
いつものこの時期、今年はモーターショーイヤーではないので、やや落ち着きもあるものの、どうやら無事に決まった「
COTY」。まっ、順当に「国産車」、しかもHEV(ハイブリッド車)ってことで、ナットクです。
さて、実はその「COTY」より気になるのがこちら、新型「
日産セレナ」ではこんな技術がお披露目したのですね!!思えば自分がこの業界に勤めたころからの悲願(某研究所の片隅で試していたのを覚えています)。あれから何年でしょう~。技術の日進月歩はHEV(ハイブリッド車)よりもこんな所に感慨深いもの覚えます。。。。♪
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日経ATより------------
日産「セレナ」、スタータ兼オルタネータ方式のアイドリングストップ機構で再始動は0.3秒。
2010/11/09 06:32小川 計介=日経Automotive Technology
セレナに搭載する排気量2.0Lの直噴エンジンとアイドリングストップ機構。
日産自動車は、新型「セレナ」でアイドリングストップ機構を搭載した。ベルト駆動の発電機(オルタネータ)でエンジンを再始動する、スタータ兼オルタネータ方式で、日産は「ECOモーター式」と呼ぶ。国内の自動車メーカーとして同方式の採用は初めてという。発電機はフランスValeo社製だ。
ベルト駆動であるため歯車を使う従来の方式に比べて静粛性を高めているほか、直噴エンジンとの組み合わせで停止から0.3秒でエンジンを再始動できるのが特徴だ。直噴エンジンとクランク軸センサを組み合わせることで、再始動時に最初に圧縮工程となる気筒を判別してその気筒だけに燃料を噴射することで、短時間の再始動を可能にした。
セレナのアイドリングストップ機構は、発電機やベルトを高いトルクに対応できるように改良している。従来の発電機は、鉛蓄電池に電力を供給するだけの働きだったが、今回はエンジンを再始動する役目も持たせているため、高いトルクを発生する必要があるためだ。ベルトの幅は約12%(3.7mm)拡大して耐久性を確保したほか、発電機の径を7mm拡大して高いトルクを発生できるようにした。
同社が2010年7月に発売した小型車「マーチ」は、スタータモータによりエンジンを再始動するスタータ方式を採用していた。スタータ方式は、スタータモータのピニオンギアが飛び出してリングギアと噛み合って回転する。マーチの再始動時間は0.4秒だったが、セレナでは0.3秒に短縮した。
同社は今後、小型車ではスタータ方式、コストをかけられるミニバンクラス以上ではオルタネータ兼スタータ方式と二つの方式を使う考えである。
----------以上、その記事-----------
COTYよりも、スターター・モーター(始動用)とオルタネーター(充電器)が、一緒になったこと、凄いと思うのだけれどなぁ~。
Posted at 2010/11/10 23:37:14 | |
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