
晴天の日曜日、息子の卒業式に行ってきました。
最近の大地震から余震も間々ならない中、無事開催の卒業式。実は開始間もなく10時半頃に余震、まさに卒業証書授与の最中に、辺りでは地震情報の携帯が鳴ることにも騒然として、緊迫した卒業式でした。
その中で校長先生からの祝辞。良いお話だったので記録残しておきます。
先生曰く(要約ですが)、「卒業おめでとう! 今まで18年間あなた方は周りの人のおかげでここまで過ごすことができました・・・(略)。これからは恩返しをすることを念頭において欲しい。あるお寺に行った時のこと『擂粉木(すりこぎ)』がお寺の入り口にありました。その傍には『身を削り 人に尽くさん すりこぎの その味知れる人ぞ尊し』(
道元禅師)の和歌が、この擂粉木(すりこぎ)は良い味を出すために、自分の身を削って料理の助けをすること(良い味を出してくれること)。ゴマや豆を摺って美味しい食材に自分の身を加えて作り出してくれる。そんなすりこぎのように、今まで周りの人にお世話になったことを真摯に受け止めて、これからはあなた方の家族のため、まわりの人のため、そして世の中の人のために、自分の身を削ることを考えて頑張って欲しい・・・・(略)。」
先週、会社では自分のことばかりを考える方々(私利私欲を求める人)のことで奔走していたから、この校長先生のお言葉に感銘を受けて帰りました。。。。高校卒業(旅立ち)の時父兄にも、ありがたいお言葉に感謝。特に世間では災害で大変な頃、この「すりこぎ」になってくれる方がいることに感謝です。
↓その大本山「
永平寺」のすりこぎ。
Posted at 2011/03/13 20:35:17 | |
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