とご努力が強く感じ取れます。
 また不謹慎ながら、櫻井さん、数多くの自分の作品(スカイラン)を世に出して、その報酬には満足だったのか・・・。実は最近の技術者達(極一部かも知れませんが)、何らかの報酬や権利を求めるお方達に、少しでも当時の先輩方の姿勢を見習って欲しい。そう思うことしきりのここ数日。
 櫻井さんはじめその当時クルマ作りに携わった技術者の方々、その報酬や知的財産(権利)が欲しくてクルマの開発をしていたことは決してないと思うばかりです。

櫻井さんの車作り、こちら「荻窪魂」にもありました。
解説文、吸収、合併などの言葉に反応していしまいます、汗。
そんな辛い中でも、ご努力で名車やレースでの栄光あった、櫻井さんにあらためて敬服します。

------ トミーテック「栄光のプリンス・荻窪魂」解説より ------

櫻井眞一郎 3代目スカイラインを語る。

 驚かれるかもしれませんが、スカイラインは2代で終わっていたかも知れないんです。1966年8月、プリンス自動車は日産自動車に吸収される形で合併しました。だから、いつ消えるかわからないクルマだったのです。その頃、すでにC10系スカイラインの試作車はできていました。が、これがお蔵入りしそうになったのです。紆余曲折の末、開発は続けられました。設計変更したところはたくさんあります。が、2代目のフイロソフイーを受け継ぎ、存在価値を積極的に出そうと、荻窪(旧プリンス自動車&中島飛行機の本拠地)出身のエンジニアは一丸となって頑張りました・・・・(略)


----------3月15日「お別れの日」【3/27追記】---------

後日、情報いただいたので、こちらに追加します(Nさん、ありがとうございました)。

↓「みんカラ」から
https://minkara.carview.co.jp/userid/209193/blog/21789281/
↓「ライヴドア」から
http://blog.livedoor.jp/pitipititaptaplanlan/archives/51640647.html
↓「アメブロ」から
http://ameblo.jp/nptms/entry-10832029292.html

↓Youtube 動画 1
http://www.youtube.com/watch?v=nHh4nbxsXwc
↓Youtube 動画 2
http://www.youtube.com/watch?v=UGoQD_KL6iY



関連情報URL : http://www.sseng.co.jp/
Posted at 2011/03/16 23:38:16 | コメント(1) | トラックバック(0) | | 日記

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「燃費記録を更新しました!!45回目の給油(ODO:10,742km、4378円) http://cvw.jp/b/339927/48614670/
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"minimal life" for the end of life planning and decluttering...., still alive in...
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